知っておきたいフレンチ&イタリアンの基本マナー|コース料理で恥をかかない振る舞い方

先日書いた和食のマナーが結構閲覧されていたので、今度はフレンチとイタリアンについて書いてみたいと思います。

フレンチ、イタリアンは和食に比べるとそんなにハードルが高くない気がします。

練習はナイフとフォークの練習はサイゼリヤでしたら良いですし(笑)

なので今回は少しカジュアル目に抑えたいポイントだけ記載します。

目次

コース料理の内容と名称を知っておこう

フレンチやイタリアンなど、コース料理には、基本的な流れがあり、前菜から始まって、スープ、魚料理、肉料理、デザートと続くのが一般的です。

イタリアンの場合は、前菜の後にパスタやリゾットが出ることもあります。

イタリアン、フレンチとそれぞれいろいろなものが出てきますが、メニューを見た時に、何の言葉が何を指すのかを知っておきたいですよね。

  • 食前酒:アペリティフ
  • 一口料理:アミューズ
  • 前菜:フレンチ→オードブル、イタリアン→アンティパスト
  • 魚料理:ポワゾン
  • 肉料理:ヴィアンド
  • 魚料理と肉料理の間のお口直し:ソルベ
  • 初めに提供される料理:プリモピアット(スープ類、リゾット、パスタ料理など)
  • 次の料理:セコンドピアット:(肉、魚料理など)
  • デザート:ドルチェ、デセール

聞き覚えのある名称でも何のことかよくわかっていませんでしたが、こういうのはやはり覚えておきたいところですね。

ナプキンの正しい使い方、置き方とは?

席に着くとテーブルにナプキンが置いてありますよね。このナプキン、実は結構間違っている方、多いと思います。

まず、ナプキンは料理が運ばれてくる前に広げて、膝の上に軽く乗せておきましょう。大きく広げすぎず、二つ折りにして折り目を手前にするのがスマートです。口元を拭く時は、内側を使うのがポイント。外側は汚れが見えないように気をつけましょう。

途中で席を立つ時は、ナプキンをイスの上に軽く置くのが正解。テーブルの上に置くのはマナー違反です。

食事が終わったら、ナプキンは軽くたたんでテーブルの左側に置いておきましょう。

この時、綺麗にたたまないでください。これやっている人、非常に多いと思います。

綺麗にたたむ=美味しくなかったと思われてしまうそう。

クシャッとまでする必要はありませんが、完全に綺麗な状態にせず置いておきたいですね。

パンの食べ方マナーは?ちぎる?かじる?バターは?

コース料理にはパンがよく登場しますが、パンの食べ方にもマナーがあります。

まず、パンはかじらずに、手でひと口サイズにちぎって食べるのが基本です。

私はついつい大きなまま口に運んでしまいがちですが、最近は気をつけています。

手でちぎるときも、パンくずが散らからないように気をつけているのですが、結構散らかってしまいます。

そんな時はお店の方が気を遣って綺麗にしてくれますが、できるだけ散らかしたくはないですね。

バターやオリーブオイルが添えられている場合は、一度にたくさん付けすぎないようにここも注意が必要です。

バターはナイフで自分の皿に取り分けてからパンに塗るのがマナーです。

直接バター皿に何度もナイフを出し入れするのは避けましょう。

パン皿がない場合は、メインのお皿の端にパンを置くことも問題ないです。

美しく見えるかがポイント。綺麗な食べ方を心がけたいですね。

スープの飲み方にも品格が出るって本当?

スープの飲み方も上品さが出ますね。私はもちろん苦手ですが。

飲むときは、スプーンの手前からすくって、音を立てずに静かに口元へ。すする音には要注意です。

最後まできれいに飲みたい場合は、お皿を少し奥に傾けてスプーンですくってOKです。(イギリス式とフランス式で、奥か手前か異なるみたいですが、美しく飲んでいればOKですね。)

絶対に持ち上げたりしないように注意してください。

メインディッシュのスマートな食べ方

メイン料理が一番難関な気がします。

ナイフとフォークで注意することは

・一気にすべて切ってしまうこと

・肩肘が上がって力が入っていないか

注意してみてください。

また、骨付き肉や皮のある魚の場合は、特に難しいですよね。無理に全部食べようとせず、きれいに残すのもマナーですが、命あるものをいただいているので、できるだけ残さず食べたいところです。

私は骨付き肉が好きなのですが、うまく食べるのが苦手です。

こちらの動画はわかりやすく、きれいな食べ方が載っておりますので参考になりました。

フォークとナイフの正しい持ち方・置き方マナー

カトラリーの扱いにも、知っておきたいルールがあります。

ナイフとフォークは、ペンを持つように軽く持ちましょう。手首は柔らかく、動きも小さく丁寧に。

また、音を立てないように使うのも大人の気配り。

万が一、カトラリーを落としてしまっても大丈夫。お店の方を呼んで、新しいものをいただきましょう。

カトラリーは外側から順に使用します。

食事中、ナイフとフォークを置く場合は八の字にして、ナイフの刃は自分側を向くように、フォークは背を上にして置きましょう。食事が終わったサインはナイフとフォークを時計の4時20分くらいの位置に両方置きます。この時もナイフの刃は自分側を向くように、フォークは背を下にしてください。

デザートやコーヒータイムの上品な過ごし方

デザートになると、少し気が楽になりますね。ここで注意したいことは、コーヒーや紅茶が運ばれてきたら、カップはソーサーごと持ち上げず、カップだけを手に取りましょう。砂糖やミルクを入れるときも、カチャカチャ音を立てないように注意です。

どんなにマナーを知っていても、食べるスピードが周囲と大きくずれていると台無しに。周囲とペースを合わせる意識が大切です。

また、全体を通してゆっくり食事を楽しむことも大事です。

私は早食いなので気をつけていますが、早食いは品がないです(笑)

でも遅すぎても次の料理が運ばれてこなくなる原因にもなるので、周りの人の進み具合をさりげなくチェックしながら、無理のないペースでいただきましょう。

また、音を立てて食べたり、大声で話したりするのも避けたいポイントです。大声は間違いなく下品。気をつけたいところです。

一口ずつゆっくりと上品に。

コース料理は少し緊張しますが、堅苦しいルールはありません。

重要なのは一口ずつ、ゆっくりと、上品に楽しみながら食事をすることです。

あの人の食べ方、綺麗だな〜という人が近くにいるときは、ぜひ観察してみてください。

きっと一口ずつ、ゆっくりといただいていると思います。

周りから見て、綺麗に食事ができているかを意識して、ぜひ、次のお食事の機会に、実践してみてくださいね。

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