転職活動はスピードが命!でも注意が必要

転職活動はスピードが命

転職エージェントに登録すると、求人の紹介が一気に始まり、あっという間に応募フェーズに突入します。

40代の書類選考通過率は 約5%(100社応募して5社通過) と言われています。
そのため、私も 「まずは100社応募!」 と意気込んでいましたが……

応募の際には注意すべきポイント があります。
「応募しすぎると、面接のスケジュールが混乱して対応できない」 という問題です。

今回は、転職活動をスムーズに進めるための適切な応募ペースとスケジュール管理 についてお話しします。

目次

①まずは求人のチェックと振り分け作業を行いましょう。

転職エージェントに応募するとすぐに求人を見られるようになります。

毎日、多くの新着求人が届くため、あれもこれもと応募をしたくなります。

でもそれは本当に応募をしたい企業なのか、よく考える必要があります。

興味のある求人を整理しよう

まず、気になった求人を保存し、「興味なし」と「興味あり」に分ける作業を行いましょう。

その後、「興味あり」の求人について、次のような基準でじっくり考えることをおすすめします。

仕事内容:自分ができそう内容か? パフォーマンスを発揮できるか?
福利厚生:働きたい会社か? 制度は充実しているか?
労働環境:残業や休日の取りやすさはどうか?

私の場合、まず仕事内容が出来そうかどうか、自分がパフォーマンスできる内容か、の基準で保存をしました。

その後、福利厚生の部分について働きたい会社か、制度は充実しているか、残業や休日面はどうかをじっくり読み込み

保存の中でさらにフィルタリングを行い、選別しました。

②積極的に応募しよう。でも応募のしすぎに要注意!

転職活動では、書類選考に通過した後、すぐに面接の日程調整が始まります。
もし応募数が多すぎると、次のような問題が発生します。

面接の日程調整が大変になる
準備時間が足りず、面接のクオリティが下がる
仕事をしながらの転職活動では対応しきれない

適切な応募ペースを決める

実際に私は、最初は大量応募していたのですが、途中で 「これは大変すぎる!」 と思い、1ヶ月の応募数を上限20件までに制限しました。

✅ 1ヶ月の応募数:20件(1週間MAX5件)

ただ、エージェントの担当者はもっと応募しましょうと緩やかな圧をかけてきます。

確かに書類選考は限りなく厳しいため、数を打たないと通過しません。

でも本当に応募したい企業なのかはしっかりと見極めた方が後々、自分を苦しめないと思います。私も初めの頃は何も考えずに、数を重視して多くの求人に応募していましたが、途中から志望動機を作成しながら、ここは自分が本当に働きたい会社なのか?と自問自答するようになりました。

そして、ある時、通過が重なってしまった時があり、スケジュールの調整が難しくなりました。

指定された日程で難しいと返答するのは、「うちに来る気が本当にあるのか?」と思われてしまうかもしれません。

また、働きながらの転職でしたので、面接の日程のために時間休をいただいて対応しておりましたが、職場の人から見たら明らかに不自然な休み方だったと思います。

転職活動をしていることを知られたくなかったため、この時は精神的にも身体的にも辛かったことを思い出します。

働きながらの転職活動はバランスが重要です。自己管理を徹底して、限りなく効率的に進める必要があります。

くれぐれも応募のしすぎには注意しましょう。

③ 応募ペースの目安は?(1ヶ月20件がベスト)

前述したとおり、40代の転職活動では、面接まで進む確率は低めですが、もし複数通過するとスケジュール調整が非常に難しくなります。

面接する企業も日程を柔軟に調整してくれますが、そもそも自分が調整できないと難しいです。

特に今働いている会社が時間休や半休制度がない場合は、仕事が終わってからの面接か、休日か、もしくは休むしかありません。

最近は最終面接まではオンラインというケースも増えており、比較的ハードルは低くなったものの、最終面接はやはりお休みを取らないと対応ができないかと思います。そのためにも、スケジューリングはとても重要になってきます。

面接スケジュールの管理が重要

📌 1週間の面接対応数を考える

💡 仕事をしながらの転職活動では、週に1〜2件の面接が限界
💡 1ヶ月の面接対応数は多くても8件程度
💡 書類通過率を考えると、月20件応募がちょうどよいペース

面接準備にかかる時間も考慮する


スーツの準備
面接対策(志望動機・自己PR・企業研究・想定質問の準備)
本番のスケジュール調整

面接は最終まではオンラインで行われることも多いですが、

💡 通信環境の整備(レンタルオフィスの活用も可)
💡 面接日の時間休や半休の取得の計画

など、事前準備も含めたスケジュール管理が重要になります。

企業側の都合もあるため、オンライン以外では1日に2件以上、面接を入れるのは難しいことが多いです。また志望動機や自己PRなども念入りに考える必要があります。

また、その企業にとって自分を採用することはどんなメリットがあるのかをイメージさせるための作文づくりには相当な時間を要すると思います。

働きながらの活動ですので、通常どおり、残業や出張などもある中でこれらをこなして行かなければなりません。

加えて、面接時は第一印象が重要です。女性の場合はヘアセットやメイクの時間も考える必要があります。私の場合、前職の会社が幸いにも時間休制度があったため、余裕を持って対応することができました。

そのほか、オンラインでは通信環境も重要です。私の場合は、自宅があまり環境が良くなかったため、レンタルオフィスを時間単位で借りました。

オンラインの設備が整っており、ライトなど表情を明るくしてくれるため、お金はかかりましたが、結果よかったと思います。

また、オンラインの場合は上半身しか映らないので出先でもジャケットを持っていけば対応が可能でした。普段、私服で通勤していた場合、ある日突然、何もないのにスーツを着ていくのは確実に怪しいと思われてしまいます(笑)

出張中、勤務終了後にホテルについてから面接に臨んだこともありました。

余裕を持ったスケジュールが組めればそれだけ面接に対する時間を割くことができます。事前準備も含めた時間軸でスケジュールを組むことをおすすめします。

④ 応募は「質」を意識し、余裕を持とう

応募する数も大切ですが、しっかり選定する時間を取ることが重要です。

「とりあえず応募!」ではなく、業務内容や福利厚生面まで念入りに調べましょう

20件応募して全滅しても気にしない(転職は数が勝負!)

面接準備に時間を確保し、万全の状態で臨む

口コミサイトなども参考に企業のことをしっかりと調べる

転職活動は、数をこなすことも大事ですが、焦らず今のペースを保ちながら戦略的に進めることが成功へのカギです。

いくら応募したい職種や業種でも、働く環境や福利厚生面が不満だと結局、再度転職をしたくなってしまうと思います。

40代の転職、私はもうしたくないというのが本音です。できれば定年まで働き続けたいという気持ちがあったので、企業選びにはとても慎重でした。

また、求人ページには記載されていない社風や今後の業界の展望、IRや退職された方の口コミ情報、企業のSNSなど調べられるものは全て調べました。

私の場合、振り返ってみて自分にとって重要だったなと感じるのは、職種や業務内容よりも

  • 企業理念に共感できるか
  • 今後、業界の成長性はあるのか
  • 福利厚生面は納得できるものか

このあたりだったと思います。

上記に当てはまると、不思議と志望動機や企業リサーチがとてもスムーズでした。自分がその企業で働くイメージが持てるからだと思います。

また、最初の頃は応募しても全滅なんてこともあり落ち込みましたが、落ち込んでいる暇はなく、とにかくめげずに応募しました。結局は「縁」だと思うと気が楽になります。

最初の頃はやみくもに応募して自分を苦しめてしまった時もありましたが、2ヶ月経った頃から書類通過の連絡をもらうことができました。

二度と転職しないためにもじっくりリサーチをして、応募の質を高めていくことをおすすめします。

⑤ まとめ:転職活動をスムーズに進めるコツ

1ヶ月の応募数は20件程度に抑える(無理のない範囲で)
面接は週1〜2件がベスト(スケジュールに余裕を持つ)
応募する企業はしっかり選定し、量より質を重視(企業リサーチをしっかり行う)
面接の準備に時間を確保し、万全の状態で臨む(ヘアセットやメイク時間も考えて)
落ちても気にせず、淡々と応募を続ける(凹んでいる暇はないです!)

転職活動は長期戦。焦らず、自分のペースを守りながら進めていく事が重要です。

転職成功に向けて、一緒に頑張りましょう!

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