【2025年こそ資格取得】40代女性の転職と生き方を支える!教育訓練給付制度の上手な使い方と注意点

「もう40代だし、今さら勉強しても遅いよね…」
そう感じている方にこそ、知ってほしいのが教育訓練給付制度です。この制度を使えば、資格取得やスキルアップのための費用の一部が国から支給されます。特に40代女性にとっては、転職や再就職に向けた新たな一歩を踏み出す大きなチャンスになります。

人生100年時代。40代はまだまだこれから。今の自分に必要な知識やスキルを身につけることで、この先どう生きたいかを形にする選択肢が広がります。本記事では、教育訓練給付の概要から活用のステップ、おすすめの資格や注意点まで、40代女性目線でわかりやすく解説します。

目次

1. 教育訓練給付制度とは?40代女性にこそ知ってほしい国のサポート

教育訓練給付制度とは、厚生労働省が設けた制度で、働く人のキャリアアップや再就職を支援するために、指定された講座の受講費用の一部を国が補助してくれるものです。つまり、「学び直したい」と思ったとき、金銭面での負担を減らし、安心して新しい一歩を踏み出せる制度です。

特に40代女性は、ライフステージや体調の変化により、「今の働き方を見直したい」「新しいスキルを身につけたい」と考えるタイミングに差しかかっている人が多くいます。この制度をうまく使えば、自己投資のハードルがグッと下がり、未来への準備を始めやすくなります。

実際に私も3回ほど、この制度にお世話になりました。この制度のおかげで取得できた資格も3つあります。

厚労省が認可する講座は全国に多数あり、対象は医療、IT、事務系など幅広いジャンル。在職中でも、離職後でも申請可能なのですし、通学ではなくオンラインで受講できるものもあります。「今の仕事を続けながら学びたい人」「これから転職活動を考えている人」どちらにも使えるのが大きな魅力だと思いますし、高い健康保険料を支払っているからこそ、利用していただきたい制度です。

2. 対象になる人は?40代からでも使える条件と注意点

教育訓練給付制度を初めて利用する場合には、一定の条件を満たしている必要があります。大きく分けると「在職者」と「離職者」の2パターンがあり、過去の雇用保険の加入期間がポイントになります。

【在職者の主な条件】
・1年以上の雇用保険加入歴がある(専門実践給付は2年以上)

【離職者の主な条件】
・離職から受講開始日が1年以内であり、退職前に1年以上雇用保険に加入していること

つまり、働いている方で、初回の方は入社して1年間経っていればこの制度を利用できることになります。

ただし、公務員の方は対象外なので気をつけてください。

また次のセクションで紹介する専門実践訓練給付は受講開始時に45歳以上の場合は支給対象外になるので要注意です。

またこの制度を使ったことがある場合は注意が必要です。

この制度利用に回数の制限はありませんが、2回目以降利用する場合は3年間期間をあける必要があります

必ず最新の要件を厚生労働省のホームページで確認してから受講を始めましょう。

また、制度は「申請すること」で初めて適用されます。知らずに講座を受けてしまうと、給付の対象外になるケースもあります。気になったらまず①自分が対象か②どのように手続きをするのかを確認するのが第一歩です。

3. 教育訓練給付の種類と違い|一般・特定・専門実践って何が違う?

教育訓練給付制度には大きく3つの種類があります。まずは違いを理解して、目的に合った制度を選びましょう。

  • 一般教育訓練給付

民間のパソコン講座や簿記、医療事務、中小企業診断士、ITパスポートなどの比較的短期間の講座が対象になります。

  • 特定一般教育訓練給付

税理士、介護支援専門員、社会保険労務士、行政書士、宅建、大型自動車免許など少し専門性が高く、再就職やキャリアアップに直結する講座です。

  • 専門実践教育訓練給付(受講開始時に45歳以上の場合は支給対象外

介護福祉士、看護師、柔道整復師、プログラマーなど国家資格や高い専門性を持つ職種向け。

受けたい講座が制度の対象になるかは下記のサイトで検索が可能です。

教育訓練給付金制度 厚生労働大臣指定教育訓練講座 検索システム

まずは自分が受けたい講座が対象か、調べてみましょう。

40代女性であれば、長期的な安定を狙って専門実践型を選ぶ方も増えています。とはいえ、自分の時間や体力と相談して、「無理なく続けられる講座」を選ぶのが何より大切です。

4. どのくらい戻ってくる?給付金の金額と計算方法

気になるのが「実際いくら支給されるのか?」という点ですよね。支給額は、受講する講座の種類や料金によって異なりますが、基本的には以下のように計算されます。

  • 一般教育訓練給付

受講費用の20%(上限10万円)

  • 特別教育訓練給付

受講費用の40%(上限20万円)※令和6年10月より資格を取得し、かつ資格取得+受講後1年以内の就職で10%上限5万円が支給。

  • 専門実践訓練給付

受講費用の50%(年間上限40万円)を受講日から6ヶ月ごとに支給。(また資格を取得し、かつ資格取得+受講後1年以内の就職で、さらに20%(年間上限16万円)在職中でも20%返ってきます)

プラスして、訓練終了後の賃金が受講開始前の賃金と比べて5%以上上昇した場合は追加で10%(上限8万円)を追加で支給。参考:令和6年10月から教育訓練給付金を拡充

たとえば、専門実践型で50万円の講座を受けた場合、最大で35万円が給付される可能性も。これはかなり大きな支援になります。

注意点として、全額が一括で支払われるわけではなく、「講座終了後に申請して初めて支給される」という流れです。そのため、一時的に自己負担が必要な場合がほとんどです。

また、受講中に途中退校すると支給対象外になるケースもあるため、学ぶ覚悟を持って申し込むことも大切です。

5. おすすめの資格5選|40代女性に人気の実践的スキル

どの資格を取ればいいか迷う方のために、40代女性に人気の資格を5つピックアップしてみました。いずれも教育訓練給付の対象講座があります。

  1. ファイナンシャルプランナー(FP)
    マネーリテラシーが上がり、自分の人生設計にも役立つと人気が高い資格です。
  2. ITパスポート
    社会人として知っておくべき「デジタル・ITの基本」が学べる資格で人気の資格です。
  3. 介護福祉士実務者研修
    介護業界は慢性的な人手不足で、資格取得後の就職率が高いです。
  4. Webデザイン・プログラミング講座
    リモートワークや副業に活かせるITスキル。需要も年々増加中。
  5. 簿記2級
    経理・会計の基礎が学べて、企業でも安定需要あり。事務職を目指す人におすすめ。

自分の生活やキャリアビジョンに合った資格を選ぶことが、学びを長続きさせる秘訣です。

6. 教育訓練給付を使って転職成功した私の場合

実際に制度を活用した私も、実はこの専門実践訓練給付で120万円の講座が50万円くらいになりました。

その時は転職を考えていた訳ではないのですが、仕事をしている上で、どうしてももう少し知識の必要性を感じ、思い切って手続きをしました。

専門実践なので、かなりハードルも高く、受講期間も1年間と長いもので続けられるかとても不安でした。

私の場合、学びたいことが決まっていたので、いくつかある講座の中で一番丁寧に受講できそうなところを探しました。

例えばもしわからなくても再受講できるか、マンツーマンで教えてもらえるかなど調べました。

結果、ここなら大丈夫そうだなと思い、まず問い合わせと資料請求を先にしました。

そして内容を確認し、再度大丈夫そうだと感じて、手続きを行いました。講座の口コミによってはマイナスコメントが書かれているところもあるので、受講講座についてはしっかりと調べることが大事だと思います。

7. 申請の流れと必要書類|初めてでも安心のステップ解説

申請方法は少し複雑に感じるかもしれませんが、順を追えばそこまで難しくありません。以下のような流れで進めます。

一般教育訓練給付の場合は下記の手順です。

  1. 講座を探す(厚労省の講座検索サイトなど)
  2. 講座の教育訓練給付対象かを確認
  3. ハローワークで受給資格の確認をする
  4. 講座を受講・修了
  5. 修了日の翌日から1ヶ月以内に申請書類を提出
  6. 審査後、給付金が支給される

受講開始日前1年以内にキャリアコンサルティングを受けた場合は+2万円まで追加可能です。

必要書類には、修了証明書、領収書、申請書、本人確認書類などが必要です。講座によって追加書類がある場合もありますので、事前に講座側またはハローワークに確認をしましょう。

詳しくはこちらをご覧ください。

特別訓練給付の場合は下記の手順です。

  1. 講座を探す(厚労省の講座検索サイトなど)
  2. 講座の教育訓練給付対象かを確認
  3. 訓練前キャリアコンサルティングを受講する
  4. 受講開始日の2週間前までにハローワークで受給資格の確認をする。
  5. 講座を受講・修了
  6. ①支給申請(修了日の翌日から1ヶ月以内に申請書類を提出)
  7. 資格取得・就職
  8. ②支給申請(資格取得・就職した翌日から1ヶ月以内に申請書類を提出)

詳しくはこちらの動画をご覧ください。

専門実践訓練給付の手続きは下記のイメージです。

  1. 講座を探す(厚労省の講座検索サイトなど)
  2. 講座の教育訓練給付対象かを確認
  3. 訓練前キャリアコンサルティングを受講する
  4. 受講開始日の2週間前までにハローワークで受給資格の確認をする。
  5. 講座を受講
  6. 支給申請①(講座を受講した日から6ヶ月ごとの期間の翌日から1ヶ月以内)
  7. 訓練終了
  8. 支給申請②(修了日の翌日から1ヶ月以内に申請書類を提出
  9. 資格取得・就職
  10. 支給申請③(講座を受講した日から6ヶ月ごとの期間の翌日から1ヶ月以内)
  11. 訓練終了後の賃金が受講開始前の賃金より5%以上上昇
  12. 支給申請④(資格取得・就職日の翌日から6ヶ月を経過した日から6ヶ月以内)

詳しくは下記の動画をご覧ください。

8. ハローワークとの付き合い方|支援を引き出すコツ

教育訓練給付制度を活用するには、ハローワークとのやり取りが欠かせません。ちょっと面倒に感じる方もいるかもしれませんが、実は上手に活用すれば、転職やキャリア支援も受けられる強力な味方になります。

まずは、自分が受けたい講座が給付対象かどうかを確認するために、事前に電話や窓口で問い合わせるのがおすすめです。行政言葉は難しく分かりにくい言葉もあるため、しっかりと確認したほうが確実です。予約して行けば、待ち時間も少なくスムーズに相談できます。

また、ハローワークではキャリアカウンセリングや職業訓練の紹介も行っており、特に女性向け支援に力を入れている窓口もあります。無料で利用できるので、積極的に情報をもらいに行きましょう。

「何を聞けばいいかわからない」という人でも、「40代からのキャリアに不安がある」と正直に話せば、親身に対応してもらえます。遠慮せず、あなたの味方として活用してください。

9. オンライン講座でも使える!忙しい40代女性のための学び方

「学びたいけど通学は難しい…」という方に朗報。最近では、教育訓練給付対象のオンライン講座も増えてきています。これなら、仕事や家庭の都合に合わせて、自分のペースで学べます。

たとえば、ユーキャンやヒューマンアカデミー、SHElikesなど、女性向けのキャリア支援に強いサービスも充実しています。Zoomでの授業や録画視聴で、通勤中や寝る前に少しずつ進められるのも魅力です。

オンライン講座でも教育訓練給付の対象となるには、国の指定を受けたものに限られます。講座名や提供元が「厚労省指定」になっているかは必ず確認しましょう。

時間や場所の制限が少ないオンライン学習は、忙しい40代女性の味方。隙間時間に自分のペースで「学ぶ楽しさ」を再発見できるはずです。

私もなにせ3回目のリピーターです。この制度の良いところは働きながら、何回でも受けられる生涯学習の制度なのです。

私も前回の制度利用から3年経ったら、また利用しようと考えています。

10. 教育訓練給付制度を使って「これからの生き方」を作る

教育訓練給付制度は、単なるお金が戻ってくる制度ではありません。それは、人生を自分の力で再設計するための第一歩でもあります。

40代は、キャリアや生き方に大きな分かれ道が訪れる時期。「このままでいいのかな?」「もっと自分らしく働きたい」と感じている人は多いはずです。また今ではなくても、10年後、20年後実現したい生活のために、今から学ぶことも可能です。そんな気持ちを後押ししてくれる制度だと思います。

メンタリストDaigoさんも40代は何かを始めるのに一番効率的に学べるとおっしゃっていました。

私もこの動画を見て、あ〜やはり!と納得できることばかりでした。

今あるスキルに新しい武器を加えることで、働き方も変わり、日々の充実感も大きくなっていくはずです。何歳からでも、自分の未来を作り直すことはできます。教育訓練給付は、そのための心強いパートナーです。

もしやってみようかなと思ったら、まず調べることから始めてください。

まとめ:人生100年時代、遅すぎることはない

「もう40代だし、今さら勉強しても遅いよね…」
そう感じている方にこそ、知ってほしいのが教育訓練給付制度です。この制度を使えば、資格取得やスキルアップのための費用の一部が国から支給されるので、40代女性にとっては、転職や再就職に向けた新たな一歩を踏み出す強い味方なります。

人生100年時代。40代はまだまだこれから。今の自分に必要な知識やスキルを身につけることで、「この先どう生きたいか」を形にする選択肢が広がります。10年後、20年後を見据えた学びの時間、ぜひ今から始めてみてください。

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