40代独身女性のための保険見直し|老後・医療・無駄ゼロで安心の人生設計

先日友人に会い、順風満帆な生活を送っているのを見聞きしてさらに不安が増しました。そろそろ現実的に老後を考えていかなければと実感しました。

老後のこと、病気のリスク、これからの生活について、とにかく不安が消えません。

今は良くても、将来、自分ひとりでやっていけるのか、そう思って色々と見直しをしました。

私はFPの資格をとって本当に良かったと思っていることの一つが定期的な生活とお金のバランスを見直せる知識がついたことです。

特に保険については、今の保険が自分に合っているのかわからないという不安を感じる方も多いのではないでしょうか。

今日は私自身が行った保険の選び方や、無駄な保険料を減らすためのコツを書きたいと思います。

目次

不安が出た時こそ、見直しのチャンス

40代になり、体調に変化が訪れました。病気でなくても、体力の衰えや、視力、歯など気になるところも増えてきました。こういう風になると急に不安を感じて保険を見直したくなりますよね。

独身女性の場合は結婚や子育てといったライフイベントがない分、自分ひとりで将来の生活設計を立てる必要がありますよね。なので余計に大丈夫かと不安になってしまうものです。

実は私は30代の時にすでに一度そういう不安に恐われ、結構高額な保険に加入していたのですが、正直、どんな時にどんな保障があるのかも理解せずに入っていたのです。

冷静に考えると、今まで一度も病気や入院したことがありません。

健康診断の数値も全く問題なし。家族にもがんの既往歴がほとんどなく、もしかしたら無駄な保障をつけているのでは?と見直しをしたのが40代手前。

私のような方、たくさんいそうだなと思います。

不安が出た時こそ、今一度、自分が何の保障をつけているのか、どんな場合にいくら入ってくるのかを整理する必要があると思いました。

見直すと結構いろいろなことがわかるんですよね。保険商品って、どんどん進化していっているんです。

例えば、昔の医療保険は、入院日数に応じて給付されるタイプが主流だったのが、今は日帰り手術や通院治療が増えてきているので、今の時代にあっていない保険に入っていることとか、手術の内容が古いこととか。

あれ、これだとちょっと不安だわとなることも多いかもしれません。その他にも、やたらに特約をつけていたり、がんの一次給付金が何回ももらえるような仕組みになっていたり(そんなに頻繁になる可能性って少ないですよね)

そんなことがわかるので、まずは定期的に見直しをすることが良いと思います。

保険の種類をざっくり知ってから見直す保険の基本

保険っていろいろ種類があるし、わかっているようでわからなくないですか?まずここを知らないと見直すのも大変です。

●医療保険とは?
医療保険は、病気やケガで入院・手術をしたときに給付金が支払われる保険のことです。

例えば「1日入院につき5,000円」「手術1回につき100,000円」という形で補償されます。
最近では、通院や日帰り手術にも対応するプランが増えており、女性特有の病気への保障が手厚いタイプもありますね。後ほど説明する高額療養費制度もあるので、ここも考えての見直しをおすすめします。

●死亡保険とは?
死亡保険は、万が一の際に家族や指定した受取人にお金が支払われる保険です。独身で扶養家族がいない場合は、自分の葬儀代の加入で十分だと思います。大きな保障は必要ない場合も多いので、保険料を抑えたい方はまずここの見直しがおすすめです。

●がん保険とは?
がん保険は、がんと診断された場合に給付金が出る保険です。がんは医療費だけでなく、仕事を休むことによる収入減や、先進医療費の負担も問題になります。がん家系の人や、将来的な不安がある人は加入を検討するのも良いかもしれません。

●就業不能保険とは?
就業不能保険は、病気やケガで長期間働けなくなった場合に、月ごとに給付金を受け取れる保険です。フリーランスの方などはこういった保険も必要かもしれません。会社員の場合は、傷病手当金もあるので、こちらを考えて総合的に判断することが良いと思います。

ここまでは保険の種類ですね。

また別で、保険の期間にも種類があります。

●定期保険とは?
定期保険は「一定期間だけ保障がある保険」です。たとえば「10年保障」など、満期が来たら終了するため、その分保険料は割安です。上の種類に対して、定期か終身かというような期間があります。例えば死亡保険で、70歳までの定期の場合、71歳になったら保険金は受け取れません。独身の場合は、残す必要がないので、お葬式分の貯蓄があれば、不要な保険だと思います。

●終身保険とは?
終身保険は「一生涯保障が続く保険」です。死亡保障がずっと続くほか、解約すると解約返戻金が受け取れるタイプもあります。保険料は定期保険より高めです。例えば、医療保険などは終身で入るケースが多いです。また家族がいる場合は、死亡保険の終身を掛けるケースも多いです。先ほどの定期同様、独身の場合は、残す必要がないので、死亡保険の終身は不要かなと考えます。

上記のように保険には種類がたくさんあります。

わからない場合はちゃんとプロに聞いて、まずは自分が内容を把握して、これでは不安なのか、こんなにも要らないなのかを判断する必要があります。

私は、子どもがおりませんので、死亡保険は最低限のお葬式代だけで十分です。そのため、月1万円支払っていた死亡保険を解約しました。貯蓄があれば不要ですし、貯蓄がない人は90歳までの定期保険などでも比較的、安価なものがあるのでそのようなものもおすすめです。また、医療保険は月3,000円で医療+がん保険に切り替えました。

知っておきたい公的保障制度・保険の見直しと一緒に確認したい2つの制度

保険の見直しとともに知っていてほしい制度があります。高額療養費制度や傷病手当です。

●高額療養費制度とは?
高額療養費制度は、医療費が一定額を超えた場合に、超えた分が後から払い戻される制度です。たとえば、40代独身女性が病気で入院し、1か月に30万円の医療費がかかったとしても、自己負担の上限が約8万程度(収入による)に抑えられます。

この制度のおかげで、医療費がどれだけ高額になっても、実際の自己負担額は限定されるため、医療保険の範囲を見直す参考になります。

公的制度の存在を知らないまま、過剰な保険に入り続けているケースも多いので、保険を見直す前にぜひ確認しておきましょう。

●傷病手当金とは?
傷病手当金は、病気やケガで仕事を休んだときに、給与の約3分の2を最長1年6か月まで受け取れる制度です。会社員や派遣社員など社会保険に加入している人が対象で、私傷病(業務外の病気・ケガ)でも申請できます。

たとえば、うつ病で数ヶ月間休職した場合でも、この手当があることで生活費の大半をカバーできるため、すぐに貯金を取り崩す必要がなくなります。

傷病手当金は、万が一の働けない期間の支えです。収入が途絶えることに不安を感じる独身女性には、保険と合わせて活用することで、より安心な備えが実現しますし、就業不能保険を見直す参考にもなります。

上記の2つの制度があるため、医療費は最低限で良いと考えています。

私はこれらを見直した結果、保険料を7,000円程度削減できました。

今すぐ見直したいもったいない保険の特徴

40代独身女性の中には、20代・30代の頃に契約したままの保険に入り続けている人も多いです。

見直しをしていないと、実は必要のない保障に毎月お金を払い続けていることもあるかもしれません。

・大きな死亡保障付きの終身保険

・入院1日○円だけの古い医療保険

こんな保険に入っている場合は要注意です。ぜひ一度、保険証書をみてみてください。

収入と支出から考える、適正な保険料の目安

保険を見直す際の参考にしたいのが指標です。月々の保険料の指標は手取り収入の5〜10%以内が理想と言われています。

たとえば、手取り月収が20万円なら、保険料は1万円以内に抑えるのが目安です。それ以上になると、生活費や貯蓄を圧迫する可能性が出てきます。自分の場合はいくらになるのか参考にしてみてください。

保障だけを選び抜くことで、「ムダなく安心」な保険設計が実現しますし、浮いたお金を別にまわすことが重要です。

難しい場合は保険のプロに相談してみよう

自分に必要な保障がわからない、見直したいけど、不安だからどうしよう。

そんなときは、保険のプロに相談するのが一番です。

最近では無料の保険相談サービスも充実しており、無理な勧誘なしで利用できます。保険についても特定の保険会社に偏らず複数社を比較してくれるので、自分に合った商品を中立的に提案してくれる場合もあります。自分で見直す自信がない方はプロのアドバイスを受けるのも一つの手です。自分に最適なプランを見つけましょう。

自分で保険を見直すときに使えるおすすめツール

最近では、AIがすごいです。保険の見直しもAIで行える無料ツールが充実しています。

私もやってみましたが、必要補償額は200万円で保険に入る必要なしと出ました。

もしかしたら生命保険不要でさらに削減できるのではと思ってしまいました。

住信SBIネット銀行のAI保険診断サービス

これ、便利だと思います。ぜひ一度やってみてください。

40代独身女性は今こそ保険を見直す絶好のタイミング!

40代は、人生の折り返し地点。独身というライフスタイルを選ぶからこそ、老後や万が一の備えは自分で選び、守ることが必要ですね。

昔入ったままの保険を続けていたり、今の収入やライフスタイルに合わない内容のままだと、ムダな出費がかさんでしまうこともありますし、今こそ、今の自分にぴったりの保障を見つけたいですね。

保険の見直しは、不安を希望に変える第一歩だと思います。ぜひこの機会に保険の見直し、おすすめします。

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