「このままで、将来のお金は大丈夫なのかな…」
「給料は急に上がらないし、もう少し生活に余裕がほしい」
「あと月3万円あれば、もっと好きなことにお金を使えるのに!」
こんにちは。都内で働く40代独身のさくらです。
少し前の私は、まさにこんな風に、40代独身の生活費について頭を悩ませ、お金のことばかり考えてはため息をつく毎日でした。
40代になると、20代や30代の頃とは違う、リアルな将来への不安が押し寄せてきますよね。親の介護、自分の老後、健康のこと…。考えれば考えるほど、お金はいくらあっても足りないような気がして、漠然とした不安に押しつぶされそうでした。
でも、ある時ふと思ったんです。「不安がっているだけじゃ、何も変わらない」と。
そこから一念発起し、自分の生活費と本気で向き合うことにしました。そして試行錯誤の末、毎月の生活費を3万円減らすことに成功したのです。
この記事では、特別なスキルや我慢を必要としない、私が実際にやってみて本当に効果があった7つの方法を、包み隠さずお伝えします。かつての私と同じように悩んでいるあなたの、最初の一歩を踏み出すきっかけになれば嬉しいです。
まずは現実を知ることから。40代独身のリアルな生活費はいくら?
節約を始める前に、絶対にやるべきことがあります。それは「今の自分が何にいくら使っているのか」という現実を正確に知ることです。目を背けたくなる気持ち、よくわかります。でも、ここがスタートラインなんです。
総務省のデータで見る「おひとりさま」の平均支出
いきなり自分の家計簿を見るのは気が重い…という方は、まず世の中の「おひとりさま」の平均値を見てみましょう。客観的なデータは、自分の立ち位置を知る良いヒントになります。
総務省統計局が発表している「家計調査(2023年)」によると、35歳~59歳の単身世帯(勤労者)の1ヶ月の消費支出の平均は、195,595円です。
費目 | 金額 |
食料 | 45,435円 |
住居 | 28,154円 |
光熱・水道 | 13,045円 |
家具・家事用品 | 7,617円 |
被服及び履物 | 7,458円 |
保健医療 | 8,639円 |
交通・通信 | 25,658円 |
教養娯楽 | 23,371円 |
その他の消費支出(交際費など) | 36,218円 |
合計 | 195,595円 |
この数字を見て、どう感じましたか?「自分はもっと使っているな」「意外とみんな堅実なんだな」など、色々な感想があると思います。特に住居費は都内ではあり得ない金額で、あくまで平均値のため参考になりませんが、大切なのは、この平均値と自分の支出を比べることで、使いすぎている項目を見つけるヒントにすることです。
私も書き出してみましたが、平均よりかなり多く使っていました。特に、スマホ代や食費、サブスクなど、見直せるポイントがたくさんありました。まずは、このように自分の支出を「見える化」すること。これが生活費を減らすための、最も重要な第一歩です。
【結論】生活費3万円削減の内訳はこれ!固定費と変動費の合わせ技
色々試した結果、私が達成した「月3万円の生活費削減」。その内訳を最初にお見せします。ポイントは、一度見直せば効果がずっと続く「固定費」と、日々の少しの工夫で減らせる「変動費」の両方からアプローチすることでした。
費目 | 削減額 | 分類 |
①スマホ代 | -7,000円 | 固定費 |
②サブスク代 | -3,000円 | 固定費 |
③食費 | -20,000円 | 変動費 |
合計削減額 | -30,000円 |
どうでしょうか?食費のインパクトは大きいですが、比較的簡単に削減できた3つです。この3つの項目について、私が具体的に何をやったのかを詳しく解説していきます。
【固定費編】一度やれば効果が続く!最初に手をつけるべき聖域なき改革
毎月自動的に引き落とされる固定費は、まさに家計の「聖域」。でも、ここにメスを入れるのが節約成功への一番の近道です。なぜなら、一度手続きしてしまえば、あとは何もしなくても毎月ずっと節約効果が続くからです。
①【-7,000円】スマホを大手キャリアから楽天モバイルへ。本当に簡単だった乗り換えの話
以前の私のスマホ代は、月々12,000円。これを楽天モバイルに乗り換えただけで、なんと月々約5,000円にまで下がりました。削減額は-7,000円です。
「手続きが面倒くさそう…」
「通信速度が遅くなったり、繋がりにくくなったりしない?」
私も最初はそう思っていました。でも、実際にやってみたら拍子抜けするほど簡単だったんです。
私がやった乗り換えの3ステップ
▼私の乗り換え手順
- 現キャリアでMNP予約番号を入手(電話やwebから10分もかかりません)
- 楽天モバイルの公式サイトで申し込む(必要事項記入と本人確認書類のアップロードだけ)
- 数日後に届くSIMカードをスマホに入れ替える(説明書どおり進めてすぐ利用開始!)
たったこれだけで月-7,000円の節約。支出に悩んでいる方には強くおすすめします。気になる通信速度も、都心で普通に使う分には全く問題ありませんでした。正直、「なんでもっと早くやらなかったんだろう」と後悔したくらいです。月-7,000円のインパクトは本当に大きいですよ。

②【-3,000円】使ってないサブスクを一斉解約!「いつか使う」は一生使わない
動画配信サービス、音楽配信サービス、雑誌の読み放題…。気づけば、私のスマホにはたくさんのサブスクアプリが入っていました。合計すると、月々5,000円にもなっていました。
そこで、自分の利用状況を正直に振り返ってみました。
- A社の動画配信:最近見てるのは1つのドラマだけ。
- B社の動画配信:無料期間が終わってから一度も開いていない。
- 音楽配信サービス:通勤中に聞くけど、無料プランでも十分かも?
結果、本当に使っているサービスは2つだけでした。思い切ってそれ以外をすべて解約。心の中で「いつか使うかも…」という声が聞こえましたが、「その『いつか』は一生来ない!」と自分に言い聞かせました。
これで月々3,000円の削減です。また見たくなったら、その時に再契約すればいいだけ。固定費として払い続ける必要は全くありませんでした。

【変動費編】毎日のちょっとした工夫で、心も豊かになる節約術
固定費の見直しが終わったら、次は変動費です。変動費の節約は、日々の小さな意識が大切。でも、無理な我慢は長続きしません。ここでは、私が楽しみながら続けられた工夫をご紹介します。
③【-20,000円】コンビニ通いをやめて週1のまとめ買いへ。自炊が楽しくなった理由
節約前の私の食費は、明らかに平均よりもオーバーの5〜6万円でした。原因は明らかで、平日のランチは外食、仕事帰りにコンビニで夕食とビールを買うのが日課だったからです。
これを改善するために始めたのが、「週1回のスーパーでのまとめ買い」と「週末の作り置き」です。
最初は面倒に感じましたが、やってみると意外なメリットがたくさんありました。
- 献立を考えるのがゲーム感覚で楽しい: 1週間の献立をパズルのように組み立てるのが、だんだん楽しくなってきました。
- 料理の腕が上がった: 簡単なものから始めましたが、今ではレパートリーも増え、料理自体が趣味の一つになりました。
- 添加物や塩分を減らせて健康的になった: コンビニ弁当や外食に比べて、自炊は圧倒的にヘルシー。体調も良くなった気がします。
この習慣で月20,000円の削減としていますが、実際はもっと効果が出ている月もあります。

節約を始めて3ヶ月。お金以上に手に入れた「心の余裕」
生活費を月3万円減らすことに成功して、私の生活は大きく変わりました。
毎月のお給料から、以前より3万円も多く貯金や投資に回せるようになったのはもちろんですが、手に入れたのはお金だけではありません。
一番大きな変化は、「心の余裕」が生まれたことです。
以前は、給料日前になると通帳の残高を見てはそわそわしていました。でも今は、「自分はちゃんと家計をコントロールできている」という自信があります。お金の流れを把握できているだけで、こんなにも心穏やかに過ごせるのかと驚いています。
節約は、ただひたすら我慢することではありません。自分にとって本当に大切なものを見極め、お金の使い方にメリハリをつけることです。
この記事で紹介した方法は、誰でも今日から始められることばかりです。まずは一番簡単そうだと思うもの一つから、試してみてはいかがでしょうか。
その小さな一歩が、あなたの未来をきっと明るく照らしてくれるはずです。