40代に入り、髪のうねりやパサつき、まとまりの悪さに悩んでいませんか?「昔はこんなにクセがなかったのに…」と、鏡を見るたびため息をついてしまう方は多いはずです。
本記事では、同じ悩みを抱えて試行錯誤してきた私が、なぜ40代以降に髪の変化が現れるのか、その根本原因を徹底解説します。さらに、今日からできる具体的なヘアケア術や、おすすめのアイテム、雨の日や湿気対策の裏ワザまで、実際に効果を感じた方法を幅広くご紹介します。

この記事はこんな方におすすめ
・髪のうねりが気になり出した方
・髪がうねるせいでロングヘアを諦めた方
・髪の老化が気になる方
この記事を読めば、年齢を重ねてもツヤやかで扱いやすい髪を手に入れるための正しい知識と実践的な解決策がすぐにわかります。もう髪の悩みに振り回される毎日から卒業し、一緒にマイナス7歳を目指しましょう。
なぜ?40代から急に増える「髪のうねり・パサつき」3つの原因
「昔と何が違うの?」その答えは、私たちの体と頭皮に起きている変化に隠されています。40代の髪にうねりやパサつきといった悩みが増える主な原因は、大きく分けて3つあります。
原因1:女性ホルモンの減少と「髪のエイジング」
40代は、女性の体に大きな変化が訪れる「更年期」の入り口。この時期、女性ホルモンの一種である「エストロゲン」の分泌量が急激に減少します。
実はこのエストロゲン、美しい髪を育むために欠かせない、いわば「髪の守り神」のような存在。髪の成長を促し、ハリやツヤを保つ働きを担っています。
年代 | エストロゲン分泌量 | 髪への影響 |
20代〜30代 | ピーク | 髪が太く、ハリ・コシがあり、ツヤやかな状態を保ちやすい |
40代以降 | 急激に減少 | 髪が細くなる、ハリ・コシが失われる、乾燥しやすくなる |
(参考:厚生労働省の資料などを基にした一般的な傾向)
エストロゲンが減ると、髪の毛1本1本が細く弱々しくなり、髪内部の水分と油分のバランスも崩れがちに。その結果、髪が水分を均一に保てなくなり、「うねり」や「パサつき」として現れてしまうのです。これは肌のシワやたるみと同じ、髪の老化(エイジング)現象なんですね。
原因2:頭皮のゆるみ?顔と同じで頭皮も老化するんです
「顔のたるみは気になるけど、頭皮は…」と思っていませんか?実は、顔の皮膚と頭皮は一枚の皮でつながっています。つまり、顔がたるむように、頭皮も年齢とともにたるんでしまうのです。
頭皮がたるむと、毛穴の形も健康な「円形」から、歪んだ「楕円形」に変化します。
- 健康な毛穴(円形) → まっすぐで素直な髪が生える
- たるんだ毛穴(楕円形) → 根元からうねりのある髪が生えやすくなる
せっかく生えてくる髪が、スタート地点である毛穴の歪みによって、うねってしまう。これが「大人になってからくせ毛になった」と感じる大きな原因の一つです。
原因3:間違ったヘアケアの蓄積と髪の栄養不足
これまでのヘアケアが、知らず知らずのうちに髪と頭皮にダメージを与えている可能性もあります。
- 洗浄力の強すぎるシャンプー: 必要な皮脂まで奪い、頭皮の乾燥や髪のパサつきを招く。
- ゴシゴシ洗い: 頭皮を傷つけ、摩擦でキューティクルを剥がしてしまう。
- ドライヤーの熱: 髪のタンパク質を硬化させ、ゴワつきや乾燥の原因に。
- 過度なダイエット: 髪の主成分であるタンパク質や、健やかな髪を育てるビタミン・ミネラルが不足し、髪が細く弱くなる。
これらのダメージが長年蓄積されることで、髪の体力はどんどん奪われ、うねりやパサつきに抵抗できない弱い髪になってしまうのです。


【実践編】私がたどり着いた「うねり髪」改善ヘアケア術
原因がわかったら、次はいよいよ対策です!ここでは、私が実際に試し、効果を実感した具体的なヘアケア術をご紹介します。今日から始められることばかりですのでぜひご覧ください。
シャンプー選びが運命の分かれ道!洗浄成分と保湿力に注目
うねり髪対策は、毎日のシャンプー選びから始まります。私が重視したのは、「優しい洗浄成分」と「高い保湿力」の2つ。
市販の安価なシャンプーに多い「高級アルコール系」の洗浄成分は、洗浄力が強い反面、頭皮や髪のうるおいを奪いがち。40代のデリケートな髪には、アミノ酸系やベタイン系といったマイルドな洗浄成分がおすすめです。
私の愛用品「ハホニコプロ ラメイ ヘアクレンジング」はここが違った
色々試した中で、私が「これだ!」と感動したのが「ハホニコプロ ラメイ ヘアクレンジング」です。美容室専売品ですが、ネットでも購入できます。
- ヘマチン配合: カラーやパーマで傷んだ髪を補修し、髪を本来のしっかりした状態に近づけてくれます。使い続けると、髪にハリとコシが戻ってくるのを実感できました。
- 濃密な泡立ち: アミノ酸系なのに泡立ちが良く、キシキシ感ゼロ。まるでトリートメントで洗っているかのような、しっとりなめらかな洗い心地です。
- 保湿力の高さ: 洗い流した瞬間から「あ、いつもと違う」とわかるくらい、髪がうるおいで満たされている感じがします。ドライヤー後もパサつきにくくなりました。
シャンプーを変えるだけで、髪のまとまりが格段に変わることを、ぜひ体験してほしいです。
しかもコスパも最高です。私は4,000mlを購入していますが、1年以上持っていますので、ドラッグストアで市販品を購入するよりコスパがよいですし、サロン専売品でかつ、成分にこだわるハホニコのシャンプーです。


ドライヤーは「乾かし方」が9割!うねりを抑える温風テクニック
「どうせうねるから…」と、ドライヤーを適当に済ませていませんか?それは絶対にNG!正しい乾かし方をマスターすれば、うねりは劇的に抑えられます。
【うねりを抑えるドライヤー術】
- タオルドライを丁寧に: まずはタオルで優しく挟み込むように、髪の水分をしっかり取ります。ゴシゴシはキューティクルを傷つけるので厳禁!
- 洗い流さないトリートメントを髪に馴染ませコームで必ず梳かしてからドライヤーを当てる。
- 根元から乾かす: 髪を持ち上げ、根元に指を入れて地肌をこするようにしながら温風を当てます。うねりの原因となる「生えグセ」をリセットするイメージです。
- 上から下に風を当てる: 髪の表面をなでるように、必ず上から下に向かって風を当てます。こうすることでキューティクルが整い、ツヤが出てまとまりやすくなります。
- 軽く引っ張りながら乾かす: うねりが気になる部分は、手ぐしで髪を優しく引っ張りながらテンションをかけて乾かすと、クセが伸びやすくなります。
- 仕上げは冷風で!: 8割〜9割乾いたら、全体に冷風を当てます。キューティクルが引き締まり、セットした形がキープされ、ツヤもアップします。
このひと手間をかけるだけで、翌朝のスタイリングが驚くほど楽になりますよ。特にドライヤーを当てる前にしっかりとコームで梳かすのがポイントです。洗い流さないトリートメントもこの時にしっかりと浸透させます。
洗い流さないトリートメントやスカルプエッセンスが重要!
パサつきがちな40代の髪には、ドライヤー前後の洗い流さないトリートメントやスカルプケアが必須。私は目的別に「夜」と「朝」に分けることで、一日中まとまる髪をキープしています。
【夜】ミルボン「エルジューダ グレイスオンセラム」で寝ている間に集中ケア
お風呂上がり、タオルドライ後の濡れた髪には、オイルタイプのトリートメントが最適。私のお気に入りは、もはや殿堂入りのミルボン「エルジューダ グレイスオンセラム」です。
- なめらかなテクスチャー: 重すぎず軽すぎない絶妙なオイルで、髪にスッとなじみます。
- 熱から髪を保護: ドライヤーの熱を利用して髪を補修してくれる成分が入っており、乾かすほどにツヤが出ます。
- 翌朝のまとまり: これを使うと、寝癖やうねりが本当につきにくい!朝、手ぐしでスッとまとまる髪に感動します。
夜のうちにしっかり保湿と補修をしておくことが、日中のうねりを防ぐ最大の秘訣です。


【朝】スティーブンノル「スカルプエッセンス」で頭皮から元気に!
朝のスタイリング前には、頭皮ケアをプラス。顔に化粧水をつけるのと同じ感覚で、頭皮にもうるおいと栄養を与えてあげましょう。私が使っているのは、スティーブンノル「コレクション スカルプエッセンス」です。
- ジェットスプレーで爽快: シューッと直接頭皮にスプレーできるので、気持ちよくて朝の習慣にぴったり。
- 頭皮の血行促進: スプレー後に指の腹で優しくマッサージすることで、頭皮の血行が良くなり、根元からふんわり立ち上がります。
- 健やかな髪を育む: 頭皮環境を整えることで、これから生えてくる髪を元気に育む土台作りができます。未来の髪への投資ですね。


もう怖くない!雨の日・湿気の日の「うねり&アホ毛」対策
万全のケアをしていても、湿度の高い雨の日は手強い相手。でも、便利なアイテムとちょっとした工夫で、憂鬱な雨の日も乗り切れます!
雨の日は「あえて」アレンジ!簡単まとめ髪で乗り切る
湿気でどうせ広がってしまうなら、いっそのこと潔くまとめてしまうのが得策です。無理にストレートを維持しようとするより、精神的にもずっと楽ですよ。
- くるりんぱローポニー: 一つに結んでくるりんぱするだけ。トップを少し引き出すと、こなれ感が出ます。
- お団子ヘア: 高めの位置で元気な印象に、低めの位置なら落ち着いた大人な雰囲気に。
- ヘアクリップでざっくり留め: ねじってクリップで留めるだけの簡単アレンジ。後れ毛を少し出すのがポイント。
スタイリング剤を少しつけてからまとめると、崩れにくくアホ毛も抑えられます。
最終兵器!「エルジューダ ポイントケアスティック」でアホ毛を瞬殺
外出先で鏡を見たら「アホ毛がぴょんぴょん!」そんな緊急事態に、ポーチに忍ばせておくと絶対に安心なのが、「エルジューダ ポイントケアスティック」です。
マスカラのようなブラシで、気になるアホ毛や前髪の浮き毛をサッとなでるだけ。ベタつかずに、自然に髪を落ち着かせてくれます。コンパクトで持ち運びにも便利。これ一つあるだけで、雨の日のお守りになりますよ。


うねりを活かす?隠す?40代におすすめの髪型3選
ヘアケアと同時に見直したいのが「髪型」。うねりを無理に抑えつけるのではなく、上手に活かしたり、目立たなくさせたりする髪型を選ぶのも賢い方法です。美容師さんに相談する際の参考にしてみてください。
【うねりを活かす】ふんわりレイヤーボブ
うねりをパーマのように活かせるのがレイヤーボブ。髪の表面に段差(レイヤー)を入れることで、自然な動きと軽やかさが出ます。スタイリングも、ムースやワックスを揉み込むだけでOKなので、とっても簡単です。


【うねりを隠す】ツヤ感が命の丸みショート
思い切ってショートにするのもおすすめ。髪の重みでうねりが出やすいロングヘアと違い、ショートはクセが出にくいのが特徴です。後頭部に丸みを持たせたシルエットなら、頭の形もきれいに見え、若々しい印象になります。ツヤの出るスタイリング剤で仕上げるのがポイント。
【結んでもおろしてもOK】扱いやすい鎖骨ミディアム
結べる長さをキープしたい方には、鎖骨ラインのミディアムヘアが人気。毛先に少し重さを残すことで、髪がまとまりやすくなります。内巻きにブローすれば上品に、外ハネにすればカジュアルにと、アレンジの幅が広いのも40代女性に嬉しい魅力です。
まとめ:40代の髪の悩みは、正しいケアで必ず変わります!
40代の髪の悩み、特にうねりやパサつきは、女性ホルモンの変化や頭皮の老化など、自分ではどうしようもない原因も確かにあります。でも、だからといって諦める必要はまったくありません。
- 原因を正しく知ること
- 今の自分に合ったヘアケアを選ぶこと
- 日々の小さな習慣を見直すこと
この3つの対策を意識するだけで、少しずつ髪は変わっていきます。
かつては鏡を見るたびにため息をついていた私ですが、今では自分の髪と上手に付き合えるようになりました。この記事が、あなたにとってその第一歩となることを心から願っています。一緒に、ツヤやかでまとまりのある素敵な髪を目指しましょう!