こんにちは。さくらです。
40代での転職は、とても勇気がいるものです。
若い方とは全く別の視点で判断され、狭き門を目指す転職。
書類選考は5%から10%と言われています。
万が一、書類で通っても、今度は面接でさらに好印象を与えなければ、採用まで辿り着けません。
ちなみに一次面接通過率は10~20%程度、最終は30%〜50%と言われています。
(各エージェントの出している数値が大まかで異なるため、ざっくりした数値となっています)
- 40代で転職なんて…絶対ムリ!書類すら通らないかも
- 自己PRって、特にないし。
- 面接とか何話せば良いんだろう。どうしよう…
そんな方向けに、転職成功者である私が、40代だからこそ武器になる自己PR・面接対策を、わかりやすく解説します。

この記事はこんな人におすすめです。
・40代で転職面談に挑もうとしている人
・自分の経験をどう伝えたらいいか悩んでいる人
・書類は通って面接まで進んだものの、何を話せばいいか不安な人
・書類は通ってもいつも面接で落ちてしまう人
今日は転職の中でもハードルが高い面接について書いていこうと思います。
面接で注目される40代ならではの強みを知ろう
40代の転職では、まず書類が第一関門ですが、それを過ぎてもやはり面接も厳しいのが現状だと思います。
私の場合は、3社同時並行、各社3次面接まであったので、かなりハードでした。
狭き門?実はチャンス多め
これはエージェントの担当者に言われたことなのですが、40代転職の場合、書類選考を通った=あなたの経験に興味を持っているということです、と言われました。
確かに書類通過率は約5~10%ですが、その後の面接では主に特定の経験について聞かれることが多かったように感じます。普通、面接は学歴や職歴を深堀りされると思うのですが、前職の経験について、応募先の業務と照らし合わせて、こんなことはできますか?どうでしたか?と聞かれたことの方が多かったです。
3社中、3社とも一次は通ったのです。
狭き門と言われていますが、面接に来てしまえば意外とチャンスがあるのかもしれないと、私自身の経験からですが感じました。
「即戦力感」を伝える自己PRの準備方法
面接の中で、この業務はされていましたか?と聞かれた時に、ただ「していました」と答えるだけではなく、より具体的にイメージがわくように伝えるのがポイントだと思います。
私の場合、〇〇をしていました。具体的には〇〇の部署と連携し〜のように伝え、さらに応募先からの質問に答えるリレーを何往復もした記憶があります。
あらかじめ、企業をリサーチして自分の経験がどんな業務に活かせるかを考えていたので、咄嗟の時にもアピールできました。〇〇の経験があるので、御社の〇〇についても貢献できると考えています。などと伝えると良いと思います。
また、〇〇のような経験もあるので、〇〇が起こった場合にも柔軟に対応できるかと思います、などリアルさと前向きさを伝えることも重要だと思います。
身だしなみで与える第一印象も戦略
メラビアンの法則はご存知でしょうか?
人とのコミュニケーションの中で、言語情報が7%、聴覚情報が38%、視覚情報が55%の割合で影響を与えると言われています。つまり、視覚情報が半分以上なのです。
清潔感×TPOの基本ルール
面接において第一印象は非常に重要です。特に40代女性にもなると、妙なオーラは元から出ていると思います。そのオーラをさらに活かすために、服装や身だしなみはとても大切です。
この人、なんか凄そう。こんな感覚を持ってもらうためには、やはり清潔感、TPOに合った装い、控えめ、上品といったキーワードがポイントになります。
スーツスタイルなら、過去の関連記事をご覧ください。


また、ヘアスタイルやメイク、爪の手入れなどの細かい部分も意外と見られています。ナチュラルなメイクと整った髪型は、清楚さと丁寧さの象徴。香水は控えめにし、アクセサリーもシンプルにまとめるのが基本です。
そして、やり過ぎの自信はダメですが、ある程度、自信に近いオーラを出すことも大切だと思います。ヘアメイク、きちんとしたスーツを着ると、自分自身も背筋が伸び、堂々と受け答えできそうな雰囲気は醸し出せます。
あの時、こうすればよかったとならないためにも、最善の努力をして、きちんと感を心がけたいですね。
成果ベースで話すと説得力UP!
40代の転職では、これまで積み重ねてきた経験が大きな武器になります。ただし、その経験はプロセスではなく、成果で伝えることが重要です。
面接で成果を話す際は、数値化や具体的な改善例などを取り入れると説得力が増します。
「〇〇として、〇〇を行った結果、年間or月間で〇〇%〇〇しました」といったように、具体的な数値を入れることが重要です。
また、チームでどんな役割を果たしていたのか、どう周囲を巻き込み、目標達成に貢献したのかなど、求心力やストーリー性を意識する場合にも、できるだけ数値を取り入れると印象に残ると思います。
年齢よりも何ができる人かをみられている部分もあるので、しっかりと話す内容を想定して臨みましょう。
年齢や転職理由に関する質問への前向きな答え方
面接では、年齢や転職理由に関連する質問が投げかけられることがあります。
年齢は“信頼の証”と受け止めさせる
ポイントは、年齢等の理由に引け目を感じていないことを伝えることです。
- これまでの職場でも年齢の異なるメンバーと仕事をしてきました。
- 相手に合わせて柔軟に接するのが得意なので、年代を問わず良好な関係を築ける自信があります。
など、相手に柔軟性があることを伝える回答が効果的です。
年齢を問う質問の背景には、「柔軟に組織に馴染めるか」「年齢にこだわらず働けるか」という企業側の不安があります。そこを丁寧に払拭することが、面接成功への鍵となります。
ネガティブ発言はNG。転職理由は志望動機とリンクさせよう
また、転職理由は、面接で必ず聞かれる質問の一つです。
- この人は前向きな気持ちで応募しているのか
- 長く働いてくれそうか
といった企業側の判断が下されますので、ネガティブな印象を与えないことが重要です。
まず絶対にNGなのは、現職や前職の不満を語ること。不満より「成長したい」「こう貢献したい」を前面に出して、ネガティブ要素はスルーしましょう。
また、転職理由と志望動機に一貫性を持たせることが、面接の通過率を上げることにも繋がります。
面接マナーと所作など基本を見直しておく
社会人経験が豊富な40代だからこそ、マナーが身についているのは当たり前です。
見た目もそうですが、
- 5分前行動
- 入室時にはノック
- はっきりとした受け答え
- 適度な相槌ち
など、当たり前の動作を落ち着いて丁寧に行うことが大切です。
また、話を聞くときは相手の目を見て、真剣に聞く姿勢を見せましょう。言葉遣いも丁寧に保ちましょう。きちんとした印象と信頼感につながります。所作に気を配ることは、転職以外にも有利です。40代の落ち着きと安定感を自然に伝えたいですね。
面接後は“振り返り”でレベルアップ!
面接は一度きりの勝負と思われがちですが、40代の転職活動では経験を積みながら改善していくことも重要です。
面接を終えた後は、その内容を必ず振り返りましょう。
- 今日はここがダメだった、こうすればよかった
- どこで詰まったか、今度聞かれた時の答え方は?
など、その度に質問回答をアップデートしていきます。
また私の場合、途中から落ち慣れしていました。これは本当に良くないことです。
こちらは意識の問題だと思うので、気を引き締めて頑張りましょう!
40代ならではの面接攻略のポイント
40代での転職は、狭き門です。
しかし、これまで積み重ねてきた経験や実績は、企業が求める即戦力そのもの。
面接では、それを自信を持って伝えることが大切です。



本記事のまとめポイントはこちら
・応募先に合わせた自己PRを準備しよう
・第一印象は外見と所作で作る
・成果(数値)とチーム貢献をセットで語る
・年齢や理由の答え方は前向き&柔軟に
・基本マナー&振り返りで次の一歩へ
本記事で紹介したポイントは、いずれも「あなたらしさ」をしっかり伝えるための準備や心構えです。マナーや服装、話し方といった細かな部分にまで意識を向けることで、面接官に好印象を与えることができます。
転職活動は不安もありますが、丁寧に準備を重ねることで、確実にチャンスは広がります。40代だからこそできることに目を向け、自分の可能性を信じて一歩を踏み出していきましょう。