「もう40代なのに、貯金もないし、今後の人生が不安…」そんな思いを抱えていませんか?でも大丈夫。今からでも家計を立て直し、安心して老後を迎えることは可能だと思います。
若い頃から貯金しておけば良かったと常に反省している浪費家の私でも、家計の見直しとちょっとした行動の工夫で人生を再建できてきました。
この記事では40代の独身女性で正社員への転職を目指す方のお金と転職をテーマに、貯金ゼロの状態からでも始められる家計再生術&転職活動の考え方を実体験を交えて紹介していきます。毎日を前向きに変えるヒントが満載ですので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
① 家計の現状を知ろう!まずは収支の見える化から
お金の流れを把握することが第一歩
貯金ができない原因の多くは、「自分が何にどれだけ使っているのか分からない」ことにあります。特に40代の独身女性は、一人暮らしで自由度が高い分、無意識に出費がかさみがちです。まずは家計簿をつけて、1か月の収入と支出を明確にしましょう。
固定費(家賃・光熱費・通信費など)と変動費(食費・交際費・日用品など)に分けて記録することで、どこにお金がかかっているのかが見えてきます。スマホの家計簿アプリを使えば、面倒な計算も不要で手軽です。
数字を「見える化」することで、節約すべきポイントや、意外な無駄が明らかになります。これは転職活動に必要な費用(交通費や書類作成代など)を準備する上でも重要です。現状を知ることは、家計再生の第一歩。ここをクリアにしておくと、今後の行動もスムーズになりますよ。
ちなみによくお金リテラシーブログなどではマネーフォワード MEをおすすめしているところがほとんどだと思いますが、私は基本、現金を持ち歩かずほぼ楽天経済圏で管理をしています。
例えば、楽天カードから毎月の食費を楽天キャッシュにチャージ。楽天家計簿で毎月の予算を設定し、楽天Payで支払うイメージです。
その他のお買い物も楽天カード、NISAも楽天カード引き落とし、電気もガスも、洋服は楽天ファッション、本は楽天ブックスという感じで楽天に1本かしています。(idecoだけは別なのですが)

楽天家計簿は結構UIが優れていると思いますし、マネーフォワードMEより使いやすい気がします。(その他を紐付けられるのは便利ですが)
楽天経済圏の方はポイントも貯まるので、一本化し、楽天家計簿で管理することをおすすめします。
② 固定費を見直して、ムダをカット!
毎月かかるお金を見直すだけで大きな差に
節約と聞くと「我慢」が思い浮かぶかもしれませんが、実は一番効果が高いのは「固定費の見直し」です。固定費とは、毎月必ず発生する出費のことで、代表的なものは家賃、保険料、スマホ代、サブスクなどがあります。
例えば、スマホを大手キャリアから格安SIMに変えるだけで、月に3,000円〜5,000円の節約が可能です。保険も、今の生活に合っていない高額なものを見直すことで、月々の支出を減らせます。また、あまり使っていないサブスク(動画配信、ジムなど)があれば、思い切って解約するのも手です。
これらの見直しは一度やるだけで、あとは自動的に支出が減っていきます。浮いたお金は、貯金や緊急時の備えにまわせます。自分の人生を立て直すための資金を、無理なく生み出せるのが固定費見直しの魅力です。
ちなみに私は通信費が一番もったいないと感じます。
ですので楽天モバイルの楽天最強プランにしています。
ネットが使いたい放題で、wifiも入りません。これはかなり大きな支出カットに繋がっていると思います。
③ 食費は「ゆる節約」でストレスなくコントロール
毎日の食事こそ、工夫次第で家計の味方に
食費は生活費の中でもコントロールしやすい項目です。でも、無理に節約しようとするとストレスがたまり、逆にリバウンドして外食が増えてしまうことも。
大切なのは「ゆるく続ける節約」。例えば、買い物に行く前に冷蔵庫の中を確認して、あるもので献立を考えるクセをつけると、無駄な買い物が減ります。また、1週間分の献立をざっくり決めておくと、計画的に食材を使い切ることができます。
自炊が難しい日は、冷凍食品やレトルトも上手に取り入れましょう。「頑張りすぎずに続けられる方法」が一番の節約になります。食費を見直すことで、生活の満足度を下げずに家計を改善できるのです。
私は食べることが大好きで、食費を下げるのが一番難しかったです。外食も多いので、どうやって減らそうかと思っていたのですが、作り置き+冷凍のルーティン生活に変えたことで1ヶ月の食費がガクンと下がりました。
具体的には、朝食、昼食、夜食をほぼ固定してしまうイメージです。
とはいえ、毎日同じものは飽きてしまうので、何パターンか用意しておき、交互に食べています。
毎日、何を食べようかとか何を作ろうかとか、そう考える時間が減り、一石二鳥です。
またこの作り置きとかは別で書きますね。生活がグンと楽になる上に、節約もできて本当におすすめです。
④ 無駄遣いのクセを見抜いてストップ!
「なんとなく」使うお金が家計を圧迫
知らず知らずのうちにしている「ちょっとした出費」が、実は家計に大きな影響を与えています。コンビニでの買い食い、ドラッグストアでのついで買い、ネットでの無意識なポチり。これらは1回数百円でも、月にすると数千円、年間では数万円になることも。
無駄遣いを減らすには、「買う前に一呼吸おく」習慣をつけるのが効果的です。「これは今本当に必要?」「明日になっても欲しい?」と自分に問いかけてみましょう。
また、現金管理に戻してみるのもおすすめ。カードだと感覚が鈍くなりがちですが、現金だと「減る実感」があるため、使いすぎ防止になります。意識を変えるだけで、支出は大きく変わりますよ。
私はネットサーフィンが大好きで、いつも洋服などを見るとすぐに書いたくなっていました。
これを変えたのがメモ習慣。
洋服、本、日用品、化粧品など、欲しいと思ったものをメモにして1週間くらい寝かせます。
買い物は週末など決めると良いと思います。
これが不思議、1週間経つと、「これ本当に欲しいかな?いらないかも」となり、衝動買いを減らすことができました。
まずはメモしてみる習慣もおすすめします!
⑤ 少額でもOK!先取り貯金で未来に備える
「貯金ゼロ」からのスタートでも安心できる方法
「貯金がないから、貯められない」と思い込んでいませんか?実は、少額からでも始められる“先取り貯金”を習慣にすれば、自然とお金は貯まっていきます。先取り貯金とは、給料を受け取った段階でまず貯金分をよけておき、残りでやりくりする方法です。
たとえば毎月1,000円でも、1年間で12,000円。やり方は、口座を2つに分けておくだけでもOK。自動振替設定をしておけば、うっかり使ってしまう心配もありません。
貯金があることで、緊急で出費があった際にも心の余裕が持てます。
40代、冠婚葬祭などもありますし、意外と出費がかさむ場面でもあわてずにすみます。小さくても続けることで大きな安心に変わるのが、先取り貯金の力です。
⑥ 公的支援や制度を賢く使おう
「知らないと損する」サポートがたくさん!
家計が苦しいとき、活用すべきは公的な支援制度です。ハローワークでは40代女性向けの職業訓練やセミナー、転職相談など、無料で利用できる支援が豊富に用意されています。
また、自治体ごとに再就職準備金、生活困窮者自立支援などの制度を設けているケースもあります。自分が住んでいる市区町村のホームページをチェックしてみましょう。意外な支援が見つかるかもしれません。
公的制度は「困っている人のためにある」もの。遠慮せず、活用できるものはどんどん利用して、安心して転職の準備を進めましょう。
私は再就職手当や教育給付訓練金を使いました。
再就職手当とは…
基本手当の受給資格の決定を受けた後に早期に安定した職業に就き、又 は事業を開始した場合に支給することにより、早期の再就職を促進するための制度
雇用手当を受給しているうちに再就職すると手当がもらえる制度です。ボーナスような感じで本当に助かりました!
また教育訓練給付金はすでに3回くらい使っている気がします。
スキルアップ、資格取得には持ってこいの制度です。
教育訓練給付制度とは、雇用保険法における失業等給付のひとつであり、所定の要件を満たした者が厚生労働大臣の指定する講座を受講し修了した場合に、教育訓練施設に支払った経費の一部を支給する制度である。働く人の主体的な能力開発の取組み又は中長期的なキャリア形成を支援し、雇用の安定と再就職の促進を図ることを目的とする。
専門実践教育訓練の場合、70%ものお金が戻ってくるのでこれは大チャンスだと思います。
ぜひチェックしてみてください。
⑦ 正社員を目指すステップを明確にしよう
「何をすればいいか」を可視化する
漠然と「正社員になりたい」と思っていても、何から始めていいか分からないと前に進めません。まずは、自分の希望職種や働き方を紙に書き出してみましょう。
次に、その仕事に就くために必要なスキルや資格、経験などをリストアップ。未経験歓迎の職種も多いため、「何もないから無理」と思い込む必要はありません。
小さな目標(例:ハローワークへ行く、履歴書を用意する、求人サイトを見る)を立てて、1つずつクリアしていくことで「動けている実感」が得られ、自信にもつながります。
⑧ パート・派遣も立派なステップアップ
「いきなり正社員」は不安なら段階的に
ブランクがあったり、仕事に自信がない場合は、まずはパートや派遣から始めるのもおすすめです。最近では、正社員登用前提の求人も増えており、実績を積めば正社員への道が開けます。
パートや派遣の現場では、40代女性の責任感や気配りが高く評価されることも。まずは「働く感覚」を取り戻すことが目的と考え、自分に合った職場を探してみましょう。
どんな仕事でも、第一歩を踏み出すことが大事。「今の自分にできること」から始めて、無理なくステップアップしていきましょう。
特にすでに節約できていて、お金もある程度ある方は自分のやりたい仕事へ就くのも良いかなと思います。
40代独身、今後の不安はありますが、いつ死ぬかもわかりません。
私はできるだけ後悔のない人生を選びたいと思ってしまうので、やりたいことがあれば絶対やるべきだと思います。
⑨ お金の不安はひとりで抱え込まないで。万が一困ったら。
話すだけでも心が軽くなる
お金の問題は、誰にも言いづらく、ひとりで抱えがちです。でも実際は、誰かに話すことで気持ちがラクになることもあります。信頼できる家族や友人がいれば、少しだけでも話してみてください。
それが難しい場合は、自治体の無料家計相談や生活相談窓口を利用するのも有効です。プロに相談することで、思いもよらないアドバイスや支援情報が得られることもあります。
「自分だけが苦しいわけじゃない」と気づくだけでも、前向きな気持ちになれます。不安をため込まず、誰かと共有することで道が開けることもあるのです。
また、トラブルを抱えている場合も専門窓口へ行く方が良いです。
私も友人の金銭トラブルで、一緒に弁護士相談に行ったことがあります。
5,000円程度かかりますが、今後の道が開けるので一人で抱えるくらいなら相談したほうが絶対に良いと思います。
また、借金などある場合は法テラスという機関もあります。
私の友人も、トラブルが解決したことで現在はイキイキと楽しく暮らしています。人に言えないと悩む前に、やれることをまずはやってみましょう。
⑩ 自分を責めない。小さな成功を積み重ねよう
毎日の積み重ねが大きな変化を生む
「何もできていない」「私はダメだ」と自分を責めていませんか?というのも私自身がそうだったのです。
私は何しても続かない、飽き性で、でも偏った完璧主義でもあるため、少しでもできないと落ち込んだり、自己否定が強く出てしまいます。でも、これって実は考え方ひとつなんですよね。
昨日よりマシとか、3分できただけでも大きな前身なんです。
お金のことを考えられなかった私が、1週間、家計簿をつけることができた、そんなところからスタートしました。自分を責める時間があったら行動する、そんな風にマインドセットをして小さな第一歩を一緒に踏み出しましょう。
どんなに小さなことでも「できた」を積み重ねることで、自信が生まれ、行動が変わっていきます。重要なのは、できなかったことより「できたこと」に目を向けることです。
40代からでも、人生はやり直せます。私がそうなので、断言できます。自分のペースで、焦らず一歩ずつ。自分を大切にしながら、まだまだ人生を楽しんで歩んでいきましょう。
まとめ:まずは小さな変化を積み重ねましょう
40代からの家計再生、転職、自己変革。決して遅すぎることはありません。貯金ゼロでも、必ず家計は改善します。
今から始めて50歳まで一緒で変わらないということは絶対にありません。積み重ねが大切なのです。
まずは収支を見直すことから始めて、少しずつでも前に進めば、確実に未来は変わっていきます。
今回ご紹介した10のステップは、どれも今すぐに始められるものばかりです。大切なのは、あきらめずに行動を続けること。
少しの工夫と意識の変化が、大きな安心と希望につながります。あなたの未来は、これから作れる。このブログがその第一歩となれば嬉しいです。