40代での転職は、これまでのキャリアや経験をどう活かすかが勝負。
でも、自分には特別なスキルがないし転職は難しいんじゃないかと不安を感じますよね。
私もそうでした。そんな時にやったのが、 自己分析です。
これは自分の今までのキャリアを棚卸しすることですが、これまでの経験・スキル・強みを振り返り、応募先企業でどう貢献できるかを明確にすることで、即戦力としての価値を伝えるものです。
これが疎かだと、採用担当者の眼鏡には敵いません。
実際に私も自分のキャリアの棚おろしには相当な時間をかけました。その時の方法をまとめます。
自分の経験を全て書く
棚おろしは外に出すものではないので、どんなことでも構いません。
今まで積み上げてきた経験を書き出して、自分自身がしっかりと把握することが重要です。
私も実際に自分が何もやっていないと思っていましたが、書くと非常にいろいろな経験を積んでいました。
できること、嫌いだけどやっていたこと、苦手なこと、得意なこと、大したことないと思っていたけど、実はすごかったことなど、今まで何をやってきたかを振り返ると膨大な量があるのです。
その書き出したことを、得意なこと、苦手なこと、好きなこと、嫌いなことなどにカテゴライズします。
そして、気になる職業を見つけたときに、書き出したものたちが、どんな部分でどういうことに貢献できそうかを当て込んでいくイメージです。
また、羅列したことを基に下記のような形に書き換えてみることもおすすめです。
◉職務内容・成果・身につけたスキル・課題
経験・スキル /プロジェクト管理、予算管理・スケジュール管理
活かせそうな業種・職種/IT系、コンサル系、営業系、マーケティング系、人材業界や広告業界
具体的な成果/売上達成率120%
経験・スキル /ITパスポート
活かせる業種・職種/幅広い業種、職種:総務系?、情報システムサポートの部署
具体的な経験/社内研修、マニュアルの作成
つまり、自分のスペックシートのような形ですね。
ここまでやっておくと、職務経歴書や自己PR、面接にも便利です。
応募する際には、これまでの自分自身の経験が、応募する企業にとってどんな価値を与えられるか、
この部分を採用担当者に伝わるようにする必要があります。
まずは自分自身がどんな経験をしてきたか、どんな業界にいたかなど
自分では大したことではないと思っていることでも一つ一つ書き出してみましょう。
キャリアの棚おろしと同時に考えるべきポイント
転職を通じてどんな自分になりたいか、どんな人生を歩みたいか
こちらを棚おろしと一緒に考えることをおすすめします。
私もそうですが、これから先、何ども結婚・キャリア・将来の不安など、さまざまな悩みに直面すると思います。
自分が望むことをノートに書き出しておくことで自分を客観的にみて、考えをまとめやすくできると思います。
ノートに書くこと
今ある人生の不安
- 社会的なプレッシャー(結婚するパートナーがいないこと)
- キャリアの不安(今後の働き方・収入が低いこと)
悩みを解決するのためにはどうしたら良いか、転職してそれが解決されるのか
・やりたいことや目標、趣味があるのか
・どういう状態になったら満足できるのか
転職を通じてどんな人生を歩みたいか
・今より収入がアップしたらどんなことをやりたいか
・趣味やライフワークは転職によってどう変わるか
こんなことを書き連ねるだけで、自分の頭の中が整理されると思います。
私の場合、転職だけではなく、その後の人生のビジョンも含めて総合的に考えました。
・転職せず、今のままの状態を送る人生のメリット、デメリット
・転職した場合、今の状態と比べた人生のメリット、デメリット
たくさんノートに書きました。
独身ですので、この先の人生(特に老後)の不安も大きいです。
自分の資産や家庭、居住環境も含めて総合的に考えました。
それでも転職の方が後悔もなく未来が明るかったため、転職活動しました。
40代の転職は正直とてもハードルが高いです。
そのため、現状を我慢して生きていく人も多いと思います。
私の場合、独身だから転職できたというのも大きかったと思います。
(いや、独身の方が厳しいか…)
もし今、一歩を踏み出せなかったとしても、この自分の棚おろしをしてみることは今後の人生を楽しく生きることの大きな一歩だと思います。
ぜひ、自分年表や人生の折れ線グラフのような気持ちで振り返ってみることをおすすめします。
ここまできて、やはり転職をしたい!となった場合に一番重要なのがスケジュールです。
働きながらの転職は思った以上に大変でした。
かといって時間も限られているのでできるだけ効率良く進めたいですね。
働きながら効率よく転職活動をする方法
仕事をしながらの転職活動は忙しく、スケジュール管理が重要です。
効率よく進めるためには転職活動の時間を週に○時間と決めて計画的に進めるのが良いと思います。
特に、進捗管理は応募条件で気になったところや不安に思う点、面接の時の聞かれたことや気になったところなどを
メモ書き程度にとっておくと良いと思います。
仕事をしながらの転職は本当にハードですが、何より自分がどう生きたいか、どうありたいかを考えることでその大変さを乗り越えることができると思います。転職を目指している方はぜひ諦めないでください!