あれ、なんだか顔がパンパン…。朝、鏡を見てがっかりすること、ありませんか?
つい先日、私も生理中に体重を測ってみてびっくりしました。いつもより2キロも増えていたんです。確かに、朝起きたときの顔は別人みたいにむくんでいるし、布団の跡がくっきりついたまま何時間も取れない日もありました。夕方になると、お気に入りのパンツの膝から下がパツパツになって、足が重だるく感じることも。
以前はここまでひどくなかったのに、最近とくに生理中のむくみがつらいと感じるようになりました。
この記事では、私自身の経験も交えながら、生理中にむくみが起こる原因と、今日からすぐに始められる簡単なセルフケア方法を紹介します。
- 生理中に体がむくむ3つの主な原因
- むくみのピークはいつからいつまで続くのか
- つらいむくみを和らげる5つの具体的な解消法
ただでさえつらい時期、少しでも快適に過ごせるようにしたいですね。
なぜ?生理中に体がむくむ3つの原因
そもそも、どうして生理の時期になると、私たちの体はこんなにも水分を溜め込んでしまうのでしょうか。その背景には、女性特有の体の仕組みが関係しています。主な原因は、大きく分けて3つあります。
原因1:女性ホルモンの大きな変化
生理周期における最も大きな要因は、女性ホルモンのバランスの変化です。特に「黄体ホルモン(プロゲステロン)」というホルモンの働きが、むくみに深く関わっています。
黄体ホルモン(プロゲステロン)の働きとは?
黄体ホルモンは、排卵後から生理前にかけて分泌が増えるホルモンです。このホルモンには、妊娠に備えて子宮内膜を厚くしたり、体温を上げたりする大切な働きがあります。それと同時に、体に水分や栄養を溜め込もうとする作用も持っているのです。
水分や塩分を溜め込みやすくなる体の仕組み
黄体ホルモンの分泌が増えると、体は水分を外に排出しにくくなります。さらに、食欲が増して塩分の多いものを食べたくなったり、甘いものが欲しくなったりすることも。塩分を摂りすぎると、体は塩分濃度を薄めようとして、さらに水分を溜め込みます。この「溜め込みモード」が、生理前のむくみや体重増加の正体だったんですね。
原因2:自律神経のバランスの乱れ
生理中はホルモンバランスの変化にともない、自律神経も乱れやすくなります。自律神経は、血管の収縮や拡張をコントロールして、全身の血行を調整する働きを担っています。
しかし、このバランスが崩れると、血行が悪化しやすくなります。血の巡りが滞ると、細胞の間に余分な水分が溜まりやすくなり、結果としてむくみが引き起こされるのです。なんだかイライラしたり、気分が落ち込んだりするのも、この自律神経の乱れが影響していることがあります。体調だけでなく、心の不調もこの神経のバランスが原因かもしれません。
原因3:冷えによる血行不良
生理中は、基礎体温が下がる時期です。さらに、生理痛を和らげようとして同じ姿勢でじっとしていることが増えたり、なんとなく活動量が減ったりして、体が冷えやすくなります。
体が冷えると血管が収縮し、血行が悪くなります。特に心臓から遠い足元は、重力の影響もあって水分が溜まりやすく、むくみの症状が出やすい場所です。

生理のむくみ、いつからいつまで続くの?
このつらいむくみが、一体いつまで続くのか気になりますよね。終わりが見えれば、少しだけ気持ちも楽になるはずです。
ピークは生理の数日前から前半にかけて
一般的に、むくみの症状が出やすいのは、黄体ホルモンの分泌がピークになる「生理の数日前から生理開始後の2〜3日間」です。この時期は、体が最も水分を溜め込みやすい状態になっています。
私の経験では、生理が始まって3日目あたりから、溜め込んでいたものが排出されるような感覚で、体がスッと軽くなっていきます。

【今日からできる】生理中のむくみを和らげる5つのセルフケア方法
むくみの原因はホルモンバランスなど、自分ではコントロールしにくいものが多いです。私が実際に試してみて効果を感じた、5つの簡単なセルフケア方法をご紹介します。
- 塩分を控えてカリウムを摂る
- ストレッチで血行を促進
- 湯船に浸かる
- 着圧ソックスを履く
- 水分補給はしっかり
湯船は気持ち悪いと感じるかもしれませんが、水圧で血が出てくることはありません。また水分摂取も、適度に摂った方が代謝がよくなり、老廃物が出ていくような気がします。
カリウムは塩分を出してくれる働きがあるようです。バナナなどは手軽に摂れるので、むくみ防止のために積極的に食べるようにしています。
気持ちの問題かもしれませんが、私は上記のことを心がけるようにしています。
まとめ:つらい時期を少しでも快適に。自分の体と上手に付き合っていこう
生理中のむくみは、女性ホルモンの影響や自律神経の乱れなど、私たちの体の自然な反応によって引き起こされます。この時期は無理をせず、自分の身体に向き合う時間としてゆったりと過ごしたいですね。
特に更年期に入ると身体の変化が頻繁に訪れます。毎月やってくるこの時期と上手に付き合いながら、少しでも快適に過ごしたいものですね。