正直に言うと、私はこれまで政治のニュースを見ても「ふーん」としか思えないタイプでした。
「誰が総理大臣になっても、どうせ私たちの生活なんて変わらないでしょ?」なんて、少し冷めた目で見ていたんです。ニュースはよく見ていますが、政治家の話す政策が、全て嘘に聞こえてしまって全然頭に入ってきません。
そんな私ですが、今回の石破茂総理の辞任に伴う自民党総裁選はなんとなく予想をしています。恐らく高市さんと小泉さんで争うのでは?と思っています。
この記事では、私が個人的に気になっているポイントを紹介してみたいと思います。
そもそも自民党総裁選ってなんだっけ?
ニュースで「総裁選、総裁選」と連日報道されていますが、これって一体何を決める選挙なのでしょうか。まずは基本のキから、簡単におさらいしてみましょう。
総理大臣を選ぶ選挙じゃないの?
「自民党のトップを選ぶ選挙でしょ?それが総理大臣になるってこと?」
はい、その認識でだいたい合っています。ただ、正確には少しだけ仕組みが違います。
総裁選は、あくまで「自由民主党(自民党)という政党のリーダー(総裁)を決める選挙」です。
では、なぜそれが日本のトップである総理大臣選びに直結するのでしょうか。その流れは、こんな感じです。
- 自民党総裁選で党のトップが決まる
自民党に所属する国会議員と、全国の党員・党友が投票して、次のリーダーを選びます。
- 国会で総理大臣が指名される
その後、国会で「内閣総理大臣指名選挙」という、日本の総理大臣を指名するための投票が行われます。
- 与党のトップが総理大臣に
日本の国会では、衆議院で最も多くの議席を持つ政党(与党)のトップが、総理大臣に指名されるのが通例です。
現在、自民党は公明党と連立を組む与党であり、国会で最も多くの議席を持っています。だから、「自民党の総裁になること」が、事実上「日本の総理大臣になること」に繋がるわけです。だからこそ、注目が集まるんです。
いつ行われる?2025年10月のスケジュール
今回の自民党総裁選は、現在の石破茂総理の辞任により、2025年22日告示、10月4日土曜日に開票が行われます。
誰が出る?
- 高市早苗氏
- 小泉進次郎氏
- 林芳正氏
- 小林鷹之氏
- 茂木敏充氏
上記5名が候補者です。

今回の総裁選、なぜかザワザワする3つのポイント
いつもの総裁選なら大体は既定路線ですが、今回は少し空気が違います。私が「おや?」と感じたポイントは次の3つです。
ポイント1:現職続投か世代交代か、「ポスト現体制」レースの本格決着
支持率の波や政策課題の山積を背景に、与党の求心力をどう立て直すのかが最大の論点です。現体制の継承か、路線転換か、そして世代交代の是非までが一挙に問われます。派閥の縛りが弱まった今、誰が本命か読みにくく、終盤まで流動的な戦いが続く可能性が高いのが今回の特徴です。とはいえ、現時点での私の予想は小泉進次郎さんかなと想定しております。
ポイント2:党員・党友票の重みが増大
自民党総裁選は国会議員票だけで決まりません。全国の党員・党友票が、国民世論に近い「風」を作ります。地方や若年層の空気が党員票に反映されやすく、ここで強さを示した候補が一気に勢いに乗る展開は十分あり得ます。ただ、裏金からずっと不信感しかない自民党の党員をいまだに続けている人が、どんな人を選んだとて、何かが変わるわけではないのではと、ここも期待はしておりません。
ポイント3:派閥解体後の「個人戦」で読みづらい
政治資金問題などを受けた派閥解体の流れで、かつての「○○派=△△支持」といった固定配置は通用しにくくなりました。議員個々の判断、地元世論、政策近接性で支持先が割れるため、水面下の駆け引きが読みにくい。終盤の合従連衡や推薦人の動き次第で情勢が一変する、最後まで目が離せない展開が想定されます。

個人的予想。誰でも一緒だけど、強いて言うなら…
個人的には今回の5人の中で、選ぶとしたら「高市早苗さん」かなと思います。高市さんは経済安保や技術立国を旗印に「強い日本」を発信。ただ明快なメッセージは支持と反発を同時に呼びやすく、合意形成力や対話の回路をどう設計するかが焦点だと思います。成長と安全保障を両立させるロードマップが実現するなら、高市さんに入れる意味はあると思いますが、正直、期待はしておりません。
私の予想は、重複しますが、小泉進次郎さんです。
知名度と発信力は抜群。若い支持層への浸透力も高い一方、進次郎語録と言われるだけあって、ナナメうえからの発言で意味不明なことがたくさんありますね。
物価対策、賃上げ、社会保障、税金、移民問題、安全保障など、現在、日本が抱える問題は山積みです。票の予想は小泉さんですが、小泉さんではこれらの問題には対応できないのではないかと思ってしまいます。
まとめ:次のリーダーに、本当に期待したいこと
今回の総裁選に期待することは正直ありませんが、それでもやはり政治家は私たちの血税から所得を得ていますし、国民を代表して政治を行なっています。
耳障りの良いスローガンなどではなく、現実を見て、必要なことをしっかりとやり遂げてもらいたいですね。公約を守った政治家が、これまで自民党でいたのかと言いたくなるくらい、口先だけで結果を出していないと思うので、誰になってもしっかりと行動をしてほしいものです。