横須賀軍港巡りとグルメを存分に楽しむ日帰り旅|デートにもおすすめ

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すっかり過ごしやすい季節になりましたね。夏の暑さが和らぎ、気持ちのいい風が吹く秋は、ぶらりとどこかへお出かけしたくなりませんか?

「でも、泊まりがけの旅行は準備が大変かも…」

「都会の喧騒から離れて、手軽にリフレッシュしたいな」

そんな風に考えている東京近郊にお住まいのあなたに、私が最近訪れて「こんなに楽しいなんて!」と心から感じた場所を紹介させてください。それが、神奈川県の横須賀です。

目次

秋の週末、東京から約1時間で行ける「横須賀」が想像以上に楽しかった

品川からJR横須賀線に乗って約1時間。日本でありながらアメリカの雰囲気を感じる不思議な港町には、ここでしか見られない風景と美味しいグルメ、そして日本の近代史を肌で感じるスポットがぎゅっと詰まっていました。

今回は、私が実際に行ってきた、秋の週末にぴったりの横須賀日帰り観光モデルコースをご紹介します。

なぜ今、横須賀?おすすめのポイント

横須賀と聞くと、「基地の街」「少しマニアック?」というイメージを持つ方もいるかもしれません。正直、私も行く前はそうでした。でも、実際に訪れてみると、そのイメージは心地よく裏切られます。

私が感じた横須賀の3つの魅力
  1. 唯一無二の風景: 海上自衛隊の艦船とアメリカ海軍の艦船が並ぶ港の景色は、日本中どこを探してもここだけ。圧倒的なスケール感に心を奪われます。
  2. ここでしか味わえないグルメ: ネイビーバーガーや海軍カレーなど、街の歴史から生まれたグルメはどれも本格的。散策の楽しみが倍増します。
  3. 歩いて巡れるコンパクトさ: 主要な観光スポットが駅から徒歩圏内にまとまっていて、気ままな街歩きに最適。潮風を感じながらの散策は最高に気持ちが良いです。

1日で大満喫!私が実際に歩いた横須賀日帰りモデルコース(全体図と所要時間)

今回ご紹介するのは、横須賀観光のハイライト「YOKOSUKA軍港めぐり」をメインに、絶品グルメと歴史散策を組み合わせた欲張りプランです。ほとんどのスポットが徒歩で移動できるので、自分のペースでゆっくり楽しめますよ。

  • 所要時間: 約5時間
  • 移動手段: 徒歩
  • コース概要:

汐入駅→ YOKOSUKA軍港めぐり → どぶ板通り(ランチ) → よこすかポートマーケット → 三笠公園(記念艦三笠)→ 横須賀中央駅

【午前10:00】汐入駅に到着!まずはYOKOSUKA軍港めぐりから

旅のスタートは京急鉄道汐入駅。電車を降りて向かったのは、軍港めぐりのスタートポイント「コースカベイサイドストアーズ」。徒歩5分で着きます。もちろん、横須賀駅からも歩いてくることは可能な距離。

【11:00】軍港めぐりへ

チケットは事前予約をしていました。土日祝は満席になってしまうこともあるので、インターネットでの事前予約がおすすめです。

少し早めについてお土産コーナーを要チェック。横須賀海軍カレーのパッケージがオシャレで即購入してしまいました!

間近で見る艦船の迫力!海上自衛隊とアメリカ海軍の基地を一度に

いよいよ乗船!約45分間のクルーズが始まります。船が港を出るとすぐ、海上自衛隊の潜水艦や護衛艦が次々と姿を現します。特に、黒く巨大な潜水艦が静かに海面に浮かぶ姿は、まるで映画の世界に入り込んだかのようでした。

そして船は、アメリカ海軍横須賀海軍施設の沖合へ。ここが「日本にいながら、目の前はアメリカ」という不思議な感覚を味わえる場所です。運が良ければ、全長300mを超える巨大な原子力空母や、高性能なイージス艦を見ることができます。

船内では専門の案内人の方が、ユーモアを交えながら一隻一隻丁寧に解説してくれます。「あの艦船は南極観測船ですよ」「原子力空母にはスターバックスが入っているんです」といった豆知識は、艦船に詳しくない私でも夢中になれる面白さでした。

【12:00】ランチは本場の味!どぶ板通りで楽しむ横須賀グルメ

軍港めぐりで興奮した後は、お腹を満たしに「どぶ板通り商店街」へ。アメリカンな雰囲気漂うこの通りには、スカジャンのお店やバー、そして横須賀グルメの代表格である「ヨコスカネイビーバーガー」と「よこすか海軍カレー」の名店が軒を連ねます。

肉汁あふれる「ヨコスカネイビーバーガー」は必食!

私が選んだのは、もちろん「ヨコスカネイビーバーガー」。これは、アメリカ海軍から提供された伝統的なレシピに基づいて作られた、正真正銘のハンバーガーです。食欲が我慢できず、写真を撮り忘れたので、イメージ画像でごめんなさい。肉汁たっぷりでとても美味しかったです。

意外と奥が深い「よこすか海軍カレー」の魅力

今回はバーガーを選びましたが、「よこすか海軍カレー」も外せません。明治時代の海軍のレシピを元に再現されたカレーは、どこか懐かしく、栄養バランスも考えられた一皿。牛乳とサラダがセットで付いてくるのが、海軍式なのだそうです。多くのお店が独自の工夫を凝らしており、食べ比べてみるのも横須賀観光の醍醐味です。

【13:00】食後の散策とお土産探し!よこすかポートマーケットへ

お腹がいっぱいになったら、海沿いをのんびり歩いて「よこすかポートマーケット」へ。ここは2022年にリニューアルオープンしたばかりの、おしゃれで開放的な食のテーマパークです。

地元の新鮮な食材から限定スイーツまで!お土産選びのポイント

館内には、三浦半島で採れた新鮮な野菜や魚介、横須賀ならではの加工品などがずらり。見ているだけでも楽しくなります。

お土産選びのポイントは、ここでしか手に入らない限定品を狙うこと。魚介類の瓶詰めなどの海産物やマーロウのプリンも。クラフトビールなどのお酒も楽しめます。他にもジェラートや海鮮丼、YOKOSUKAバーガーまでなんでもある食の宝庫でした。

あれほど食べたのに、スイーツは別腹。私もマーロウのプリンをチョイス。固めで濃厚なプリンと、ほろ苦いカラメルソースの相性は抜群。潮風を感じながら食べるプリンは、格別の美味しさでした。

【2:00】日本の歴史に触れる!記念艦「三笠」とその公園を訪ねて

旅の締めくくりは、日本の近代史を今に伝える記念艦「三笠」へ。よこすかポートマーケットから歩いてすぐの「三笠公園」に、その雄大な姿はあります。

日露戦争で活躍した戦艦「三笠」の大きさに圧倒される

三笠は、100年以上前の日露戦争で、ロシアのバルチック艦隊を打ち破った連合艦隊の旗艦です。実際に目の前に立つと、その大きさと鋼鉄の重厚感にただただ圧倒されます。

船内は資料館になっていて、当時のまま保存されている司令長官室や操舵室を見学できます。急な階段を上り下りしながら艦内を巡っていると、まるで歴史の教科書の中にタイムスリップしたかのような気分になりました。

VRで体験する海戦!歴史が苦手な私でも楽しめた理由

正直、私は歴史があまり得意ではありません。でも、三笠の艦内で体験できる「VR日本海海戦」は、そんな私でも夢中になれるコンテンツでした。

ゴーグルを着けると、目の前に360度の海戦が広がります。轟く砲撃音、飛び交う水しぶき。まるで自分がその場にいるかのような臨場感で、歴史的な戦いを肌で感じることができました。教科書で読むのとは全く違う、リアルな体験として歴史に触れられたのが大きな収穫です。

歩いて、見て、食べて。五感で楽しむ横須賀の旅は、心に残る一日に。

あっという間だった横須賀での一日。振り返ってみると、ただ観光スポットを巡るだけでなく、潮風の香り、艦船の迫力、ハンバーガーの肉汁、プリンの甘さ、そして歴史の重み…と、五感をフルに使って楽しんでいたことに気づきます。

都会の日常から少しだけエスケープして、新しい発見と美味しいものに出会う。そんな横須賀での散策は、素敵な思い出になりました。過ごしやすい秋の季節、まだ訪れたことがない方はぜひ行ってみてはいかがでしょうか。

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