「誰に投票すれば…?」次の衆議院選挙、迷うあなたのための完全ガイド
正直に言うと、数年前までの私は、選挙にほとんど興味がありませんでした。
選挙の時期になると聞こえてくる選挙カーの声に「ちょっとうるさいな…」なんて思ったり、「どうせ誰に投票しても、私たちの生活なんて変わらないでしょ?」と、どこか冷めた目で見ていたんです。あなたも、もしかしたら同じように感じているかもしれません。
でも、日々のニュースで見る日本の状況や、じわじわと家計に響いてくる物価の問題。「あれ、このままで本当に大丈夫なのかな?」と肌で感じる不安が、だんだん大きくなっていきました。
その不安が、私を選挙へと向かわせる最初のきっかけでした。とはいえ、政治のことはサッパリ。次の衆議院選挙はいつだろう?なんてレベルで、何から調べればいいのかも分かりませんでした。
この記事では、そんな昔の私と同じように、選挙のことがよく分からない、でも「このままじゃいけないかも」と感じているあなたに向けて、投票の基本から、自分に合った候補者や政党を見つける具体的な方法までご紹介します。
そもそも衆議院選挙って?私たちの生活にどう関係するの?
「衆議院選挙」と聞いても、なんだか難しそうですよね。でも、実は私たちの生活にめちゃくちゃ直結している、とても大切な選挙なんです。
すごく簡単に言うと、衆議院は「国のルール(法律)を作ったり、変えたりする」ことと、「内閣総理大臣を選ぶ」という、ものすごく重要な役割を持っています。
- 法律を作る・変える:私たちが払う税金の使い道、子育て支援の制度、働き方のルールなど、暮らしのあらゆることに関わります。
- 内閣総理大臣を選ぶ:選挙の結果、最も多くの議席を獲得した政党のリーダーが内閣総理大臣になるのが通例です。つまり、国のトップリーダーを選ぶことにも繋がっているんです。
誰がやっても同じではなく、誰がやるかで、私たちの未来の暮らし向きが大きく変わる可能性がある。そう考えると、少し自分ごととして感じられませんか?
【基本のキ】投票用紙は2枚!それぞれの書き方と注意点
さて、いざ投票所へ!そこで渡されるのが、2種類の投票用紙です。衆議院選挙の投票用紙の書き方はシンプルです。
1枚目「小選挙区選挙」:あなたの地域の代表を選ぶ投票
- 用紙の色:薄いクリーム色(うぐいす色)
- 何を書く?:候補者のフルネーム
これは、あなたの住んでいる選挙区(エリア)から、国会に送り出す代表者を1人だけ選ぶための投票用紙です。投票所には候補者の一覧が張り出されているので、それを見て「この人にお願いしたい!」と思う人の名前を正確に書きましょう。
2枚目「比例代表選挙」:応援したい政党を選ぶ投票
- 用紙の色:白色
- 何を書く?:政党名(または政治団体名)
こちらは、個人ではなく「政党」に対して投票します。「この政党の考え方が好き」「この政党に頑張ってほしい」と思う政党の名前を書きましょう。全国を11のブロックに分けて、各政党の得票数に応じて議席が配分される仕組みです。
| 投票用紙の種類 | 書くこと | 選び方 |
| 小選挙区選挙 | 候補者の名前 | あなたの地域の代表になってほしい「個人」 |
| 比例代表選挙 | 政党の名前 | 応援したい、考え方が近い「政党」 |
SNSでは、なぜか「比例代表の用紙には、候補者の名前を書きましょう」と出回っているそうですが、これは、間違いであり、無効票になるので気をつけましょう。
せっかくのあなたの1票が無駄になってしまわないように、必ず「小選挙区は候補者名」「比例代表は政党名」という書き方を覚えておいてください。もしわからなくなったら、投票所にいる係員さんに聞きましょう。
「で、誰に投票すればいいの?」自分に合う候補者・政党の見つけ方
ここが一番の悩みどころですよね。「誰に、どの政党に投票すればいいのか分からない…」。
安心してください。今は便利なツールがたくさんあります。私が実際に使ってみて「これは分かりやすい!」と思った方法をご紹介します。
STEP1:まずは「投票マッチング」で自分の考えに近い政党を知る
「いきなり政策を比べろと言われても…」と感じる人におすすめなのが、「投票マッチングサイト」です。
これは、いくつかの簡単な質問(例えば「憲法改正に賛成?反対?」とか「消費税についてどう思う?」など)に答えるだけで、自分の考えと近い政党を診断してくれるサービス。まさに、政治版・相性診断です。
ゲーム感覚でポチポチ答えていくだけで、「へぇ、自分の考えってこの政党と近いんだ!」と意外な発見があるかもしれません。政治への興味が湧く、最高のとっかかりになりますよ。
STEP2:「候補者プロフィール」で人柄や考えをじっくり比較
投票マッチングで大まかな方向性が見えたら、次はあなたの小選挙区の「候補者」一人ひとりを比べてみましょう。讀賣新聞の「候補者プロフィール」がとても役立ちます。
実は私、この候補者プロフィールを2時間くらいかけてじっくり読み込みました。すると、政策の賛否だけでなく、その人の「人柄」みたいなものまで透けて見えてくるから不思議です。
例えば、各政策課題へのスタンスを「賛成」「どちらかといえば賛成」「反対」などで答える欄があります。ここで、全ての質問に「無回答」を貫いている人もいれば、はっきりと自分の意見を示している人もいます。
私が個人的に面白いと思ったのは、「所属政党の代表を10段階でどう評価しますか?」という質問。自分の党の代表にだけ「10」をつけ、他の党の代表には何も書かない人もいれば、ライバル政党の代表にも敬意を払って点数をつけている人もいました。
どちらが良いというわけではありません。でも、そうした細かい部分から「この人は誠実そうだな」とか「自分の意見をしっかり持っている人だな」といった、人間性が見えてくる気がするんです。私は、好き嫌いは別として、政治家として自分の意見をはっきり示している人の方が信頼できるかな、と感じました。
政策はもちろん大事。でも、それと同じくらい「この人なら、税金から2,000万円払っても、しっかり国のために働いてくれそう」と思えるかどうか。候補者プロフィールをじっくり読む時間は、その判断をするための大切な時間だと思います。
投票日当日にいけない!そんな時は「期日前投票」を活用しよう
「投票日が日曜なのは知ってるけど、その日は仕事(または予定)が…」
そんなあなたのために「期日前投票」という制度があります。
これは、投票日の前に、役所や指定された場所で投票を済ませることができる便利な仕組みです。選挙期間中(公示日の翌日から投票日の前日まで)なら、手ぶらで行ってもOK(投票所入場券が届いていれば持参するとスムーズです)。
平日の仕事帰りや、土曜日の買い物のついでに、サクッと投票を済ませることができます。これなら、忙しいあなたでも大丈夫ですよね。
まとめ:白紙の投票用紙を前に、未来を想像してみよう
かつて選挙に無関心だった私が、今こうしてあなたに「投票に行こう」と語りかけているのが、自分でも少し不思議です。
でも、あの時「このままじゃいけないかも」と感じて、少しだけ勇気を出して選挙について調べ始めたことで、私の見る世界は確実に変わりました。
投票は、難しいことではありませんし、完璧な答えなんて、きっと誰にも分かりません。
大切なのは、白紙の投票用紙を前にした一瞬、立ち止まって「この先の日本の未来はどんな未来になってほしいかな?」と想像してみることだと思います。
今まで選挙に興味がなかった皆さんへ、この記事が参考になれば嬉しいです。
