40代女性が知っておきたい!和食のマナーと美しい食べ方10選【基本から応用まで】

「和食をいただく時、なんとなくマナーは気をつけてるけど、これって合ってるのかな…」そんな風に感じたこと、ありませんか?特に40代女性になると、上司や目上の人との食事、ちょっと格式のあるお店での会食など、和食の席でのふるまいが自然と求められるようになります。

私も目上の人との食事で間違った作法でいただいてしまい、恥ずかしい経験をしました。

和食のマナーは誰でもちょっと意識すればすぐに実践できるものばかりなんですよね。お箸の持ち方や器の扱い方、魚のきれいな食べ方、寿司のいただき方など、ちょっとしたポイントを知っているだけで「この人、素敵だな」と思ってもらえることが増えていきます。

この記事では、40代が知っておきたい和食のマナー10個をご紹介します。和食に不安を感じる方も、これを読めば安心。今日から実践できる内容ばかりなので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。

目次

① 魚料理はどう食べる?美しく食べるコツとマナー

焼き魚や煮魚が出てきたとき、どこから食べるか迷った経験はありませんか?和食では、魚の身をきれいに食べることが大人の女性としてのマナーとされています。まず、魚は「頭側」から食べ始めるのが基本。左から右に進めるように、箸を使って骨を避けながら丁寧に身をほぐしていきます。中骨に沿って身をはがすようにすると、きれいに取れますよ。食べ終わったあとの骨や皮をぐちゃぐちゃにせず、できるだけ整えてまとめておくと、食後の印象がぐっと良くなります。

裏側の身を食べるときは、魚をひっくり返すのではなく、中骨を持ち上げて下の身をいただくのが正式なマナー。魚をひっくり返すと「船が転覆する」として縁起が悪いとされることもあります。見た目もスマートな所作を心がけましょう。魚料理は少しコツがいりますが、ゆっくり落ち着いて食べれば問題ありません。丁寧な所作があなたの品格を引き立ててくれます。

② 茶碗蒸しはどう食べる?ふたの扱いと上品な食べ方

茶碗蒸しは見た目がシンプルですが、意外とマナーが問われる一品。まず、茶碗蒸しの「ふた」は音を立てずにそっと外し、裏返して受け皿の横に置くのが正解です。ふたの裏に水滴がついていることもあるので、傾けて受け皿に軽く沿わせてから置くと美しく見えます。

スプーン(またはれんげ)でいただく際は、上から押しつぶすようにすくうのではなく、表面を軽く切るように滑らせて中をすくいましょう。具材を見つけたら丁寧にすくい、最後まで崩さずに食べきるのが理想です。

食べ終わったあとは、スプーンを茶碗の中に戻さず、受け皿の右側に添えるとスマート。ふたは元の位置に戻さず、そのままでOKです。静かに食べ、食後の器も美しく保つことが、和食の場ではとても大切です。ちょっとした気配りで、大人の余裕を感じさせることができます。

③ お椀はどう持つ?汁物をいただく時の正しいマナー

和食で汁物が出てきたとき、どう持つのが正解か迷いますよね?基本的に、お味噌汁やお吸い物など「お椀」は両手で持ち、口をつけていただくのが和食の正式なマナーです。左手で椀の底を支え、右手で椀の側面にそっと添えましょう。片手で持ち上げたり、音を立てて飲んだりするのは避けたいところ。

具材を食べるときは、箸で静かに取り出していただきます。汁を飲み干す必要はありませんが、飲む場合は静かに、音を立てずに。特にお吸い物の場合は、澄んだ出汁の香りを楽しみながら、ゆっくり味わうのが大人のマナーです。

食べ終わった後も、お椀はテーブルに音を立てずに戻しましょう。ふた付きのお吸い物が出た場合は、ふたはそっと外して、横に置いてからいただきます。お椀の扱い一つで、あなたの所作の美しさが伝わりますよ。

④ エビの殻付きはどう食べる?上品に食べるためのひと工夫

和食の席で、殻付きのエビが出てくると「どうやって食べたらいいの?」と戸惑ってしまうこともありますよね。実は、手を使っても大丈夫な場合もあるのですが、大人の女性としては、できるだけ箸で上品に食べたいところ。まず、頭と尾を軽く持ち、胴体部分の殻をゆっくり外すのが基本です。もし熱い場合や、うまく取れないときは、お店によっては「手を使っても構いません」と案内されることもあります。その場合は、汚れないよう懐紙を使ったり、手を添えるとスマートです。

殻をむいた後のエビは、なるべく一口でいただきます。何度もかじると汁が飛びやすく、見た目にもきれいとは言えません。また、殻をお皿に乱雑に置くのではなく、端にそっとまとめておくと美しい印象を与えられます。お店によっては、殻入れ用の小皿を用意してくれていることもあるので、そちらを使うとより丁寧です。

ちょっとした気遣いがあるだけで、「この人、食事マナーが身についているな」と思ってもらえますよ。

⑤ 寿司を食べるときのマナーとは?手で食べる?箸で食べる?

和食の中でもお寿司は、特にマナーが気になる料理のひとつ。握り寿司は、手で食べても箸で食べても問題ありません。ポイントは「一口で食べる」こと。特に女性は小さめの口に合わせて、ネタの大きさを心配するかもしれませんが、基本的にはそのまま口に入れるのがマナーです。

箸で食べる場合は、シャリが崩れやすいので、ゆっくり丁寧に。ネタとシャリの間に箸を入れて持ち上げると、形を保ったまま食べられます。手で食べるときも、ネタ側に醤油を少しだけつけて口に運びましょう。女性の場合、口元を隠すように懐紙を使うと上品さが増します。

お寿司は、食べる順番にも気をつけたいところ。白身魚や淡白なネタから食べ始め、脂の多いネタや味の濃いネタは最後にするのが通例です。味のバランスを保つことで、料理をよりおいしくいただけます。こうしたちょっとした工夫で、和食に対する理解も深まりますよ。

⑥ 寿司の上に柑橘系が乗っているときの食べ方

最近では、寿司のネタにすだちやレモンなどの柑橘類が添えられていることもあります。「これって取って食べるの?そのまま?」と迷う方も多いですが、基本的には料理人の意図を尊重して、そのままいただくのがマナーです。

すだちやレモンが薄くスライスされている場合は、風味付けとしてネタと一緒に食べるように考えられていることが多く、無理に取り除かず、そのまま食べると料理全体の味が引き立ちます。ただ、香りが強すぎると感じた場合は、そっと端によけても問題ありません。その際は、無造作に手で取るのではなく、箸を使って静かに移動させると上品です。

また、皮ごと食べるのが苦手な方は、無理せず「苦手です」と伝えてもOKです。大切なのは、自分本位にならず、周囲に不快感を与えないような所作を心がけること。マナーとは、他人を思いやる気持ちから生まれるものなのです。

⑦ 醤油のつけ方に注意!つけすぎ・こぼしに気をつけよう

和食の基本中の基本、醤油の使い方にもマナーがあります。お刺身やお寿司に醤油をつけるときは、まず「つけすぎない」ことが大切です。つけすぎると味が壊れるだけでなく、器にこぼれたり、服を汚してしまうことにもつながります。

お寿司の場合、シャリではなくネタ側に醤油をつけるのが正しいとされています。シャリに醤油が染み込むと崩れやすくなり、見た目も美しくありません。お刺身を食べるときも、一枚ずつ適量をつけていただきましょう。わさびが乗っている場合は、それを醤油に溶かさず、ネタの上で楽しむのが通な食べ方です。

また、醤油皿にドバドバと注がず、少量ずつ足すのが上品です。使い終わった後の皿が真っ黒になっていると、ちょっと残念な印象になってしまいます。和食の場では「控えめで美しく」が鉄則。醤油の扱い一つで、あなたの印象は大きく変わりますよ。

お寿司屋さんのYouTubeでわかりやすく解説してくれている動画がありました!

これを見れば、お寿司屋さんに行くのは怖くないですね。

私は昔、「あがり」とか「おあいそ」とか使っていましたが、今思うと恥ずかしいですね。

勉強になりました。

⑧ お箸の正しい持ち方とNGマナーとは?

和食の食事で最も注目されるのが「お箸の使い方」。大人の女性であれば、正しい持ち方を身につけておきたいものです。基本は、親指・人差し指・中指の3本で上の箸を動かし、下の箸は固定して持ちます。正しく持てるようになると、食べ物をつかむ動作が美しく見えます。

また、無意識にやってしまいがちなNGマナーにも注意が必要です。たとえば、刺し箸(料理に箸を突き刺す)、渡し箸(箸を器の上に渡すように置く)、迷い箸(料理の上でうろうろさせる)などは、どれも正式な場では避けたい所作です。

また白帯箸の帯を外す際は切らないこと。そして割るときは下の方で末広がりに割ると良いそうです。

こちらもマナー講座の先生の動画がわかりやすかったです。

お箸は食事が終わったら、箸置きにそっと戻すのが基本。箸袋がある場合は、袋の上に整えて置くと好印象です。普段は気にしていなくても、改めて意識すると驚くほど印象が変わりますよ。少しずつ習慣にすれば、自然と所作が整い、あなたの魅力が引き立ちます。

⑨ 和食の基本!懐紙(かいし)の使い方を覚えよう

和食の場では、「懐紙(かいし)」という小さな和紙を使うことがあります。あまりなじみがないかもしれませんが、持っておくととても便利で、上品なふるまいができるアイテムです。懐紙は、膝の上に敷いたり、口元を押さえたり、骨や皮を置いたりと多用途に使えます。

特に、魚の骨を取り出したときや、手で食べる必要がある場合など、直接テーブルに置かず懐紙に包んでおくととてもきれいに見えます。お寿司を手で食べるときも、懐紙で指先を軽く拭いたり、口元を隠すこともできます。

最近では100円ショップなどでも可愛らしい懐紙が手に入るので、カバンに1つ入れておくと、いざという時に役立ちます。懐紙の使い方を知っているだけで、ぐっと大人の品格が漂いますよ。

⑩ 美しい食べ終わり方で好印象に!食後のマナー

料理をきれいに食べることも大切ですが、食後の器の扱いもマナーの一部です。食べ終わったら、器をぐちゃぐちゃにせず、使った箸やスプーンなども静かに戻しましょう。魚料理の骨や殻は、懐紙などに包んで端に寄せておくと好印象です。

また、器を元の位置に戻したり、ふたを閉めるかどうかもお店の形式により異なりますが、基本的には開けたままで問題ないことが多いです。食後は口元をさりげなく拭いて、ナプキンや懐紙を整えておくと、席を立ったときの印象も良くなります。

和食のマナーとは「いただきます」から「ごちそうさま」までの一連の流れを丁寧に行うこと。最後まで美しく締めくくることで、大人の女性としての魅力が自然とにじみ出てきます。

まとめ:マナーを知れば、自分にもっと自信が持てる

いかがでしたでしょうか?

基本の和食のマナーはこちらの動画もわかりやすいです。

和食のマナーは、決して堅苦しいルールではなく、相手を思いやる気持ちや美しさを大切にする日本の文化そのもの。魚の食べ方やお椀の持ち方、箸づかいなど、ちょっとしたコツを知るだけで、あなたの所作がぐっと上品に見えます。

特に40代になると、自分の振る舞いが仕事やプライベートに与える印象も大きくなりますよね。「学歴もスキルもない経験もないし…」と思っていた方も、マナーを学ぶことでより深みのある、堂々とした自分を手に入れることができます。

今回ご紹介した内容は、誰でもすぐに実践できるものばかり。まずはひとつからでも大丈夫。自分を大切にする気持ちで、和食のマナーを楽しんでみてくださいね。自然と、自信のある素敵な女性に変わっていけるはずです。

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