女性一人暮らしの条件とは?賢い東京の部屋探しのコツ、おすすめの探し方

「そろそろ東京で一人暮らしを始めたいな」

「今の部屋から引っ越したいけど、次こそは失敗したくない…」

特に12月から3月にかけては、新しい生活に向けて賃貸物件を探す女性がぐっと増える時期ですよね。期待で胸が膨らむ一方で、たくさんの物件情報に圧倒されて不安を感じている人も多いのではないでしょうか。

私はこれまで何度か引っ越しを経験してきましたが、ありがたいことに「この部屋にしてよかった!」と心から思える物件にばかり住むことができています。

なぜ私が部屋探しで失敗しないのか?それは「自分の中での優先順位と妥協点をはっきりさせること」だと思っています。

当たり前に聞こえるかもしれませんが、これが本当に重要なんです。この記事では、そんな私が実践してきた、女性の一人暮らしで後悔しないための賢い部屋探しのコツを、ステップごとに分かりやすくご紹介します。

目次

賢い部屋探しのコツとは?

まずは漠然としていた「理想の部屋」をしっかりとイメージするところから始めるのがよいと思います。

ステップ1:部屋探しは自分との対話から。理想の暮らしを言語化する。

本格的に物件サイトを見始める前に、まずは静かなカフェや自分の部屋で自分との対話を大事にしてください。自分の理想の暮らしを言語化しておくことが、部屋探しの成功への一番の近道だと思います。

「絶対に譲れない条件」と「できれば欲しい条件」を書き出す

自分との対話の中では、新しい部屋に求める条件を、思いつくままにノートやスマホのメモに書き出してみます。このとき、「絶対に譲れない条件」と「できれば欲しい条件」に分けて考えるのがポイントです。

<条件の例>

  • 絶対に譲れない条件: 家賃は〇万円まで、〇〇線が使える、オートロック付き、バス・トイレ別…
  • できれば欲しい条件: 独立洗面台、2階以上、南向き、収納が広い、駅徒歩5分以内…

こうして書き出すことで、自分の価値観がはっきりと見えてきます。この作業が、後々の部屋探しでブレない軸を作ってくれます。

私の場合:「駅からの近さ」が最優先

ちなみに私の場合は、何をおいても「駅からの近さ」が絶対に譲れない条件でした。なぜなら、駅から近いことは生活のあらゆる便利さに直結するからです。

仕事で疲れて帰ってくるとき、雨や雪の日、スーパーでたくさん買い物をしたとき…。駅から家までが遠いと、それだけでどっと疲れてしまいますよね。いくら宅配サービスが充実しているとはいえ、駅から近いという安心感と利便性には代えがたいものがありました。

あなたにとって、これだけは譲れない!というものは何でしょうか?ペット可の物件、楽器が弾ける部屋、日当たりの良さなど、人によってこだわりは様々だと思います。まずは自分にとっての最優先を自分で認識することが大切です。

次に考えるのは「妥協できること」。完璧な物件はないと心得るのがコツ

理想を書き出したら、次は「妥協できること」を考えてみましょう。残念ながら、家賃・立地・築年数・広さ・設備など、すべての条件が完璧に揃った物件は、ほとんど存在しません。

「100点満点の賃貸物件はない」と心得ることで、ぐっと部屋探しが楽になります。

例えば、

  • 「バス・トイレ別が絶対!」と思っていたけど、「掃除が楽で広めのユニットバスならアリかも?」
  • 「築浅じゃないと嫌」と思っていたけど、「リノベーション済みで室内がキレイなら、築年数が古くてもいいかな?」
  • 「角部屋がいい」と思っていたけど、「隣の部屋との壁が厚くて生活音が気にならないなら、中部屋でもOK」

このように、最初に掲げた条件でも、代替案があれば妥協できるポイントが見えてきます。この「妥協点」をいくつか持っておくことが、選択肢を広げるカギになります。

【超重要】家賃の上限はいくら?「手取りの3分の1」は本当?

部屋探しの条件の中で、最も重要なのが家賃です。よく「家賃は手取りの3分の1(33%)が目安」と言われますが、これを鵜呑みにするのは少し危険かもしれません。

なぜなら、お金の使い方は人それぞれだから。

  • ファッションや趣味にお金をかけたい人
  • 自炊がメインで、あまり外食をしない人
  • 将来のためにしっかり貯金をしたい人

このようにライフスタイルによって、家賃にかけられる金額は変わってきます。大切なのは、「毎月無理なく支払い続けられる金額」を自分で設定すること。

家賃は一度決めたら簡単には変えられない「固定費」です。少し背伸びした素敵なマンションも魅力的ですが、そのせいで毎日の生活が苦しくなってしまっては本末転倒。必ず事前にシミュレーションをして、自分にとっての現実的な上限額を決めましょう。特に最近は物価上昇のあおりを受けて、家賃も高騰しています。私は固定費をできる限り抑えることが重要だと思っています。住みたいエリアの相場は常に頭に入れて、割安物件を探すことが重要だと思います。

ステップ2:絶対にチェックしたい安心・安全ポイント

特に女性の一人暮らしでは、何よりも「安心」して暮らせることが大切です。家賃や設備と同じくらい、セキュリティ面はしっかりとチェックしましょう。

建物全体のセキュリティをチェック

物件情報だけではわからない、建物全体の雰囲気を自分の目で確かめることが重要です。

オートロックとモニター付きインターホンは基本装備

オートロックは、不審な人物が建物内に入ってくるのを防ぐための最初の関門です。そして、誰が来たのかを室内から顔を見て確認できる「モニター付きインターホン」も、今や必須の設備と言えるでしょう。この二つが揃っているだけで、安心感は格段にアップします。宅配業者さんを装った犯罪なども聞くので、相手の顔が見えるのは本当に大切です。

2階以上の部屋を選ぶべき?1階のメリット・デメリット

一般的に「防犯面を考えると2階以上が良い」と言われますよね。確かに、外からの侵入リスクや、洗濯物を干す際の視線を考えると、2階以上の方が安心感は高いです。

しかし、1階のアパートやマンションにもメリットはあります。

  • メリット: 家賃が安い傾向にある、下の階への足音を気にしなくていい、重い荷物の搬入が楽、災害時にすぐ避難できる
  • デメリット: 侵入リスクが高い、外からの視線が気になる、虫が入りやすい

1階の部屋を選ぶ場合は、シャッター雨戸が付いているか、人通りの少ない場所ではないか、窓の外に足場になるようなものがないかなど、より慎重に周辺環境をチェックすることが大切です。また1階の場合、洗濯物は中干しが基本だと思います。浴室乾燥機などのチェックも必要です。

駅から家までの「帰り道」も内見の一部です

部屋の中だけでなく、駅から家までの道のりも「生活空間の一部」です。内見の際は、必ず自分の足で歩いてチェックしましょう。

夜でも明るい道か?人通りは少なくないか?

不動産屋さんと一緒に昼間に内見するだけでは、夜の雰囲気はわかりません。もし可能であれば、曜日や時間を変えて、実際に夜道を歩いてみることを強くおすすめします。

  • 街灯は十分にあるか?
  • 暗くて狭い道はないか?
  • 夜でも適度に人通りはあるか?

自分の目で確かめることで、「この道なら夜遅くなっても安心して帰れるな」という確信が持てます。

コンビニやスーパーの場所も忘れずに確認

帰り道に24時間営業のコンビニや、夜遅くまで開いているスーパーがあると、とても心強く便利です。防犯の観点からも、明るいお店が近くにあるだけで安心感が違います。日々の生活の利便性にも直結する重要なポイントです。

ステップ3:毎日が快適に!こだわりの室内設備と間取り

セキュリティの次は、毎日の暮らしの快適さを左右する室内の設備をチェックしていきましょう。充実した設備は、日々の暮らしを豊かにしてくれます。

「バス・トイレ別」は譲れない?独立洗面台の重要性

多くの女性がこだわる条件の一つが「バス・トイレ別」。お風呂にゆっくり浸かりたい人や、来客時に気兼ねなくトイレを使ってもらいたい人にとっては、譲れないポイントかもしれません。

そして、意外と見落としがちですが重要なのが「独立洗面台」の有無です。朝の忙しい時間に、メイクやヘアセットをするための独立したスペースがあると、生活の質がぐんと上がります。ユニットバスの場合、洗面台が小さかったり、収納がなかったりすることも多いので、内見の際にしっかり確認しましょう。

収納はどれくらい必要?自分の荷物量をイメージしよう

「部屋はスッキリさせたいけど、収納が足りなくて物があふれてしまった…」というのは、よくある失敗談です。

自分が今持っている洋服、靴、本、趣味のグッズなどが、すべて収まるかどうかを具体的にイメージしてみましょう。クローゼットの奥行きや高さ、棚の数などもメジャーで測っておくと、後で家具を配置するときに役立ちます。また、内見の際も、尺が長いメジャーとノート、ペンを持参し、カーテンレールや高さ、収納の幅など、あらゆるところを採寸しておきましょう。

日当たりと窓の位置も快適さを左右する大切なポイント

日当たりの良さは、部屋の明るさだけでなく、気分にも大きく影響します。一般的に人気なのは南向きですが、ライフスタイルによっては他の向きにもメリットがあります。

  • 南向き: 一日を通して日当たりが良い。冬は暖かく、洗濯物が乾きやすい。
  • 東向き: 朝日が入るので、気持ちよく目覚められる。午前中に洗濯物を干す人におすすめ。
  • 西向き: 午後から夕方にかけて日当たりが良い。午後に活動することが多い人に。
  • 北向き: 直射日光が入りにくく、夏は涼しい。家賃が安い傾向にある。

窓の位置や大きさも重要です。風通しが良いか(窓が2か所以上あると理想的)、外からの視線が気にならないかなどもチェックしておきましょう。

ステップ4:いざ実践!賢い物件の探し方と内見のコツ

さあ、いよいよ実践編です。これまでのステップで固めた条件をもとに、効率よく物件を探していきましょう。

ネットで見た情報がすべてじゃない!不動産屋さんを味方につける方法

今はネットでたくさんの物件情報を手軽に見ることができますよね。まずは賃貸情報サイトで、自分の条件に合う物件をいくつかピックアップし、「お気に入り」に入れていく作業を繰り返します。

そして、ここからがポイント。気になる物件を見つけたら、その物件を掲載している不動産屋さんに連絡を取ります。その際に、ステップ1でまとめた「譲れない条件」と「できれば欲しい条件」を明確に伝えるのです。

そうすることで、担当者の方は「この人はこういう部屋を探しているんだな」と具体的に理解してくれます。すると、ネットにはまだ公開されていない「未公開物件」や、これから空く予定の「先行情報」など、より希望に近い物件を紹介してくれる可能性が高まります。不動産屋さんを「ただ物件を紹介してもらう場所」ではなく、「一緒に部屋を探してくれるパートナー」として味方につけることが、賢い探し方です。

また、できるだけ住みたいエリアの駅近にある不動産屋に行くことをおすすめします。住みたいエリアにある不動産屋さんは、その土地に精通している可能性があります。ネット上ではわからない、メリット、デメリットを聞くことができるので、必ず足を運ぶことが重要です。

優先順位を決めれば、部屋探しがラクに楽しくなる!

東京での女性の一人暮らしの部屋探しは、たくさんの選択肢があるからこそ、迷ったり不安になったりすることもあると思います。

でも、一番大切なのは、「自分にとっての理想の暮らしとは何か?」を考え、譲れない条件と妥協できる点の優先順位をはっきりさせること。

これができていれば、膨大な情報に振り回されることなく、自信を持って自分にピッタリの部屋を選ぶことができます。

この記事で紹介したステップを参考に、ぜひあなただけの「後悔しない部屋探し」を実践してみてください。素敵な賃貸物件と出会い、東京での新しい生活が最高に楽しいものになることを、願っています。

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