「何社出しても書類選考で落ちてしまう…」「正社員として働きたいのに、年齢だけで不利に見られているのかも」——そんな不安や焦りを感じていませんか?特に40代の女性で、学歴やスキルに自信がない場合、転職活動がうまくいかずに心が折れそうになることもありますよね。
でも、ちょっとした見直しで通過率がグッと変わることもあるんです!今回の記事では、40代女性が「書類選考で落ちる理由」を紐解きながら、実際に見直すべき10のポイントを具体的にご紹介します。
「なぜ通らないのか」が明確になれば、改善ポイントも見えてきます。あなたらしい働き方を見つけるための第一歩として、ぜひチェックしてみてくださいね!
1. 志望動機が曖昧になっていない?
企業ごとに「なぜここで働きたいか、ここでしかダメな理由」を具体的に伝えよう
志望動機は、採用担当者が最も注目するポイントのひとつです。
「正社員として安定して働きたいから」「事務職に興味があるから」など、誰にでも当てはまるような理由では、印象に残りません。
企業ごとに「なぜその会社なのか」「その業界にどんな魅力を感じているか」「なぜこの会社でないとダメなのか」などを具体的に書くことが大切です。
例えば、「御社は地域密着で福祉事業を展開されており、私も介護経験があるため親しみを感じています。特に〇〇の事業は御社以外に取り組んでいる会社はありません。私は〇〇の事業の〇〇なところに非常に共感し、これまでの経験を活かして挑戦したいと御社を志望しました」のように、自分の経験や価値観と、その会社でないといけない理由を結びつけると説得力が増します。
他の競合他社に置き換えて考える
「なぜこの会社でないとダメなのか」の部分がわからず悩むことも多いと思います。そんな時は同じような競合他社でも通じるか考えてみると良いと思います。
競合他社でも良い文章になってしまう場合は、その会社に志望動機が刺さらない可能性があります。企業リサーチでその会社の独自性、唯一無二な点を見つけ、あなた自身が感じた思いをしっかりと伝えましょう。
2. 職務経歴書が事務的すぎていない?
ただの「業務内容の羅列」になっていないか見直そう
職務経歴書は、単に「何をしてきたか」を並べるだけでは不十分です。大切なのは「どんな結果を出したか」「どんな工夫をしたか」。
たとえば、スーパーのレジ業務でも、「レジ業務だけでなく、売場づくりや新人教育にも関わりました」と記載することで、主体性やコミュニケーション力をアピールできます。自分の中では当たり前にやってきたことでも、採用側には新鮮な価値に映るかもしれません。
具体的な数値や成果を入れ、経験してきたことが明確になっているかを見直そう
たとえば新人教育を行うにも、5人と20人では規模が異なります。
「20名程度の新入社員に対し、売場づくりの新人教育を1週間かけてレクチャーしました。」など、業務規模や会社規模が伝わる職務経歴書にしましょう。
「問い合わせフォームのUIを改修し、昨年まで●件だった問い合わせを●件まで増やしました」
「目標値●件●円に対し、実績値●件●円●%で達成」
など、具体的数値や成果を入れることで採用担当者からイメージがわきやすい職務経歴書を作成します。
3. 年齢を気にしすぎていない?
40代の強みを前向きに打ち出そう
「もう40代だし…」と年齢をマイナスに捉えてしまうと、それが書類にもにじみ出てしまいます。実は、40代には「落ち着き」「責任感」「継続力」といった強みがあります。たとえば「長年接客業で培った丁寧な対応力」や「複数の業務を同時にこなすマルチタスク力」など、年齢ならではの経験値をポジティブに打ち出すことが大切です。
40代でないと任せられない仕事もある
適材適所という言葉があるように、任せられる仕事は人ごとに異なります。
特に取引先の重役や、年配の方に対し、若い担当者をつけることは勇気がいる場面もあります。40代は経験値が豊富なため、常識やマナー、一般的な所作などが当たり前のように身についていると思います。
若い世代にはできないことを想像し、その会社のどんなことに自分の能力が応用できるかを考えて、自分に有利になる職務経歴書を作成しましょう。
4. 自己PRが弱すぎていない?
「こんな私を採用したら得ですよ!」という視点で伝えよう
自己PR欄は、自分の良さをアピールできる絶好のチャンス。「真面目」「頑張ります」だけでは他の応募者に埋もれてしまいます。たとえば、「職場では年下スタッフとも円滑な関係を築き、相談役として信頼されてきました」といったように、周囲との関わり方や働きぶりを具体的に書くと、人物像がイメージされやすくなります。
人としての魅力を全面に出す
たとえばプライベートで
「飲み会の幹事を任せられる」→調整が得意な人
「お会計係りを任せられる」→しっかりした人、計算の早い人
「旅行のスケジュールを任せられる」→計画性があり頼れる人
など、その人を表すことってたくさんあると思います。
採用担当者はこの人はどんな人なのかを見ているので、自分の客観的に見た良いところを伝えるようにしましょう。
5. 応募書類に誤字脱字がある
細かいミスは「仕事の丁寧さ」に直結して見られる
誤字脱字があると、それだけで「注意力がない」「雑な印象」と受け取られてしまうことも。特に40代以上の応募者は、落ち着いた丁寧な仕事が求められる傾向にあります。提出前には声に出して読み直したり、第三者にチェックしてもらうのがおすすめです。
私は以前から誤字脱字が多く、前職の上司にも何度も注意されました。
そそっかしい性格を自覚し、「必ず3回は読み上げて確認をする」というルールを設定し、ミスが格段に減りました。
文章はその人に対する敬意を払うものです。雑な文章で損をしないように基本的なことこそ、大切にしたいですね。
6. 写真の印象が悪くない?
人は見た目が9割?
「人は見た目が9割」という本が出ておりましたが、メラビアンの法則にもあるように、人は視覚で判断する割合が大きいということです。
「大切な面接にこの写真を提出してくる?」という首を傾げられるような写真は提出しないようにしましょう。
「信頼感」を与える写真を選ぼう
履歴書に貼る写真は、大きな判断材料です。「真顔すぎる」「服装がだらしがない」「全体的に暗い」なども印象が悪いものは全てNGです。写真館で撮影した清潔感のある写真や、自然な笑顔で好印象を与えるものを選びましょう。見た目の印象は、書類審査の第一印象そのものです。自分が自信を持って提出できる写真にしましょう。
7. 書類のレイアウトが見づらくない?
「読みやすさ」も重要な選考ポイント
ぎゅうぎゅう詰めの文章や改行のない職務経歴書は、読む気が失せてしまいます。文字サイズ、行間、見出しなどを調整し、パッと見てスッと内容が入るように整えましょう。シンプルでも整ったレイアウトは、読み手への「気配り」が伝わります。
転職エージェントの力を借りましょう
私は自分で綺麗に整えたつもりでしたが、最終的に転職エージェントの担当者がレイアウトを整えてくれました。
さすが餅は餅屋です。
自分でわからない時は素直にエージェントの方にお聞きしたり、修正をしたりして読みやすいレイアウトの書類を作成しましょう。
8. 空白期間の説明が不足していない?
「何をしていたか」をきちんと伝えよう
40代女性の場合、出産・育児・介護・休職などブランクがある方もいらっしゃると思います。空白期間があると、企業側は「その間に何をしていたのか?」を気にします。家庭の事情はもちろんOKですが、「その間に簿記の勉強をしていました」など、前向きな取り組みがあると好印象です。
私もかなりブランクが空いてしまっている期間がありましたので、職業訓練学校に通って取得した資格などを書きました。面接の際も正直にお伝えしたところ、つっこまれることもありませんでした。
9. 応募先とのミスマッチがない?
「なんとなく応募」をやめて、自分に合った企業を選ぼう
「とにかく正社員で働きたい!」と、条件だけで選んでしまうとミスマッチが起きがちです。企業側も「長く働いてもらえるか?」を見ています。自分がどんな職場に合うのか、どんな働き方をしたいのかを一度整理し、企業との相性を意識して応募すると、書類の内容もグッと伝わりやすくなります。
書類で思いが伝わる
文章や提出書類はその人のやる気が伝わるものだと思います。なんとなくで書いたものはなんとなく感が伝わってしまうものだと思います。
たとえば推しのコンサートが抽選で当たる場合の応募動機のコメントならどうでしょう?
枠や文字数を超えて自分の思いを書きますよね?
転職活動も同じことです。自分がその会社に入りたいという思いがあれば、必ず伝わる文章を書くことができると思います。40代の転職は数を打たないといけないため、文章も流れ作業で雑になってしまいがちですが、そんな時は、本当に応募したい企業なのか、一旦冷静になって考えてみましょう。
10. 書類の提出方法に問題はない?
送付マナーや期限を守ることも信頼感につながる
メールでの送付ミスや、期限ギリギリの提出なども、実は書類選考に響くことがあります。
アドレスは間違いないか、件名は入っているか、署名欄は入っているか、変なアドレスではないかなど、必ずマナーを押さえておきましょう。小さな配慮が、あなたの「誠実さ」として評価されます。
メール件名や本文の書き方は下記を参考にしてみてください。
郵送の場合は添え状を必ず入れましょう。
郵送で送る場合は必ず添え状を入れましょう。また丁寧な字で書きましょう。
添え状の書き方は転職サイトを参考にしてみてください。
まとめ:ポイントを見直して自分の魅力をしっかり伝えましょう
「40代女性転職 正社員」は、簡単ではないかもしれません。でも、書類選考で落ち続けるのは「能力がないから」ではありません。多くの場合、書類の内容や伝え方に、ちょっとしたズレがあるだけなんです。
今回ご紹介した10個のポイントを見直すことで、書類選考の通過率は確実に変わっていきます。「年齢」や「学歴」「スキルがないこと」にとらわれず、あなた自身の魅力をしっかり伝えていきましょう。
私もそうでしたが、焦らず、ひとつひとつ改善していけば、必要としてくれる企業は必ず見つかります。大丈夫、諦めないで、頑張りましょう!