新年にやることは家計の予算立て。割合と自分の癖を理解する

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新しい年が始まり、「今年こそは貯蓄を頑張るぞ!」「家計をしっかり管理したい!」なんて、新たな目標を立てている方も多いのではないでしょうか。

特に私のような40代独身は、自分たちの老後や健康のことなど、お金に関する悩みや不安が尽きない世代ですよね。漠然とした不安を抱えながらも、毎日の生活に追われ、ついお金の管理は後回し…なんてことも。

そんな状況を変えるために、私が数年前から実施している習慣があります。

それは家計の予算立てを行うこと。

新年始まってすぐにこれを行うことで、着実に不安を減らせている気がします。

「予算立て」と聞くと、なんだか難しくて面倒なイメージがあるかもしれません。でも、これからご紹介する3つのステップなら簡単に実践できます。

また、予算は1円単位でキッチリする必要はありません。肝心なのは、自分のお金の流れと「クセ」を把握すること。それだけで、お金に対する不安が軽くなり、我慢ばかりの節約から脱却できた気がします。

私と同じようにお金の不安を抱える方は、ぜひこの記事をご覧いただき、自分の家計を見える化して、心穏やかな1年をスタートさせてください。

目次

家計の予算立ての方法

予算を立てるには、まず実情で何にいくらかかっているのかを把握する必要があります。昨年の1月〜12月までの家計簿を基に、自分が何にいくら使っていたのかを把握することが大切です。

STEP1:まずは現実を知ることから。去年の「お金の流れ」を把握しよう

家計の見直しの第一歩は、現状把握から。まずは昨年1年間、自分のお金がどう動いていたのかをチェックしてみましょう。でも、怖がらなくて大丈夫。ここでのポイントは「ざっくり」でOKということです。

1年間の収入と支出、ざっくりでOK!

まずは、去年1年間で「いくら収入があって、いくら使ったのか」という全体像を把握します。1円単位でなくても大丈夫。おおよその金額をつかむことが目的です。

  • 年間の収入を確認する

    源泉徴収票の「支払金額」ではなく、税金や社会保険料が引かれた後の「手取り額」で計算するのがポイントです。毎月の給与明細を合計するか、難しければ「額面年収 × 0.8」でざっくり計算してみましょう。ボーナスも忘れずに足してくださいね。

  • 年間の支出を確認する

    家計簿アプリを使っているなら、年間の集計機能を使えば一瞬です。つけていない方も、クレジットカードの年間利用明細や、銀行口座の1年間の引き落とし履歴を眺めてみてください。「こんなに使っていたんだ!」という驚きがあるかもしれませんが、それこそが家計改善の大きな一歩です。

この作業で、「収入>支出」ならまずは一安心。「収入<支出」だったとしても、落ち込む必要はありません。原因を見つけて対策するためのスタートラインに立っただけです。

「何に」使った?支出を3つのグループに分けてみよう

支出の総額がわかったら、次に「何に」使ったのかを大まかにグループ分けしていきます。これも細かく分ける必要はありません。まずは、以下の3つに分けてみましょう。

  1. 固定費(毎月だいたい同じ金額が出ていくお金)
    • 住居費(家賃、住宅ローン)
    • 水道光熱費
    • 通信費(スマホ、インターネット)
    • 保険料
    • サブスクリプションサービスなど
  2. 変動費(月によって金額が変わる生活のためのお金)
    • 食費
    • 日用品費
    • 交通費
    • 交際費
    • 被服・美容費
    • 医療費
    • レジャー費など
  3. 特別な支出(毎月ではないけれど、発生した大きなお金)
    • 旅行費
    • 冠婚葬祭費
    • 家電や家具の購入費
    • 税金(固定資産税、自動車税など)
    • 車検代など

この作業をすることで、「我が家は食費にお金を使いすぎかも」「意外と通信費が高いな」といった、お金の使い方の特徴が見えてきます。これが、次のステップへの大切なヒントになるんです。

STEP2:理想の割合は?我が家の「家計バランス」をチェック

自分のお金の流れが見えてきたら、次はそのバランスが適切なのかをチェックしてみましょう。一般的な「理想の割合」と比べることで、我が家の家計の強みと弱みが客観的にわかります。

理想の家計バランスってどのくらい?

家計の理想的な支出の割合は、家族構成やライフスタイルによって異なりますが、一般的には手取り収入に対して以下のようなバランスが目安とされています。

費目支出の割合(目安)備考
住居費25%家賃や住宅ローン。都内だと、〜40%くらいになる可能性も。
食費15%外食費も含む。家族の人数や年齢で変動しやすい項目。
水道光熱費5%季節によって変動。オール電化かガス併用かでも変わります。
通信費5%スマホ、ネット代。格安SIMへの乗り換えで削減しやすい。
保険料4%生命保険、医療保険など。定期的な見直しが効果的。
日用品・雑費5%トイレットペーパーから子どもの文房具まで。
被服・美容費5%洋服、化粧品、美容院代など。
交通費5%通勤費、ガソリン代など。
交際費・娯楽費8%友人とのランチ、家族でのレジャーなど心の栄養。
貯蓄20%以上将来のための大切なお金。まずは10%からでもOK!

この表と、STEP1で洗い出した自分の支出割合を比べてみてください。「うちは住宅ローンが手取りの30%と高めだけど、その分他で調整しよう」「食費が20%!これはちょっと使いすぎかも…」といった気づきがあるはずです。

私の失敗談…見えてきた「使いすぎ」のクセ

この作業を初めてやった年、私は愕然としました。毎月の貯蓄目標はなんとか達成できていたものの、食費の割合が理想を大幅に超える24%でした。

振り返ってみると、原因は明らかでした。

仕事で疲れた日の「ご褒美」と称したデパ地下のお惣菜、週末の「まあいっか」という外食、特に目的もなく立ち寄るコンビニでのちょこちょこ買い…。一つひとつは小さな金額でも、1年分を合計すると、とんでもない金額になっていたのです。

これが私の「浪費グセ」でした。平均から9%も多い。これを貯蓄に充てられたら…

でも、こうして数字としてハッキリと可視化できたことで、「よし、来年はこの食費をどうにかしよう!」と前向きな目標を立てることができました。自分の弱点が見つかるのは、改善できる伸びしろが見つかったのと同じことなんです。

STEP3:「我慢しない節約」のための新年の予算を立てよう

さあ、いよいよ最後のステップ、今年の予算立てです。ここでの目標は、ただ切り詰めることではありません。メリハリをつけて、「我慢しない」で楽しみながらお金を管理する仕組みを作ることです。

まずは「先取り貯蓄」の金額を決める

何よりも先に決めるべきなのが、「貯蓄」の金額です。

「余ったら貯蓄する」という考え方では、お金はなかなか貯まりません。「給料が入ったら、まず〇万円を貯蓄用の口座に移す」という先取り貯蓄を仕組み化してしまいましょう。

STEP2でチェックした理想の割合(20%以上)を参考に、無理のない範囲で目標額を決めます。例えば、手取り月収が30万円なら、まずは10%の3万円からでもOK。慣れてきたら少しずつ割合を増やしていくのが成功のコツです。会社の財形貯蓄や銀行の積立定期預金など、自動的に引き落とされる仕組みを利用すると、意思の力に頼らずに続けられますよ。

「使いすぎ項目」の予算を具体的に決める

次に、STEP2で見つかった「使いすぎ項目」の予算を具体的に決めていきます。

私の場合は「食費」でした。前年の実績が手取り収入の24%だったので、今年は理想の15%に近づけるため、「マイナス9%」を目標に設定しました。

  • 年間の食費予算: 年間手取り収入 × 15% = 〇〇円
  • 月々の食費予算: 年間の食費予算 ÷ 12ヶ月 = △△円
  • 1週間の食費予算: 月々の食費予算 ÷ 4週 = □□円

このように、年間の大きな目標から週単位の小さな目標へと落とし込んでいくと、「今週はこの金額でやりくりしよう」と意識しやすくなります。不思議なもので、「使っていいお金」の上限がハッキリすると、その範囲内で工夫しようという気持ちが湧いてくるんです。

これは食費に限らず、洋服代や交際費など、他の項目でも応用できます。大切なのは、全ての支出を切り詰めるのではなく、自分が「ココは使いすぎかも」と感じた項目だけに的を絞ること。私の場合は食費1択で見直すことにしました。そうすることで、他にかけるお金を我慢することなく、賢く支出をコントロールできます。

予算は「聖域」。でも、たまには息抜きも大切に

決めた予算は、守るためのルールです。特に「使いすぎ項目」の予算は、なるべくオーバーしないように意識しましょう。

でも、あまりにガチガチに考えすぎると疲れてしまいます。時には予算を超えてしまう月もあるでしょう。そんな時は「なぜ超えてしまったんだろう?」と軽く振り返り、翌月に調整すれば大丈夫。冠婚葬祭など、予期せぬ出費があった場合は、あらかじめ用意しておいた「特別費」から出すようにすると、毎月の家計が乱れません。

家計管理は、100点満点を目指すテストではありません。長く続けることが何よりも大切。たまには息抜きしながら、柔軟に付き合っていくのが成功の秘訣です。

まとめ:予算立ては、未来の自分への一番のプレゼント

新年に、たった数時間だけ時間を作って去年の家計を振り返り、今年の予算を立てる。

この小さな習慣が、1年後、5年後、10年後のあなたを大きく助けてくれるはずです。自分のお金の流れを把握し、コントロールできるようになると、漠然とした将来への不安は「具体的な計画」に変わります。

お金に振り回されるのではなく、お金を上手に使いこなし、自分の人生を豊かにしていく。そのための第一歩が、この「新年の予算立て」です。

予算立ては、窮屈な節約生活を強いるものではありません。むしろ、心おきなくお金を使うために、そして大切な将来を守るために行う、未来の自分への一番のプレゼントなのです。

ぜひ、この3つのステップを試して、今年をもっと賢く、もっと楽しい1年にしてくださいね。

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