銀行にお金を預けてもほとんど増えない超低金利の今、百貨店積立「友の会」が、実は驚くほどお得で賢いお金の置き場所ということをご存知でしょうか。
この記事を読めば、こんなあなたの疑問や悩みがスッキリ解決します。
- 百貨店積立って、結局どれくらいお得なの?
- メリットだけじゃなく、知らないと損するデメリットも知りたい!
- たくさんあるけど、どこの友の会を選べばいいの?
- NISAやiDeCoと、どう使い分ければいい?
5年以上、複数の百貨店積立を続けている私が、体験談を交えながら、どこよりも分かりやすく徹底解説します!

この記事はこんな方におすすめです。
・百貨店でよく買い物をする方。
・冠婚葬祭など、突然の出費に備えたい方。
・百貨店積立が気になるけど、仕組みがわからない方。
・お得に買い物をしたい方。
・最も効率の良いお金の使い方をしたい方。
最近はネットショッピングで洋服などを買う方も増えていますが、やはり良いものはしっかりと自分の目で確かめてから買いたいですよね。
お得で効率が良いお金の使い方ができるので、ぜひご覧ください。
そもそも百貨店積立「友の会」とは?仕組みを分かりやすく解説
まずは「友の会って、そもそも何?」という基本から、分かりやすく見ていきましょう。
毎月の積み立てで、1ヶ月分のボーナスが上乗せされる仕組み
百貨店積立「友の会」の仕組みは、驚くほどシンプルです。
- 毎月、決まった金額(例:1万円)を12ヶ月間、コツコツ積み立てる。
- 1年後の満期を迎えると、積み立てた総額(1万円×12ヶ月=12万円)に、1ヶ月分のボーナス(1万円)が上乗せされる。
- 結果として、合計13万円分のお買い物カードが手に入る。
つまり、12万円が1年後には13万円分の価値になる、という魔法のようなシステム。毎月自動的に引き落とされるので、ズボラな私でも無理なく続けることができました。
驚きの「年利8.3%」!銀行預金との比較
「1ヶ月分のボーナス」と言われても、ピンとこないかもしれませんが、銀行預金の「利回り」と比較してみると、そのすごさが一目瞭然です。
百貨店積立(友の会) | 銀行の普通預金(参考) | |
年利回り(換算) | 約8.3% | 約0.001%~0.02% |
12万円を1年間運用した場合 | 10,000円分のボーナス | 1.2円~24円(税引前) |
※友の会のボーナスは厳密には利息ではありません。あくまで分かりやすくするために比較しています。
いかがでしょうか。銀行預金とは、まさに桁違いですよね。NISAなどの投資には元本割れのリスクがつきものですが、友の会は(百貨店が倒産しない限り)元本が保証され、確実にボーナスが手に入ります。この「安心感」と「高いリターン」を両立している点が、友の会最大の魅力です。
【要注意】還元は利息ではなく、お買い物カードへの金額チャージ
ここで一つ、大切な注意点があります。友の会のボーナスは、現金でもらえるわけではありません。あくまで、その百貨店で使える「お買い物カードへのチャージ」という形で還元されます。
「現金として自由に使いたい」という方には向きませんが、「お気に入りの百貨店でよく買い物をする」という方にとっては、これ以上ないほどお得な制度と言えるでしょう。
【体験談】私が感じた百貨店積立の5つのメリット
ここからは、私が5年以上続けて「本当に良かった!」と実感している、メリットを5つご紹介します。
メリット1:圧倒的なボーナス!複数回に分けることで嬉しさが倍増
やはり最大のメリットは、この圧倒的なボーナスです。年利8.3%相当のリターンは、他の金融商品ではまず見当たりません。
毎年、満期になった積立カードを手にするたびに、「1年間コツコツ頑張ってよかった!」と、ささやかな達成感と喜びを感じます。また、満期をずらして複数回にすれば、嬉しさも倍増!私は5,000ずつを3回に分けて積み立てています。株価のように日々の値動きに一喜一憂することなく、1年後には確実に資産が増えていて、年に3回もボーナスがもらえるという嬉しさは、銀行預金にはありませんね。


メリット2:デパ地下からセール品まで!使い道の広さが魅力
「百貨店でしか使えない」と聞くと、不便に感じるかもしれません。でも、実は使い道が本当に広いんです!
- 普段使いに: デパ地下のちょっとリッチな総菜や、美味しいパン
- 自分へのご褒美に: 憧れのブランドコスメや、上質なハンカチ
- ギフトに: 友人への誕生日プレゼントや、親戚へのお中元・お歳暮、冠婚葬祭
- その他: 書籍や文房具、北海道物産展など催事場のイベントなど
- 賢い使い方: なんとクリアランスセール品にも利用可能!
特に私が利用しているのは、タカシマヤの積立など、お祝い事などの場合に贈り物ができます。これはかなり利用しておりますが、店舗へ行かずオンラインで完結するので便利なんです。
メリット3:計画的にお金が貯まる!「つい使いすぎ」を防ぐ効果も
毎月決まった日に口座から引き落とされるので、意識しなくても自然とお金が貯まっていきます。これは、貯蓄の王道である「先取り貯蓄」と同じ効果ですね。
また、満期でまとまった金額が手に入るので、「この13万円で、ずっと欲しかったあのコートを買おう」「次のボーナスと合わせて、財布を新調にしよう」といったように、計画的にお金を使う習慣が身につきました。手元に現金があるとつい使ってしまう…という方には、浪費防止の効果も期待できますよ。
メリット4:会員限定の優待や割引サービスも受けられる
友の会に入会すると、ボーナス以外にも嬉しい特典が付いてくることがあります。
- 提携レストランやカフェでの割引
- ホテルやレジャー施設の優待価格
- 美術館や展覧会の入場割引
- 駐車場の無料時間延長サービス
など、百貨店によって様々なサービスが用意されています。お買い物ついでにランチがお得になったり、展覧会を楽しめたりと、より一層充実します。
メリット5:入会手続きは意外と簡単!オンラインで完結することも
「手続きが面倒くさそう…」と思われがちですが、実はとっても簡単。以前は店頭での手続きが主流でしたが、最近ではオンラインで入会手続きが完結する百貨店も増えています。
必要なものは、本人確認書類と、毎月の積立金を引き落とすための銀行口座(またはクレジットカード)だけ。スマホやパソコンから、思い立った時にすぐ始められる手軽さも、忙しい私たちにとっては嬉しいポイントです。


知らないと損!入会前に必ず確認したいデメリットと注意点
もちろん、良いことばかりではありません。メリットを最大限に活かすためにも、入会前に知っておくべきデメリットや注意点について、正直にお話しします。
デメリット1:百貨店の倒産リスク(元本保証ではない)
これが最大のデメリットです。友の会は預金保険制度の対象外なので、万が一、その百貨店が倒産してしまった場合、積み立てたお金が全額戻ってこない可能性があります。
ただし、割賦販売法という法律により、百貨店は積立金の残高の2分の1以上を法務局などに供託することが義務付けられています。つまり、最悪のケースでも半額は保全される仕組みにはなっていますが、全額ではないことは必ず覚えておきましょう。だからこそ、経営が安定している大手の百貨店を選ぶことが何より重要になります。
デメリット2:換金性は悪い。現金化できず、使う店が限定されている。
先ほども触れましたが、満期で受け取るのは現金ではなく、その百貨店グループでしか使えないお買い物カードです。急にお金が必要になった時に、現金として引き出すことはできません。
「普段、その百貨店では全く買い物をしない」という方にとっては、せっかくのボーナスも宝の持ち腐れになってしまう可能性も。自分が好きなお店があるのか、商品は充実しているかなど、自分のライフスタイルと照らし合わせ、本当に使い道があるかどうかを冷静に比較・判断することが大切です。
デメリット3:途中解約するとボーナスがもらえないことも
原則として、満期を迎える前に途中解約することも可能です。その場合は、それまでに積み立てた金額は現金で返金されます。
しかし、当然ながら1ヶ月分のボーナスはもらえません。また、百貨店によっては解約手続きが店頭のみであったり、手数料がかかったりする場合もあります。友の会は、あくまで「1年間は使わない余裕資金」で、満期まで続けることを前提に始めるのが基本です。
百貨店積立はこれ!人気・おすすめランキングTOP3【2025年最新比較】
「じゃあ、どこの友の会に入会すればいいの?」という方のために、利便性や特典などを比較し、特におすすめの友の会ランキングをご紹介します!
1位:大丸・松坂屋「友の会(JOYNAS)」
特徴 | 詳細 |
使える店舗 | 大丸、松坂屋各店 |
コース | 月々5,000円、1万円、3万円、5万円 |
手続き | 店頭での手続きが基本(一部WEB申し込みも開始) |
優待 | 周辺施設や提携レストランでの優待が充実 |
おすすめポイント | 関西や東海地方に店舗が多く、これらの地域にお住まいの方には非常に便利。食料品はもちろん、ラグジュアリーブランドまでとにかく品揃えが豊富です。私はメインでこちらを積み立てしています。 |
2位:高島屋「タカシマヤ友の会ローズサークル」
特徴 | 詳細 |
使える店舗 | 高島屋各店、ジェイアール名古屋タカシマヤ、いよてつ高島屋など |
コース | 月々5,000円、1万円、2万円、3万円、5万円 |
手続き | オンライン入会可能 |
優待 | 高島屋オンラインストアでの優待、高島屋提携のカルチャーセンター割引など |
おすすめポイント | デパ地下グルメに定評のある高島屋。特に食料品の購入が多い方におすすめです。オンラインストアの優待もあり、使い勝手の良さが光ります。 |
3位:三越伊勢丹グループ「エムアイ友の会」
特徴 | 詳細 |
使える店舗 | 三越、伊勢丹、丸井今井、岩田屋など全国のグループ百貨店 |
コース | 月々5,000円、1万円、2万円、3万円、5万円 |
手続き | オンライン入会・WEB口座振替手続きが可能で便利 |
優待 | 提携ホテル、レストラン、美術館、人間ドックなどの優待が充実 |
おすすめポイント | 全国に店舗が多く、オンラインストアでも利用可能。首都圏在住者だけでなく、地方在住者にも使いやすいのが最大の魅力です。 |
まとめ:百貨店積立は「よく買い物する百貨店」で始めるのが鉄則です
ここまで百貨店積立(友の会)の魅力やメリット・デメリットをお伝えしてきましたが、いかがでしたでしょうか。
結論として、友の会を始める上で最も大切なのは「自分が普段からよく利用する、またはこれから利用したい百貨店を選ぶ」ということです。どんなに高利回りでも、使わなければ意味がありませんからね。
NISAやiDeCoとどう違う?「攻め」と「守り」の使い分けがカギ
マネーリテラシーの高い方なら、NISAやiDeCoとの違いも気になるところですよね。私は、これらを目的別に使い分けています。
- NISAやiDeCo(攻めの資産運用):
将来のための長期的な資産形成が目的。元本割れのリスクは受け入れつつ、大きなリターンを狙います。
- 百貨店積立(守りの資産運用):
1年以内に使う予定のあるお金を、安全かつ着実に増やすのが目的。「自分へのご褒美」や「ギフト代」など、日々の生活を豊かにするための短期的な資金として活用しています。
これは人によって様々だと思います。百貨店積み立てに回すお金があるなら投資したい方もいると思います。ただ、私は40代になってやはり良いものを身につけたいという譲れない部分が出てきました。今までネットで安い消耗品を買ってきましたが、少なくてよいのでいいものを身につける習慣のためにも百貨店積み立てはしていきたいと思います。
こんな人にはおすすめ!賢くお得に百貨店ライフを楽しもう
最後に、百貨店積立はこんな方に特におすすめです。
- お気に入りの百貨店で、定期的にお買い物をする人
- 銀行預金よりは効率よくお金を増やしたい人
- 計画的にお金を貯める習慣をつけたい人
- 自分へのご褒美や、大切な人へのギフトをワンランクアップさせたい人
超低金利時代の今、百貨店積立は「知る人ぞ知る」賢いお金の置き場所です。ぜひ、お近くの百貨店の友の会をチェックしてみてくださいね!