もう40代なのに、貯金もないし、今後の人生が不安…そんな思いを抱えていませんか?
貯金があっても不安な人っています。
不安は貯金ではなくならないかもしれませんが、少しでも家計を立て直し、なんとかなりそうに変えることができたら嬉しいですね。
若い頃、もっと貯金しておけば良かったと常に反省している浪費家の私でも、家計の見直しとちょっとした行動の工夫で絶対ダメだ!→なんとかなる!にすることができました。
今回は貯金ゼロの状態からでも始められた家計再生術を実体験を交えて紹介していたいと思います。
家計の現状を知ろう!まずは収支の見える化から
あなたは毎月の食費がいくらか即答できますか?
日用品は?光熱費は?
即答できない方って結構いるのかなと思います。
貯金ができない原因の多くは、自分が何にどれだけ使っているのか分からないことにあります。特に私のような40代の独身女性は、一人暮らしで自由度が高い分、無意識に出費がかさみがちです。
まずは家計簿をつけて、1か月の収入と支出を明確にしましょう。
家計簿は固定費(家賃・光熱費・通信費など)と変動費(食費・交際費・日用品など)に分けて記録することで、どこにお金がかかっているのかが見えてきます。スマホの家計簿アプリを使えば、面倒な計算も不要で手軽です。
家計簿なんて何回もつけたよ。
そういう声が聞こえそうですが、
- 肝心なのは毎月きちんと振り返りをすること
- 翌月の予算を立てること
- 予算内で生活すること
ここをやっていない人が多いんだと思います。
これをやれば、まず無駄は抑えられます。予算化してその通りに使うって結構難しいんです。
数字を「見える化」することで、節約すべきポイントや、意外な無駄が明らかになります。
現状を知ることは、家計再生の第一歩。ここをクリアにしておくと、今後の行動も確実に変わってきます。
毎月の振り返り
毎月の振り返りをしっかりと行なったこと、ありますか?
家計簿をつけるときはアバウトでも良いですが、振り返りはきちんと詳細と原因を突き詰めることが大事だと思います。
そのためにも、アプリの家計簿はとても便利です。
ちなみによくお金リテラシーブログなどではマネーフォワード MEをおすすめしているところがほとんどだと思いますが、私は基本、現金を持ち歩かずほぼ楽天経済圏で管理をしています。
例えば、楽天カードから毎月の食費を楽天キャッシュにチャージ。楽天家計簿で毎月の予算を設定し、楽天Payで支払うイメージです。
その他のお買い物も楽天カード、NISAも楽天カード引き落とし、洋服は楽天ファッション、本は楽天ブックスという感じで楽天に1本化しています。(idecoだけは別なのです。また電気・ガスも最近、カブアンドに変更しました。)
これの方がシンプルで、わかりやすく、UIが優れていると思いますし、マネーフォワードMEや楽天家計簿アプリより使いやすい気がします。(その他を紐付けられるのは便利ですが)
楽天経済圏の方はポイントも貯まるので、一本化し、楽天家計簿で管理することをおすすめします。
固定費を見直して、ムダをカット!
節約と聞くと「我慢」が思い浮かぶかもしれませんが、実は一番効果が高いのは「固定費の見直し」です。固定費とは、毎月必ず発生する出費のことで、代表的なものは家賃、保険料、スマホ代、サブスクなどがあります。
例えば、スマホを大手キャリアから格安SIMに変えるだけで、月に3,000円〜5,000円の節約が可能です。保険も、今の生活に合っていない高額なものを見直すことで、月々の支出を減らせます。
保険は専門的な知識もあるので、不安な場合は専門家へ相談することも一つの手段です。

また、あまり使っていないサブスク(動画配信、ジムなど)があれば、思い切って解約するのも手です。
これらの見直しは一度やるだけで、あとは自動的に支出が減っていきます。浮いたお金は、貯金や緊急時の備えにまわせます。自分の人生を立て直すための資金を、無理なく生み出せるのが固定費見直しの魅力です。
ちなみに私は通信費が一番もったいないと感じます。
ですので楽天モバイルの楽天最強プランにしています。
ネットが使いたい放題で、wifiも入りません。これはかなり大きな支出カットに繋がっていると思います。
食費は「ゆる節約」でストレスなくコントロール
食費は生活費の中でもコントロールしやすい項目です。でも、無理に節約しようとするとストレスがたまり、逆にリバウンドして外食が増えてしまうこともあります。
大切なのはゆるく続ける節約です。例えば、買い物に行く前に冷蔵庫の中を確認して、あるもので献立を考えるクセをつけると、無駄な買い物が減ります。また、1週間分の献立をざっくり決めておくと、計画的に食材を使い切ることができます。
自炊が難しい日は、冷凍食品やレトルトも上手に取り入れましょう。大事なのは頑張りすぎないことです。食費を見直すことで、生活の満足度を下げずに家計を改善できるのです。
私は食べることが大好きで、食費を下げるのが一番難しかったです。外食も多いので、どうやって減らそうかと思っていたのですが、作り置き+冷凍のルーティン生活に変えたことで1ヶ月の食費がガクンと下がりました。
具体的には、朝食、昼食、夜食をほぼ固定してしまうイメージです。
とはいえ、毎日同じものは飽きてしまうので、何パターンか用意しておき、交互に食べています。
毎日、何を食べようかとか何を作ろうかとか、そう考える時間が減り、一石二鳥です。
またこの作り置きとかは別で書きますね。生活がグンと楽になる上に、節約もできて本当におすすめです。
無駄遣いのクセを見抜いてストップ!
知らず知らずのうちにしているちょっとした出費が、実は家計に大きな影響を与えています。コンビニでの買い食い、ドラッグストアでのついで買い、ネットでの無意識なポチり。これらは1回数百円でも、月にすると数千円、年間では数万円になることも。
無駄遣いを減らすには、買う前に一呼吸おく習慣をつけるのが効果的です。以前紹介したオタクふゆこさんの節約術をぜひ参考にしてください。

また、現金管理に戻してみるのもおすすめ。カードだと感覚が鈍くなりがちですが、現金だと「減る実感」があるため、使いすぎ防止になります。意識を変えるだけで、支出は大きく変わりますよ。
私はネットサーフィンが大好きで、いつも洋服などを見るとすぐに書いたくなっていました。
これを変えたのが欲しいものリストで寝かせること。
洋服、本、日用品、化粧品など、欲しいと思ったものをメモにして1週間くらい寝かせます。
買い物は週末など決めると良いと思います。
これが不思議、1週間経つと、「これ本当に欲しいかな?いらないかも」となり、衝動買いを減らすことができました。
まずはメモしてみる習慣もおすすめします!
少額でもOK!先取り貯金で未来に備える
貯金がないから、貯められないと思い込んでいませんか?
私も昔はそうでした。でも少額からでも始められる先取り貯金を習慣にすれば、自然とお金は貯まっていきます。
先取り貯金とは、給料を受け取った段階でまず貯金分をよけておき、残りでやりくりする方法です。
たとえば毎月1,000円でも、1年間で12,000円。やり方は、口座を2つに分けておくだけでもOK。自動振替設定をしておけば、うっかり使ってしまう心配もありません。
貯金があることで、緊急で出費があった際にも心の余裕が持てます。
40代、冠婚葬祭などもありますし、意外と出費がかさむ場面でもあわてずにすみます。小さくても続けることで大きな安心に変わるのが、先取り貯金の力です。
公的支援や制度を賢く使おう
家計が苦しいとき、活用すべきは公的な支援制度です。ハローワークでは40代女性向けの職業訓練やセミナー、転職相談など、無料で利用できる支援が豊富に用意されています。
また、自治体ごとに再就職準備金、生活困窮者自立支援などの制度を設けているケースもあります。自分が住んでいる市区町村のホームページをチェックしてみましょう。意外な支援が見つかるかもしれません。
公的制度は「困っている人のためにある」もの。遠慮せず、活用できるものはどんどん利用して、安心して転職の準備を進めましょう。
私は再就職手当や教育給付訓練金を使いました。
再就職手当とは…
基本手当の受給資格の決定を受けた後に早期に安定した職業に就き、又 は事業を開始した場合に支給することにより、早期の再就職を促進するための制度
雇用手当を受給しているうちに再就職すると手当がもらえる制度です。ボーナスような感じで本当に助かりました!
また教育訓練給付金はすでに3回くらい使っている気がします。
スキルアップ、資格取得には持ってこいの制度です。
教育訓練給付制度とは、雇用保険法における失業等給付のひとつであり、所定の要件を満たした者が厚生労働大臣の指定する講座を受講し修了した場合に、教育訓練施設に支払った経費の一部を支給する制度である。働く人の主体的な能力開発の取組み又は中長期的なキャリア形成を支援し、雇用の安定と再就職の促進を図ることを目的とする。
専門実践教育訓練の場合、70%ものお金が戻ってくるのでこれは大チャンスだと思います。

こちらもぜひチェックしてみてください。
次の月の予算を立てよう
家計簿で生活費を管理する上で一番大切なのはここだと思います。
前月の支出を見て、食費はこのくらいで行けそうだな。美容費はこれでは足りないな。
そんな風に予算を立ててみてください。
この感覚ってすごく大事です。
これがピタッと合うようになった時、貯金ができるようになっていると思います。
私はこの繰り返しで、今では1ヶ月の費目の生活費は全て把握できています。
中間の地点で今月は食費使いすぎ!などと気づくことも可能です。
まずは家計簿をつけて、次月の予算を立てることを何ヶ月か繰り返してみましょう。
予算の範囲で生活してみる
初めの頃は予算化してもうまくできないかもしれません。何ヶ月か続けていくことで、予算の範囲で生活しようという意識が生まれてきます。
そうすると節約は簡単にできるようになっていると思います。
それでも難しい場合は、1週間ごとに予算を小分けしましょう。
例えば食費が月3万円の場合、1週間ごとの7,500円を封筒に入れてそこから食費を購入するようにします。
こんな感じで細分化していけば、必ずできるようになります。
まずは小さな変化を積み重ねましょう
40代からの家計再生、転職、自己変革。決して遅すぎることはないと思います。貯金ゼロでも、家計が改善することを身をもって体験しているからです。今から始めて50歳まで一緒で変わらないということは絶対にありません。積み重ねが大切なのです。
まずは収支を見直すことから始めて、少しずつでも前に進めば、確実に未来は変わっていきます。
今回ご紹介した内容はどれも今すぐに始められるものばかりです。大切なのは、あきらめずに継続すること。
少しの工夫と意識の変化でも、必ず状況は改善するので、ぜひ試してみてください。