災害時に備える防災グッズの本当に必要なもの|一人暮らしの場合

こんにちは。さくらです。

7月5日を不安な気持ちで迎えた方も多かったのではないでしょうか。私も「私が見た未来」を読んで、不安な気持ちでいっぱいでした。

さらにトカラ列島の地震が続く中、一人暮らしで災害が起きたらどうしよう…そんな不安から、防災グッズを見直すことにしました。

さくら

この記事はこのような人におすすめです。
・一人暮らしの方
・地震や災害に対して不安を持つ方
・防災グッズを準備したいが何を準備すれば良いのかわからない方
・私がみた未来を読んで不安になった方

防災グッズと言っても、市販のものは高価で一人暮らし用のものってあまりないし、そもそも本当に必要なものは何か、一人暮らしの人が本当に備えるべき防災グッズを調べてみたのでご紹介します。

目次

一人暮らしの防災、心構えは「助けは来ない」が前提

家族と暮らしている場合と、一人暮らしの場合では、災害時の状況が全く違います。まず、心構えとして3つのポイントを押さえておくことが大切です。

自分の身は自分で守るしかない

これが一番の基本です。災害が起きた直後、救助隊や支援は、すぐにあなたの元へは来てくれません。内閣府の調査でも、災害時に「自助」(自分で自分を助ける)の割合が最も重要だとされています。怪我をしても、パニックになっても、そばで助けてくれる人はいない。この現実を直視するところから、一人暮らしの防災は始まります。

持ち運べる荷物の量には限界がある

避難する時、持っていける荷物はリュック一つが限界です。あれもこれもと詰め込んでも、重すぎて動けなくなってしまっては本末転倒。だからこそ、「本当に必要なもの」を厳選するスキルが求められます。

首相官邸ホームページの下記チェックリストを見てみましたが、結構な量が必要です。

私の現状の防災グッズはバッグ1個にまとめてあり、かなり重いのですが、必要と言われているものは結構入っていました。

特に女性の方は生理用品がマストだと思います。

また私は寒がりなので、ホッカイロが結構多めに入っています。

東京備蓄ナビも面白くてやってみましたが、現実的に持って避難することは難しい量のものが記載されています。

これでは一体、何をどれだけ揃えれば良いのかわかりませんよね。

「在宅避難」と「外への避難」、両方を考える

災害は、家にいる時に起こるとは限りません。また、家が無事であれば、無理に避難所へ行くのではなく「在宅避難」が基本になります。

つまり、「外出先で被災した場合」「避難所へ逃げる場合」「家で救助を待つ場合」の3つのパターンを想定して備える必要があるのです。

【結論】防災グッズは「3つの場所」に分けて備えるのが正解

いろいろ調べた結果、防災グッズは「3つの場所」に分けて備えることが一番だとのこと。

  1. いつでも一緒「お守り防災ポーチ」:普段使いのバッグに入れる
  2. いざという時持ち出す「避難リュック」:玄関などすぐに持ち出せる場所に置く
  3. 家で耐え抜くための「自宅備蓄」:キッチンやクローゼットに保管する

この3つに分けることで、荷物が重すぎる問題も解決でき、どんな状況でもある程度の対応ができるようになるそうです。

①【常に携帯】普段のバッグに入れる「お守り防災ポーチ」

まずは、外出先で被災しても最低限困らないようにするための「お守り」です。いつものポーチに少しプラスするだけで、安心感が格段にアップしますよ。

ポーチの中身

アイテムひとことメモ
モバイルバッテリースマホは情報収集・連絡手段・ライトにもなる命綱。小型で軽いものを。
現金(小銭と千円札)停電時は電子マネーやカードが使えません。公衆電話用に10円玉も。
衛生用品ウエットティッシュ、ティッシュ、生理用品(1〜2日分)は必須。
常備薬・ミニ救急セット痛み止めや絆創膏など。普段飲んでいる薬がある人は忘れずに。
ミニライトスマホの充電を温存するためにも、キーホルダー型の小型ライトがあると便利。
お菓子小腹が空いた時や、不安な時に心を落ち着かせてくれる飴やチョコを少し。

モバイルバッテリーは命綱

災害時、スマホは家族との連絡、情報収集、そしてライト代わりにもなる最重要アイテム。充電が切れたら、一気に心細くなります。常にフル充電の小型モバイルバッテリーを一つ、カバンに入れておきましょう。

小銭と千円札も忘れずに

大規模な停電が起きると、キャッシュレス決済は使えなくなります。自動販売機で飲み物を買うにも、公衆電話を使うにも、小銭が必要です。お財布に、千円札数枚と10円玉・100円玉を少し多めに入れておくだけで安心です。

衛生用品(ウエットティッシュ・生理用品)

断水すれば手は洗えませんし、トイレも自由に使えなくなります。除菌できるウエットティッシュは必ず入れておきましょう。また、女性の場合、災害と生理が重なる可能性も。普段からポーチに数個入れておけば、いざという時も慌てずに済みます。

いつもの薬とミニ救急セット

持病の薬はもちろん、普段からよく使う頭痛薬や胃薬、絆創膏などを小さなケースにまとめておくと安心です。靴擦れ対策にもなりますよ。

②【避難用】玄関に置く「避難リュック」本当に必要なものだけ厳選リスト

次に、家から避難するときにサッと持ち出すための「避難リュック」です。ポイントは「重すぎないこと」。本当に必要なものだけを厳選しましょう。

避難リュックの中身

カテゴリアイテムひとことメモ
水・食糧水500ml×2〜3本、すぐに食べられる栄養補助食品やゼリー飲料など最低でも1日分。重くなりすぎない範囲で。
情報・明かりラジオ付き手回し充電ライト、予備電池スマホの充電もできるタイプが最強。
トイレ携帯トイレ(5〜7回分)、トイレットペーパー(芯を抜く)、黒いゴミ袋これがないと本当に困ります。
防寒・雨具アルミ製保温シート、カイロ、レインコート低体温症を防ぐ。雨の中の避難も想定して。
衛生用品マスク、歯磨きシート、体拭きシート、多めの生理用品避難所での生活や、お風呂に入れない状況を想定。
貴重品現金、身分証のコピー、保険証のコピー、家族の連絡先メモスマホが使えなくても大丈夫なように。
その他軍手、ホイッスル(防犯ブザー)、折りたたみスリッパガラス片から手を守り、助けを呼ぶために。

命を守る水と食糧(最低3日分)

リュックに入れるのは、避難所に着くまでの「1日分」程度でOKです。500mlのペットボトル2〜3本と、すぐにエネルギーになるチョコレートや栄養バーなどがおすすめ。残りの2日分は、次に紹介する「自宅備蓄」で用意します。

情報収集と明かりの確保(ラジオ付きライト)

停電した暗闇の中では、明かりがないと何もできません。スマホのライトは充電を消耗するので、別に用意しましょう。手回しで充電でき、ラジオも聞けて、スマホの充電もできる多機能ライトが一つあると、心強さが段違いです。

一番困る!トイレ問題の解決策(携帯トイレは必須)

災害経験者が口を揃えて「一番困った」と言うのがトイレ問題。断水で水洗トイレは使えなくなり、避難所のトイレは長蛇の列で衛生的にも不安…。特に女性にとっては深刻です。凝固剤で固めるタイプの携帯トイレは、絶対に用意してください。

体温を守る防寒グッズ(アルミシートとカイロ)

避難所は寒く、毛布もすぐには行き渡らないかもしれません。ペラペラに見えるアルミシートは、体に巻くだけで驚くほど体温を保ってくれます。軽くてかさばらないので、必ず入れておきましょう。貼るカイロも数個あると安心です。

女性ならではの備え(多めの生理用品と防犯ブザー)

避難生活で生理用品が手に入るとは限りません。普段使っているものを、少し多めにリュックに入れておきましょう。また、避難所などではプライバシーの確保が難しく、性犯罪のリスクも指摘されています。お守りとして、防犯ブザーやホイッスルを持っておくことを強くおすすめします。

③【自宅用】おうち避難を支える「ローリングストック」

家が安全なら、無理に避難所へ行く必要はありません。電気・ガス・水道が止まった家で数日間過ごすための備えが「自宅備蓄」です。おすすめは「ローリングストック」という方法。

ローリングストックとは、「普段から少し多めに食材や加工品を買っておき、使った分だけ新しく買い足す」という備蓄法。これなら、賞味期限切れを防ぎながら、無理なく備えられます。

ローリングストックの具体例

カテゴリアイテムひとことメモ
水・食料飲料水(1人1日3L目安)、パックご飯、レトルト食品、缶詰、カップ麺など最低3日分、できれば1週間分あると安心。
熱源カセットコンロ、カセットボンベ温かい食事が食べられるだけで心も体も休まります。ボンベは多めに。
断水対策給水タンク、ポリ袋(大・中・小)給水車に水をもらいに行く時に。ポリ袋は様々な用途に使えます。
衛生用品トイレットペーパー、ティッシュ、ウエットティッシュ、消毒液、簡易トイレリュックとは別に、自宅用にもストックを。
便利グッズサランラップ、アルミホイル、乾電池、ガムテープ、新聞紙サランラップは食器に敷けば洗い物不要。万能です。

水と食料は「1週間分」を目標にストック

政府は「最低3日分」の備蓄を推奨していますが、大規模災害ではライフラインの復旧に1週間以上かかることも。可能であれば「1週間分」を目標にしましょう。

  • :1人1日3L(飲み水+調理用)×7日=21L
  • 食料:3食×7日=21食

2Lのペットボトルを1ケース(6本入)と、日持ちする好きな食べ物を少しずつストックするだけでも違います。

カセットコンロとボンベで温かい食事を

冷たい食事ばかりでは、体も心も冷えてしまいます。カセットコンロが一つあれば、お湯を沸かしたり、レトルト食品を温めたりできます。カセットボンベは、冬場は1日1本、夏場は2日で1本が消費の目安。1週間分なら5〜6本あると安心です。

断水に備える給水タンクと大量のポリ袋

断水したら、給水車に水をもらいに行く必要があります。その時に、折りたたみ式の給水タンクがないと水を運べません。また、ポリ袋は、ゴミ袋としてだけでなく、簡易トイレを作ったり、水を運んだり、防寒に使ったりと大活躍します。

サランラップは食器にも包帯にもなる万能アイテム

サランラップは、防災のプロも絶賛する神アイテム。お皿に敷けば、洗い物が不要になり貴重な水を節約できます。怪我をした時の応急処置として、包帯代わりにも使えます。多めにストックしておいて損はありません。

まとめ:完璧じゃなくていい。まずは「3日分」の安心を備えよう

ここまで読んでいただき、ありがとうございます。

災害への備えに、「完璧」はありません。でも、何もしないのと、少しでも備えておくのとでは、いざという時の心の余裕が全く違います。

一人暮らしの防災は、「3つの場所(ポーチ・リュック・自宅)」に分けて、「まずは3日分」を揃えることから始めてみてください。

「私が見た未来」が現実になるかは分かりません。でも、いつか必ず来るかもしれない「もしも」のために、今日からできる備えをしたいですね。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次