フォトフェイシャルとピコトーニング、どっちがいい?

フォトフェイシャルとピコトーニング

こんにちは。気が付けば40代も半ば。仕事に追われる毎日で、自分のことは後回し。ふと鏡に映る自分の顔に「あれ?」と、思わず二度見してしまうことが増えました。

なんだか全体的に肌が疲れて見えるし、若い頃にはなかったはずのシミが、じわじわと存在感を増していたんです。

そこから美容医療を調べて、ある程度試した私の感想を今回は書いていきたいと思います。

さくら

この記事はこんな人におすすめです。
・シミ、そばかす、肝斑が気になる方
・フォトフェイシャルとピコトーニングで悩んでいる方
・美容医療に興味のある方

フォトフェイシャル、ピコトーニングの両方を実践したリアルな私の体験を紹介します。

目次

増えていくシミ、消えないくすみ。ファンデーションが厚くなる毎日

特に気になっていたのが、頬骨のあたりに広がる、もやもやとした影。シミなのか、くすみなのか、肝斑なのか…。コンシーラーで隠そうとしても、なんだか浮いてしまって、余計に目立つ気がするんです。

「隠さなきゃ」という気持ちが、どんどんファンデーションを厚塗りにさせ、夕方にはドロドロに崩れて、かえって老けて見えるという悪循環。毎朝、鏡の前でため息をつくのが日課になっていました。評判の良いスキンケアを試しても、この手ごわい悩みはなかなか消えてくれません。

もう自力でなんとかするのは限界なのかも…

そんな時、出会ったのが、「フォトフェイシャル」と「ピコトーニング」という二つの選択肢でした。

「フォト」と「ピコ」どう違うの?最初の私が抱いた素朴な疑問

クリニックのサイトを見ても、なんだか専門用語ばかりで、正直よくわかりません。「光でしょ?」「レーザーでしょ?」くらいの知識しかなく、どっちが自分の悩みに合っているのか、さっぱり見当がつきませんでした。

  • 結局、私のこのシミにはどっちが効くの?
  • 何回くらい通えば効果が出るんだろう?
  • 痛みやダウンタイムは?
  • しわにも効いたりするのかな?

そんな疑問だらけの状態から、私の美容クリニック通いはスタートしたのです。

美容医療

【結論】施術してわかった!40代の肌悩み別「フォト」と「ピコ」の選び方

フォトフェイシャル(私が受けたのはステラM22という機種です)を5回、ピコトーニングを5回、合計10回の施術を終し、その後も定期的にどちらかを受けるようにしています。ようやく、この2つの違いと、どんな人におすすめなのかが、自分の肌で理解できました。

まず結論からお伝えしますね。私の体験から導き出した、40代の肌悩みに合わせた選び方はこちらです。

シミ・そばかす・肌のツヤ感なら「フォトフェイシャル(ステラM22)」

こんな悩みにおすすめ

  • ポツポツと散らばっている、境界線がはっきりしたシミやそばかす
  • 肌全体のハリやツヤを取り戻したい
  • 化粧ノリを良くして、若々しい印象になりたい
  • 赤ら顔やニキビ跡の赤みが気になる

フォトフェイシャルは、IPLという幅広い波長の光を肌に当てる治療です。シミの原因であるメラニンだけでなく、赤みの原因であるヘモグロビンにもアプローチしてくれるので、シミ・赤み・ハリ不足といった複数の悩みに同時に応えてくれる治療です。

もやもやした肝斑・くすみ治療なら「ピコトーニング」

こんな悩みにおすすめ

  • 頬骨あたりに左右対称に広がる、もやもやしたシミ(肝斑)
  • 肌全体のくすみを払い、色ムラを整えたい
  • 刺激に弱いデリケートな肌質の人

ピコトーニングは、ピコ秒という非常に短い時間でレーザーを照射します。熱ではなく衝撃波でメラニンを細かく砕くので、肌へのダメージや炎症リスクが少ないのが最大の特徴。刺激で悪化しやすいと言われる肝斑の治療には、こちらが適していると実感しました。

結局、私はこう使い分けています

今の私は、肌のコンディションや目的に合わせてこの2つを使い分けています。

  • 基本のメンテナンス(肝斑ケア): ピコトーニングで肝斑ケアをしつつ、全体のくすみを飛ばす。
  • スペシャルケア(ハリ・ツヤUP): 大事な予定の前など、肌に元気がない時にフォトフェイシャル(ステラM22)で肌全体のコンディションを底上げする。(※肝斑部分は避けてもらうか、出力を調整してもらっています)

このように、自分の肌状態を正しく理解し、ドクターと相談しながら治療法を選ぶのが一番の近道だと感じています。

私の失敗談?フォトフェイシャル(ステラM22)を5回受けたリアルな感想

最初に試したのは、知名度も高く、口コミも良かったフォトフェイシャル(ステラM22)でした。「これでシミもくすみも一掃できる!」と期待に胸を膨らませていました。

良かった点:3回くらいから感じ始めるハリとツヤ!化粧ノリは最高に

施術は、パチッ、パチッと温かい輪ゴムで弾かれるような感覚。我慢できないほどの痛みではありません。そして驚いたのが、施術後の肌の変化です。

私は3回目くらいから洗顔した時の肌のツルツル感、そして化粧水がぐんぐん浸透していく感じ。明らかに肌がふっくらして、内側から発光するようなツヤが出て、肌のトーンが上がりはじめました。特におでこはツルツル、テカテカの満足度。ファンデーションの量も減り、化粧ノリは最高!この即効性に感動し、継続して施術を受けました。

注意点:あれ、シミが増えた?私の肝斑が悪化したかもしれない話

肌全体の調子は良い。でも、5回目が終わる頃、ふと気づいたんです。

「あれ…?頬骨のあたりのもやもや、前より濃くなってない?」

そう、良かれと思って受けていたフォトフェイシャルが、私の隠れ肝斑を刺激してしまい、逆に濃くしてしまった可能性があったのです。これが私の中のフォトフェイシャルの注意点です。

なぜ?フォトフェイシャルで肝斑が悪化する可能性がある理由

後からドクターに教えてもらったのですが、肝斑は非常にデリケートで、慢性的な炎症状態にあるため、ちょっとした刺激でも悪化しやすい性質があるそうです。フォトフェイシャルの光は、シミには効果的ですが、その熱エネルギーが肝斑の原因であるメラノサイトを活性化させてしまうことがあるのだとか。もちろん、全ての人が悪化するわけではありませんが、私のように肝斑がある、またはその疑いがある場合は注意が必要です。

期待と不安のピコトーニング。5回受けた正直な効果は?

フォトフェイシャルでの経験を踏まえ、ドクターに「このもやもやは肝斑です」と診断され、次に挑戦したのがピコトーニングでした。「肝斑にはこれしかない」という言葉を信じて、再び5回コースで臨みました。

良かった点:手ごわかった「もやもや肝斑」が薄くなった!

ピコトーニングの痛みは、フォトフェイシャルよりもさらにマイルド。チリチリとした軽い刺激がある程度でした。

効果は、フォトのように1回で劇的に変わるというよりは、回数を重ねるごとにじわじわと現れるタイプ。3回目を過ぎたあたりから、「あれ?肝斑なくなっている」と感じ始め、5回目が終わる頃には、すっぴんでも以前ほど気にならないレベルまで、あのしつこい肝斑が薄くなってくれましたこれは本当に嬉しかったです。

物足りなかった点:肌のトーンアップやツヤはあまり実感できず…

一方で、正直に言うと、フォトフェイシャルで感じたような「肌が内側から発光するようなツヤ」や「毛穴がキュッと引き締まるハリ感」といった、分かりやすい美肌効果は、ピコトーニングではあまり実感できませんでした。肝斑が薄くなったことで肌の色ムラは改善されましたが、あの「お肌、調子いいね!」と言われるような感動は、フォトフェイシャルの方が上だったな、というのが私の本音です。

【比較表】40代の私が実感!フォトとピコ、効果・回数・痛みの違い

私の10回の経験を、分かりやすく表にまとめてみました。あくまで個人の感想ですが、どっちにしようか迷っている方の参考になれば嬉しいです。

項目フォトフェイシャル(ステラM22)ピコトーニング
得意な悩みシミ、そばかす、ハリ、ツヤ、赤み肝斑、くすみ、色ムラ
効果の実感早い(1回目からツヤ感を実感)ゆるやか(3回目以降から実感)
肝斑への効果△(悪化のリスクあり)◎(改善を実感)
ハリ・ツヤ効果◎(感動レベル)△(あまり感じなかった)
痛みパチパチと輪ゴムで弾かれる感じチリチリと軽い刺激
ダウンタイムほぼなし(シミが濃く浮き出ることも)ほぼなし(赤みが出てもすぐ引く)
1回あたりの相場2万円~4万円1.5万円~3万円

よくある質問に、私の経験から答えます

きっと、昔の私と同じようにたくさんの疑問を持っている方がいると思います。私の経験から、よくある質問にお答えしますね。

Q. 結局、何回くらいやれば効果が出ますか?

私の実感では、以下の通りです。

  • フォトフェイシャル: 肌のツヤやハリなら1回でも効果を感じました。シミを薄くする目的なら、クリニック推奨通り5回程度は必要だと思います。
  • ピコトーニング: 効果はゆるやかなので、最低でも5回は続けないと変化を感じにくいかもしれません。肝斑の状態によっては、10回以上必要になる場合もあるようです。

どちらも1回で完結する治療ではなく、継続が力になる、というのは共通しています。実際に私も、コース終了後、ライトな施術として、交互に受けたりしています。

また、肝斑やシミはやってもやってもいたちごっこ。また現れます。なので、何回かで必ず良くなるというより、継続的に行う治療だと思います。

Q. シワへの効果はありましたか?

深いシワを消す、というほどの劇的な効果は、正直どちらの治療でも感じませんでした。ただ、フォトフェイシャル後は肌のコラーゲン生成が促されるためか、全体にハリが出て、乾燥によるちりめんジワは目立ちにくくなったように感じます。本格的なシワ治療には、ヒアルロン酸注入やボトックスなど、また別のアプローチが必要なのだと思います。

Q. 予算はどれくらい見ておけばいい?

クリニックによって本当にピンキリですが、1回あたりの料金はピコトーニングの方が少し安い傾向にあります。ただ、どちらも効果を実感するには複数回の施術が必要なので、5回コースで契約することが多いです。総額で10万円~15万円くらいは見ておくと安心かもしれません。初回限定のトライアル価格を設定しているクリニックも多いので、まずはお試しで受けてみるのがおすすめです。また、出力レベルもクリニックによって異なります。

Q. 40代が最初に試すなら、どっちがおすすめですか?

これは本当に難しい質問ですが…。もし昔の私にアドバイスするなら、「まず自分のシミが肝斑かどうかを、専門医にしっかり診断してもらうこと」と伝えます。

その上で、

  • 肝斑がない、または薄い場合: 即効性があり、ハリやツヤといった複合的な美肌効果も手に入るフォトフェイシャルから試してみるのが満足度が高いかもしれません。
  • 肝斑が疑われる場合: 遠回りに見えても、悪化のリスクが少ないピコトーニングから始めるのが賢明です。

自己判断は絶対に禁物です。

まとめ:40代の美肌治療は「自分の肌を知る」ことから。まずはカウンセリングへ

フォトフェイシャルとピコトーニング、合計10回の施術を経験して、私がたどり着いた一番大切な答え。それは、「流行りや口コミだけで選ぶのではなく、まず自分の肌を正しく知ることが美肌への一番の近道」だということです。

私のように、良かれと思ってやったことで遠回りしてしまうこともあります。だからこそ、この記事を読んでくださったあなたには、まずは勇気を出して、信頼できるクリニックのカウンセリングに行ってみてほしいのです。

プロの目で自分の肌を診断してもらい、シミの種類や肌の状態をしっかり見極めてもらう。そして、ドクターと相談しながら、自分にぴったりの治療法を見つけるのが一番の綺麗への近道だと思います。

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