40代女性が知っておきたいふるさと納税の仕組み「2025年10月の改正でどう変わる?」

「ふるさと納税って聞いたことはあるけど、なんだか仕組みが難しそう…」そんなふうに感じていませんか?すでに始めているからも、これから始める方も、今年は注意点が必要です。この記事では、ふるさと納税の仕組みと今年10月に予定されている改正について、わかりやすく、できるだけ簡単に解説していきます。

40代にもなると、マネーリテラシーを問われる場面も多いです。お金の使い方を見直したい方、節約や将来への備えを考えたい方、知識として理解しておきたい方はぜひ、ご覧ください。

1. ふるさと納税ってなに?仕組みをわかりやすく解説

ふるさと納税とは?

「ふるさと納税ってよく聞くけど、いまいちピンとこない…」という方も多いですよね。実はこの制度、とってもシンプルに言うと「応援したい自治体に寄付をして、税金が安くなる(住民税の前払い)」という仕組みです。たとえば、あなたが住んでいる地域とは別の町や村に寄付をすると、感謝の気持ちとして“お礼の品”がもらえます。しかも、その寄付した金額のうち2,000円を除いた分が、翌年の所得税や住民税から控除(=その年に払う税金を下げられる)されるんです。

つまり実質2,000円の自己負担で、特産品や日用品、お米やお肉などがもらえるおトクな制度なんですね。仕組みとしては「寄付」ですが、実際はネットショッピングのように、ふるさと納税専用のサイトで気になる自治体や返礼品を選び、ポチッと申し込むだけで完了します。しかも「ワンストップ特例制度」という手続きを使えば、面倒な確定申告も不要になるケースが多いんです。

税金の使い道まで指定ができる

自分の出身地を応援したり、興味のある地域に寄付したりと、ふるさと納税は「税金の払い先を自分で選べる」という意味でも注目されています。さらに、寄付したお金は、地域の子育て支援や医療・環境保全など、さまざまな目的に使われます。自治体によっては、何に使うかの選択まででき、「税金の使い方も自分で選べる」ため、単なる節税だけでなく、社会貢献としての意味合いを持つ制度だと思います。

初めての方でも、理解してしまえば簡単です。このあと紹介する手順や制度をチェックして、ぜひ10月までにふるさと納税をやってみることをおすすめします。

2. ふるさと納税のメリットとデメリットは?

ふるさと納税のメリット

ふるさと納税には、知っておきたいメリットとデメリットがあります。まずはメリットから。なんといっても一番の魅力は、節税しながら返礼品がもらえること。実質2,000円の自己負担で、地域の特産品や日用品などが自宅に届きます。例えば、お米やお肉、トイレットペーパーなど、果物やお酒まで、あらゆるものが返礼品になっています。

また、自治体によっては「子育て支援」「災害復興支援」など、寄付金の使い道を選べるのもポイントです。税金が何に使われているかわからないというのを解消できます。少しでも自分の共感できるところに使ってほしいと思いますよね。

そして、ふるさと納税はポータルサイトを通じて寄付をする仕組みのため、ポータルサイトのポイントを貯めることができます。

ふるさと納税のデメリット

寄付して、ポイントももらえて、税金も安くなるなんてすごい制度!と思いますが、デメリットも少しあります。

たとえば、寄付の上限額を超えると、税金控除の対象にならない点です。

あらかじめシミュレーターなどで目安額を確認しておかないと、うっかり損してしまう可能性もあります。

また、ワンストップ特例制度を利用する場合、提出期限や書類の記入ミスに注意が必要です。

ワンストップ特例制度とは…

ふるさと納税先の自治体数が5団体以内で、各ふるさと納税先の自治体にふるさと納税ワンストップ特例の申請を行われた方は、原則として確定申告が不要になる制度です(所得税の控除額も個人住民税から控除されます。)。
ただし、下記の≪ワンストップ特例の適用確認シート≫で「ワンストップ特例の適用ができません」となった方は、所得税及び個人住民税において、寄附金控除の適用を受けるためには、確定申告をする必要があります。(国税庁のHPより引用)

つまり、通常は確定申告が必要なところ、5団体以内で各自治体にワンストップ特例の申請をすれば、所得税の控除額も個人住民税から控除されるということです。

ここを注意すれば、大きなリスクはありませんし、メリットの方が大きく感じるのではないでしょうか。

3. ふるさと納税のやり方をステップで紹介

ふるさと納税のやり方

ふるさと納税のやり方は、思っているよりずっと簡単です。大きく分けて4ステップで完了します。

  1. ふるさと納税サイトで寄付したい自治体や返礼品を選ぶ。
  2. サイトで申し込み。名前・住所・寄付金額などを入力し、支払い方法(クレジットカードなど)を選択します。
  3. 寄付先から届く書類を確認し、必要があれば「ワンストップ特例制度」の申請書を提出。
  4. 翌年、住民税や所得税から控除される。

最近は、3の郵送ではなく、申請時にオンラインのワンストップ申請を選択することで、ふるさと納税をしてすぐにオンライン申請ができるため、手続きがとても簡単になりました。

ワンストップ特例を使えば確定申告が不要な人でも控除を受けられるので、「めんどうそう」と思っていた人も安心です。ただし、申請書は寄付ごとに出す必要があり、提出期限もあるため、申し込み後はすぐに対応しましょう

おすすめはオンライン申請

おすすめはオンライン申請です。

ワンストップ申請や寄附管理を確認できるサービス「ふるまど」の場合、

  • 申込時にオンラインを選択し、ふるさと納税を申し込む。
  • 公的個人認証アプリ「IAM(アイアム)」のダウンロードする。
  • メールが届き、「ふるまど」から寄付を登録。寄付(整理)番号が必要。
  • 公的個人認証アプリ「IAM(アイアム)」を立ち上げ、マイナンバーカードを読み込む

上記のような流れで手続きできます。

「自治体マイページ」の場合、

  • 自治体から送られてくるメールの▼自治体マイページ▼をクリック
  • 自治体マイページに新規登録もしくはログイン
  • 申請自治体を選択
  • マイナンバーカードをかざし、暗証番号(4桁)を入れる
  • 住所・氏名・電話番号などを確認
  • 2つのチェック(①確定申告しない方②寄付先が5自治体以下)を入れる
  • 申請内容を確認し、2回目のマイナンバーカード読み取りをする。※暗証番号は署名用電子証明書の番号

年末が近づくと申し込みが集中するため、早めに行動するのがポイントです。次は、2025年10月に何が変わるのかを見てみましょう。

4. 2025年の改正で何が変わる?

2025年10月からの変更点

ふるさと納税はこれまでも少しずつ制度が見直されてきましたが、2025年10月にポイントに関する改正が行われます

今回の改正では、

寄付に伴い、ポイント等の付与を行う者を通じた募集を禁止すること。

が行われます。

つまり、これまで楽天ふるさと納税でふるさと納税をして、楽天ポイントを貰えていた人は貰えなくなるということです。

「2025年10月にふるさと納税改悪」などの投稿が増えており、楽天も署名を集めていますが、覆すことは難しいのではないでしょうか。

ただし、9月までに終えればポイントは貰えます。

今年はいつもより早めにふるさと納税をして、ポイントを貰うことをおすすめします。

5. ワンストップ特例制度の意味

便利なワンストップ特例制度

前述したとおり、面倒な確定申告を避けられるのがこのワンストップ特例制度です。具体的には、確定申告が不要な給与所得者(会社員など)に向けた制度で、寄付した後に申請書を送るだけで、税金の控除を受けられるというものです。前述の通り、オンラインでも可能なので、手間はだいぶ少なくなり、簡単になりました。

便利なワンストップ特例制度の注意点

この制度のいいところは、住民税から直接控除されるため、わざわざ確定申告をする必要がない点です。ただし、1年間で寄付できる自治体の数は5つまでという上限があるため、複数の自治体に寄付したい場合は注意が必要です。

また、提出の締切は「寄付した翌年の1月10日まで」なので、年末ギリギリの寄付には要注意です。

医療費控除や住宅ローン控除の確定申告の際は、ふるさと納税の申告も忘れずに

加えて注意が必要なのが、医療費控除や住宅ローン控除などで確定申告をする必要がある方は、この制度は使えません。そうした場合は、通常の確定申告でふるさと納税の申請を行うことになります。

すでにワンストップ特例制度の申請を行った後に確定申告をする場合は、確定申告時に再度、ふるさと納税についても記載する必要があります(でないと反映がされませんので損をします。)

これらの注意点を忘れずにぜひ活用してみてくださいね。

実は節税ではない?

先ほどから、節税やメリットとお伝えしておりますが、実はふるさと納税は節税というより、住民税の前払いをしていることになります。

日本の税制度は複雑で、住民税は前年の所得に対し、税率の計算をします。

たとえば前年が年収400万円、今年が年収600円だとすると、来年の住民税の支払いは今年の支払いより金額が上がります。

ですので、今年の住民税+ふるさと納税=来年の住民税のうち、一部を先に払っていることになります。

ふるさと納税をしない場合、来年支払う税金を今年の支払った税金の金額と同じ想定でいるとびっくりしてしまいますよね。

概算ですが、独身者の場合の住民税は、年収400万円の場合は約18万円に対し、年収600万円の場合は約30万円と倍以上になる見込みです。

約30万円のうち、幾らかでも先に納めておくというイメージですね。

それにしても、税金高すぎです。働くのがばかばかしくなってしまいますね。

でも自分の身は自分で守る必要があります。少しでも自分の防御力を高めるためにもお金の知識というのは必要になってきますね。賢く学んで防御力を一緒に高めましょう!

6. どんな返礼品が人気?おすすめジャンルも紹介

人気のジャンルは?

ふるさと納税の楽しみといえば、なんといっても返礼品ですよね。

「実質2,000円でこんなにいいものが届くなんて!」と驚く人も多いです。

特に人気なのは、お米(5kg〜20kg)、冷凍のお肉(牛・豚・鶏)、海産物(ホタテ・エビ・干物)などです。

冷凍保存やご褒美の品がおすすめ

冷凍保存がきくセット商品は、一人暮らしの独身女性にも味方です。

ほかにも、フルーツや野菜、お酒やお菓子など、ご褒美感のある返礼品も豊富。たとえば、旬のシャインマスカットやメロン、季節限定のスイーツなど「ちょっと贅沢したい」ときにぴったりです。最近では、日用品や防災グッズ、トイレットペーパーや洗剤といった生活必需品も注目を集めています。

ふるさと納税の返礼品は、自治体によってかなり特色があり、迷ってしまいます。寄付金額によって内容も違うため、自分の上限額を確認してから選ぶのがおすすめです。

また、口コミやレビューを参考にするのもポイント。届くまでの日数や梱包の丁寧さ、味や量など、寄付前にチェックしておけば失敗を防げます。「ふるさと納税 返礼品 ランキング」といった検索ワードで調べると、トレンドもつかめますよ。

私は毎年、フルーツなどの食べ物、お米、蜂蜜などを選んでいます。

また購入して良かったものもお伝えしたいと思います。

7. 自分の控除上限額を調べる方法は?

自分の控除上限額を調べましょう

ふるさと納税で節税するには、「いくらまで寄付すれば損をしないか」を知るのが大切です。これを控除上限額(こうじょじょうげんがく)といいます。この金額を超えて寄付してしまうと、2,000円以上の自己負担が発生するため注意が必要です。

ではどうやって調べるのか?いちばん簡単なのは、ふるさと納税サイトにある「控除上限額シミュレーター」を使う方法です。年収や家族構成、住宅ローンの有無などを入力するだけで、目安の上限額がわかります。細かく入力すれば、より正確な金額が表示されます。

おすすめのシミュレーション

私のおすすめは楽天ふるさと納税のシミュレーターです。会員しかと見ることができないようになってしまったみたいです。

そのほかにもふるさと納税ガイドの詳細シミュレーションもおすすめです。

会社員の方は、源泉徴収票の内容を見ながら入力すればより正確になります。また、複数のサイトで試算するのもおすすめ。シミュレーターの画面は見やすく、操作もカンタンなので、まずは気軽にチェックしてみてください。

8. 忙しい人におすすめのふるさと納税サイト3選

ふるさと納税サイトはどこがいい?

「興味はあるけど、時間がない…」という方におすすめなのが、使いやすいふるさと納税サイト。最近は、スマホでも簡単に申し込みができるサイトが増えていて、スキマ時間にさくっと寄付が完了します。

まず1つめは楽天ふるさと納税。なんといっても、楽天ポイントが使えて貯まるのが大きなメリット。普段から楽天でお買い物している人なら、寄付でポイント還元されるので、実質負担がもっとお得になる場合も。5と0のつく日など、イベント時は還元率が10%以上になることもあります。

2つめはさとふる。操作がわかりやすく、返礼品のレビューや写真が豊富。発送も早いと評判で、初心者にぴったりの定番サイトです。

3つめはふるなび。家電や日用品などのラインナップが充実していて、Amazonギフト券の還元キャンペーンも行っています。レビューが見やすく、目的別に返礼品を探しやすいのが特徴です。

どのサイトもスマホアプリに対応していて、配送状況の確認も簡単。自分の寄付履歴を管理できる機能もあるので、複数の自治体に寄付したい人にも便利です。忙しくても続けやすいサイトを使えば、ふるさと納税がもっと身近になりますよ。

9. ふるさと納税で家計がどう変わる?

ふるさと納税は税金の仕組みを知るきっかけ

ふるさと納税は、ただ「得する制度」ではなく、「税金の仕組み」を知ることができるのも大きな利点。難しそうに見える制度も、一度やってみると「もっと早く知っておけばよかった!」と思えるはず。家計を見直す第一歩として、ぜひ活用してみましょう。特に40代ではマネーリテラシーを問われる部分もあります。利用するしないより、制度を知っておくことは必要だと思います。

ふるさと納税は住民税の先払い?

前述したように、私はふるさと納税は節税ではなく、住民税の先払いだと思っています。でも返礼品が貰えて、次年度の住民税対策が少しでもできるなら賢く利用するのが手だと思います。

特に年収がアップした方は次年度の住民税は恐怖なはずです。うまく活用して、賢く利用しましょう。

10. ふるさと納税、こんな人にこそおすすめ!

ふるさと納税は、「高収入の人向けじゃないの?」と思っている方もいるかもしれません。でも実は、収入が300万円前後の会社員の方でも十分にメリットがある制度なんです。特に、こんな方におすすめです。

  • どうせなら毎月かかる食費や生活費を、少しでもメリットがある方法で使いたい方
  • 今年、年収がアップした方
  • 地方やふるさとを応援したい気持ちがある方
  • お金の知識を少しずつ身につけたい方

独身で一人暮らしの40代女性なら、ふるさと納税の返礼品を生活のサポートやプチ贅沢に活用することで、心のゆとりも生まれます。さらに、マネーリテラシーを高め賢く制度を利用することに大きな意味があります。

もしまだ一度も試したことがないなら、まずは少額から始めてみるのがおすすめ。仕組みがわかると、毎年の楽しみになりますよ。「やってみたいけど不安…」という方こそ、ふるさと納税のメリットを感じられるはずです。

まとめ:今年のふるさと納税は2025年9月までに

ふるさと納税は、「むずかしそう」と思っていた方でも、実は仕組みを知ればとってもシンプルな制度です。節税もできて、おいしいものや日用品まで届くのは、うれしいですよね。とくに2025年から制度が一部見直されているので、「今までやったことがない」という方も、これを機に9月までに申し込んでみることをおすすめします。

40代、マネーリテラシーを高めるために、少しでも興味を持っていただけたら、まずはシミュレーションから試してみてくださいね。自分のペースで、楽しく賢く活用していきましょう!

ふるさと納税は、「節税になるうえに、返礼品までもらえる」という、とても魅力的な制度です。しかも最近は、サイトの使いやすさも進化していて、スマホ一つで寄付から手続きまですぐに完了します。今回の改正で少しルールが変わりましたが、ポイントさえ押さえれば、これからも安心して活用できますね。

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